漫画「ONE OUTS(ワンナウツ)」のあらすじ(ネタバレ)!最初から最終話まで解説します。

漫画「ONE OUTS(ワンナウツ)」のあらすじ(ネタバレ)!最初から最終話まで解説します。

ビジネスジャンプで1998年から連載されていた
人気漫画「ONE OUTS(ワンナウツ)」(作者:甲斐谷忍)のネタバレ

東亜はワンナウツ契約を全う出来たのか?

リカオンズは優勝する事が出来たのか?

などなど「ONE OUTS(ワンナウツ)」のあらすじ・ストーリーを
最初から最後まで話していきたいと思います。

 

 

ここでは

「ONE OUTS(ワンナウツ)」

のあらすじ・ストーリーについて最初から最後まで
ネタバレありで話しています。

もし、ネタバレは見たくない!どんな漫画かだけを知りたい!

という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。

漫画「ONE OUTS(ワンナウツ)」は野球盤ライアーゲームだね

 

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それでは「ONE OUTS(ワンナウツ)」のあらすじについて話していきます。

 

 

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1.プロローグ

主人公の渡久地東亜(とぐち とうあ)は沖縄県で
賭野球(ワンナウト)を生業として生計を立てていました。
(ワンナウトとは独自のルールで行われる一打席勝負)


(主人公の 渡久地 東亜)

 

その賭野球に間違って参加してしまったチームメイトを救うために
「リカオンズ」のスター選手である児島弘道(こじま ひろみち)と対決


(リカオンズのスター 児島 弘道)

 

120km前後のストレートしか持っていない東亜ですが
児島の心理を巧みに読んで、見事に打ち取った東亜

完敗した児島は東亜にリベンジするために
選手生命を賭けて東亜との再戦を約束します。

そのリベンジマッチに見事に勝利した児島は
東亜の投球術に惚れてリカオンズにスカウトします。

「リカオンズ」は万年弱小のダメチーム

 

特にオーナーの彩川恒雄(さいかわ つねお)は金にしか興味がなく
金の為ならチームが負けても喜び、八百長まがいの事にも手を染める最悪のオーナー。


(リカオンズのオーナー 彩川 恒雄)

東亜の加入について無駄な人件費をかけたくない彩川は
東亜に過酷な契約条件を突きつけますが

東亜はワンナウトを取るごとにプラス500万円

逆に1点取られるごとにマイナス5000万円

という破格の条件を提示します。

前代未聞の条件で入団を果たした東亜。

果たして東亜はプロで稼ぐことが出来るのか?

東亜の入ったリカオンズは強豪チームになれるのか?

 


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2.彩川との勝負で膨大に膨れ上がる年俸!

最優秀防御率を誇るピッチャーでもプラマイ0

という破格の契約に彩川も高をくくっていましたが、

東亜は点を取られる事なく抑えていき、
どんどん年俸を上乗せしていきます。

 

焦った彩川はどんどん追加の条件をつけて東亜を貶めていこうとします。

そして、マリナーズ戦で3連投を命じます。

3戦目にレート20倍という無理な設定を設けて16点を取られた東亜

このまま一気に大借金への道を辿るかと思いきや
相手の試合放棄を誘導して失点0の状態で切り抜けます。

 

次にリカオンズは、快足ランナーのジョンソン、
策士の監督である城丘率いるバガブーズとの対戦します。

彩川は東亜に対して、ランナーが三塁にいるときだけ登板させ、
それ以外はセカンドを守るという奇策にでます。

そして、レートを20倍にしたところで

東亜はジョンソンにホームスチールを許し、
一点を取られてしまいます。

 

しかし、東亜はジョンソンの弱点を様々な角度から見抜き、

ジョンソン率いるバガブーズを圧倒。

そして東亜はアウトを積み重ねて、リカオンズはバガブーズに三連勝します。

東亜の年俸は42億円まで膨れ上がっていました。

 

次なる相手はホームで異様な強さを見せるブルーマーズ。

余りのホームでの強さにイカサマを確信した
彩川はここで東亜の貯金を奪いにいきます。

ブルーマーズはヘッドコーチである城丘弟が仕組んだ
サイン盗みやイカサマボールを使った偽ナックルボール

などに苦しみ初戦を落とします。

しかし、東亜はイカサマの仕組みを見抜き、逆手に取った上で2戦目を取り返します。

 

困窮した彩川は3戦目に東亜を罠にはめようとします。

この日の試合で勝利寸前のところに行ったところで
紙ヤスリを仕込まれ、イカサマの罪を着せられます。

しかし、東亜はそれも見抜いた上で、
紙ヤスリを相手の選手に隠れて渡す

という荒業をやり返し、この試合も完勝します。

そして、年俸は43億6000万円まで膨れ上がっていきます。

 


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3.連帯責任でのワンナウツ勝負!そして、リカオンズ消滅の危機!

彩川は東亜に試合以外で罠を仕掛けます。

東亜はプロの当たり屋に事故を起こされ、

謹慎処分となってしまうのでした。

ただ、プロの当たり屋を彩川以上の金額で買収した事で状況を変え

5日の謹慎で抑えた事で、損失はマイナス25億円に抑えます。

 

彩川は次なる手としてセ・リーグのチームであるガラリアンズに
東亜を20億円のトレードで放出を決めます。

しかし、東亜は児島との約束(リカオンズを優勝させる)を守る為、

ポンコツ3人組(ムルワカ、菅平、倉井)も連帯となる
ワンナウツ契約を結び、トレードを阻止します。

ちなみにバッターのワンナウツ契約は

スリーアウトでマイナス5000万円、1打点でプラス5000万円というものです。

 

当初は三人に足を引っ張られてマイナスを刻みますが、

スーパーパワーヒッターのムルワカと
160kmを超える速球を投げる倉井の才能が徐々に開花。

最終的な東亜の後押しもあって覚醒します。

 

彩川はこの東亜軍団の活躍により、どんどん負債を膨らませていきます。

そして東亜はフィンガースの四番である天海太陽と倉井の勝負に

別枠で20億円を賭ける勝負を彩川に提案します。

それを受けた彩川ですが、結果は倉井の勝ち。

東亜の年俸は約60億円まで上がっていました。

 

彩川は最後のあがきとして、レートを300倍にして東亜に勝負を挑みますが、

この勝負も東亜にしてやられて300億円以上の負債を抱えてバーストします。

そして、彩川はリカオンズを売却に出すのでした。

 


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4.オーナー渡久地誕生!優勝を目指して突っ走る!

売却のニュースに困惑するリカオンズの選手達ですが、
東亜はここまでも完璧に頭に入れて先手を打ち、

最終的には巨万の富をバックに東亜が個人で球団を買収します。

東亜は児島からプロに誘われ、優勝を目指す中で、

腐ったオーナーが最大の邪魔者だと判断して、
計画的に球団買収を行ったのでした。

 

東亜はリカオンズの選手達にプロ意識を植え付ける為、
MVPチケットという制度を使い、

その日活躍した選手に多額の現金をわたす渡すという作戦に出ます。

これにより自分側チームを勝たせるという意識が芽生えた

リカオンズは二位に浮上して、一位のマリナーズを追います。

 

マリナーズは球界のドンであるガラリアンズのオーナー田辺の命令で、

他の球団からスター選手を集め、最強チームが出来上がります。

これによりマリナーズはより一層強化され、隙のないチームに仕上がります。

 

しかし、東亜は生きた球を投げれば50万円の報奨金をゲット出来る

という規定を作り、リカオンズ投手陣に恐怖心をなくさせます。

東亜は試合前にオーナー必死会見を開き、マリナーズの選手に対して揺さぶるコメントを連発。

マリナーズの内部分裂を誘います。

様々な策を講じて、リカオンズは必死にマリナーズに食らいつき

二強状態でペナントレースを戦っていきます。

 

リカオンズが若干優勢になってきた時、

マリナーズの主軸である高見は東亜攻略の糸口を掴み、
試合で東亜から初めてのホームランを放ちます。

この東亜攻略法をマリナーズナインに浸透させていった高見は東亜を攻略。

ボコボコに打ち崩します。

 

自分が攻略されていることを知りつつ、

東亜はリカオンズ優勝のために、
様々な戦略をリカオンズナインに授けていきます。

 

そして、1.5ゲーム差で迎えたマリナーズとの最後の5連戦。

第一戦に登板した東亜は高見を中心とした
マリナーズ打線にボコボコに打たれ36点を献上します。

東亜は打たれ続けながらもマリナーズ打線の
バッティングフォームを崩すという戦略に出て、

その後3戦続けてリカオンズが勝利を収めます。

 

そして、最終戦を勝利したリカオンズは見事に優勝します。

しかし、最終戦のベンチに東亜はいませんでした。

 

そのまま日本シリーズも勝利したリカオンズは

一市民球団として初代監督に児島を迎えて再興の道を歩んでいました。

監督に就任した児島が

この空の下のどこかで東亜がリカオンズを見守っていること

を信じている場面を描いて、ワンナウツは終了となります。

 

 

「ONE OUTS(ワンナウツ)」の全体評

ここまでずっと「ONE OUTS(ワンナウツ)」のあらすじ(ネタバレ)を語ってきました。

 

この漫画は野球漫画でありながらも野球漫画ではない

というテーマで描かれていますが

かなり綺麗にエンディングが描かれていましたね~。

 

主人公の渡久地東亜という人物は

”とにかく現実主義でお金についてもがめつい”

という設定でしたが、

最後の方は児島との約束を守るために

ガムシャラにリカオンズを強くする正義漢に変わっていきました。

 

個人的にはもっととげとげしく毒々しい東亜が好きでしたが

読んでいる人が満足感を感じられる方向へ
向かっていったという印象です。

ハッピーエンドでありながらも
やや物悲しくなるようなエンディングは

甲斐谷忍さんの心憎い演出だなぁと思いました。

 

野球漫画として見ると、ちょっとトリッキーすぎて
見ていられないかもしれませんが

ライアーゲームやカイジのような漫画が好きな人は合うと思いますので、

是非、漫画を見て確かめてほしいなぁと思います。

 

 

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