ファンタジーかと思いきや後半はドキドキの展開「紅茶王子」の見どころを紹介!【あらすじ・感想】

「私専属の王子様がいたら…」誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。そこで今回はカッコよい理想の王子様がたくさん登場する紅茶王子をレビューしたいと思います。

 

紅茶王子について

作者:山田南平

巻数:全25巻(コミック/文庫版は全12巻)

 

簡単なあらすじ

この作品の舞台はとある高校。紅茶同好会の部長、吉岡泰子という主人公がある日学校の屋上で月夜のお茶会を部員のそめこ、ハルカと開催。さぁ紅茶をいれたぞーと思った矢先、紅茶の中から小さな王子様が?!

 

なんと自分の願い事を3つまで叶えてくれるということに!しかもその王子様、人間サイズに大きくなれてそれがものすごくイケメンなんです!

巻を追うごとに美形紅茶王子が増えていき、禁断の恋愛が始まる最後までドキドキのストーリー!

ここが見どころ!

この作品は何といっても美形のキャラクターがたくさん出てきます。作中で出てくるアッサムという紅茶王子は紅茶の国の王子様。褐色で背が高くめちゃめちゃ美形!少しぶっきらぼうでなところもありますが心はすごく優しくて登場してから最終回まで彼の魅力に翻弄されまくりでした。

 

他にも、アールグレイ、セイロン、オレンジペコー(こちらは紅茶王女)、紅牡丹(ほんむーたん)などなど多数の美形キャラクターが登場します。紅茶王子を呼び出した人は「ご主人様」と呼ばれていつでもどこでも美形紅茶王子がそばにいてご主人様を守ってくれるのです…!

 

話の始めは学園ファンタジーものという感じなのですが終盤になるにつれてだんだん内容が深刻に濃くなっていき、アッサムの両親の秘密や主人公、泰子との禁断の恋愛も始まって目が離せない展開になっています。

 

20年前の作品という事もあり現代の漫画の内容に比べるとかなり濃く仕上がっています。学園ものなので季節ごとに運動会、文化祭などイベントが開催されるのも楽しいです。しかも作者の山田南平先生は一人一人のキャラクターをかなり掘り下げて作品を作る先生なので本当に漫画の中で生きているかのような生命力のある作品になっています。

泰子が紅茶同好会の部長ということもあり、美味しい紅茶の入れ方や茶葉の種類などを説明するシーンもあり、今まで紅茶に興味がなかった人もこの作品を読むと紅茶にはまってしまうかもしれません。

 

こんな人におすすめ

恋愛だけでなく、主人公たちの生きてきた背景、家族にも焦点を当てた作品なのでオトナの女性でも十分に楽しめる作品です。

 

また、学校生活の描写が充実していて楽しそうに描かれているので学生時代はあまり楽しくなかった…という方もこの作品を読めば自分も一緒に楽しい学園生活を送っている気分を味わう事が出来ること間違いなしです!

 

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