色あせないパラレルストーリー!『姫ちゃんのリボン』をオススメする理由【あらすじ・感想】

漫画紹介

『姫ちゃんのリボン』(水沢めぐみ)は、1990年~1994年に『りぼん』で連載されていた少女漫画です。当時の『りぼん』と言えば『なかよし』と少女漫画雑誌の人気を2分していたほどの人気がありました。そんな『りぼん』の看板漫画と言えたのが、この『姫ちゃんのリボン』です。アニメ化もされました。

作者:水沢めぐみ

巻数:全10巻

 

あらすじ

自分が、女の子らしくないところにコンプレックスを持つ女子中学生・野々原姫子。ある日、自分にそっくりな魔法の国の住人・エリカから魔法のアイテムをもらう。そのアイテムとは、どんな人にも変身できる魔法のリボンだった。

 

バレたら終わり。古き良き時代のドタバタ魔法少女劇

主人公の姫子は、エリカからどんな人にも変身できる魔法のリボンをもらうわけですが、リボンの秘密を他の人に知られるとペナルティを科せられます。

 

他にも、使用するに当たっていろいろなルールがあるのですが、この辺りに魔法少女漫画の要素がこの作品に見られます。人間が入れ替わるというドタバタ劇もこの漫画の魅力のひとつです。

 

主人公・野々原姫子の魅力

主人公である姫ちゃんこと野々原姫子という女の子は、野々原家美人3姉妹の次女です。長女の愛子は、容姿端麗でおしとやかな美少女なのですが、この次女の姫子は男勝りのおてんば。

 

しかし、こと恋愛に関しては、ものすごく傷つきやすくて臆病な女の子なのです。だから、完璧人間である姉に対してコンプレックスを抱いています。この2面性が、この主人公の魅力なのではないかと思っています。物語では、エリカとの出会いで少しずつ変わっていく姫ちゃんの成長が楽しめます。

 

当時の少女達の憧れの男・小林大地

この漫画の準主人公で、何かと姫子の手助けをしてくれるのが、同級生の小林大地君。この大地君が、非の打ち所のないイケメンキャラでして、当時の少女達の願望を全て詰め込めたようおな男性キャラとなっています。

 

しかし、今読んでみるとあまりにも完璧過ぎて好感が持てないかもしれません。このように少女漫画の男性キャラも、その時代の流行を反映していて読んでいておもしろいところでもあります。

 

少女漫画の入門にも

この作品は、少女漫画ながら老若男女、いろんな人向けな作品だと思います。女性はもちろんこと、男性が読んでも十分楽しめます。少女漫画に抵抗のある男性の人にも、入門用としてオススメできます。20年以上前の作品ですが、絵柄に古臭さもなく、いつの時代にも愛されるような作品だと思います。

 

また、23年ぶりに新刊が出ています!こちらも要チェックですね!

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