月刊少年チャンピオンで１９９０年から連載されていた
人気漫画「クローズ」（作者：高橋ヒロシ）について
最終回・最終話を含むあらすじを語っていきたいと思います（ネタバレがあります）
春道はどのように高校生活を終えたのか？？
ブル、龍信、美藤、マコらはどのような道に進んだのか？？
などなど「クローズ」最終回のあらすじ・ストーリーを
最初から最後まで話していきたいと思います。
今回、取り上げたのは
月刊少年チャンピオンで１９９０年から連載されていた
「クローズ」
です。
この漫画での最終回のあらすじ・ストーリーについて
ネタバレありで話しています。
もし、「ネタバレは見たくない！どんな漫画かだけを知りたい！」
という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。
⇒（参考）「クローズ」を見ていると不良になる意味の無さを感じる…
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それでは「クローズ」の最終回（ネタバレ）について話していきます。
「クローズ」を無料で読むには
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１．最終回までの流れ
悪の巣窟ともいえる不良高校「鈴蘭高校」
この学校に転校してきた主人公坊屋春道（ぼうやはるみち）は
転校初日に早速喧嘩を売られますが
外見の適当さからは想像もつなかい喧嘩の強さで
鈴蘭高校の中で一気に話題の人となります。
鈴蘭高校の最大派閥であった阪東秀人（ばんどうひでと）は
転校初日にいきなり目立った春道を潰そうと画策します。
阪東は鈴蘭高校の王となるべく、波乱分子である
桐島ヒロミ、本城俊明（ポン）、杉原誠（マコ）らを
集団の力でボコボコにしますが、春道がヒロミらに手を貸したことで形勢逆転
阪東の影響力は弱まっていき、追い詰められた阪東は春道をタイマン勝負を行い
負けてしまったことで、春道が事実上の鈴蘭高校ナンバーワンとなります。
しかし、鈴蘭高校の権力争いと無関係のところに
最強と噂される人物が一人いました。
その人物の名前はリンダマン（林田恵）
春道は誰とも群れないリンダマンに対して戦いを挑みますが
両者ノックダウンという形で引き分けに終わります
（両者共に自分が負けたと思っている）
阪東は武装戦線という族グループに所属していたため
武装戦線の長である九能秀臣は春道を潰そうと動きます。
抗争が激しくなる中、春道は武装戦線でナンバーワンの実力を持つ
九能龍信とのタイマン勝負に発展します。
ボクシングスキルを持つ龍信に苦戦するものの春道は勝利
武装戦線との抗争は終焉を迎え、龍信との友情も生まれるのでした。
その後、春道は焚八商業の古川修（通称：ブル）と仲を深め
ブルは黒咲工業のマルケン、カクケンと黒焚連合
という団体を立ち上げると高梨修や片山千秋なども加えて勢力を拡大。
そんな黒焚連合は県南五人組の強豪、
テル（藤川輝）・キーコ（木島好一）と争いを始め
パルコ（春山孝一）を仲間に加えて暴れはじめます。
そんな３人と相対したのが、春道、龍信、千秋の３人
龍信はテルを倒し、兄弟分になり
パルコは千秋を倒した後、友情が芽生え
キーコは春道に歯が立たず一方的に敗れたものの友情を育むのでした。
一時の平和が訪れたかに思えましたが
スキンヘッドの鳳仙学園が鈴蘭に抗争を持ちかけてきます。
中でも鳳仙のトップである美藤竜也は過去に龍信を一蹴した経歴があり
美藤率いる鳳仙が鈴蘭の生徒達をどんどん潰していきます。
この状況に怒った春道は美藤とタイマン勝負を行います。
素早い動きと高い攻撃力に翻弄されますが
最後は春道のパワーが上回り、美藤を撃破。
鳳仙との抗争は終焉を迎えるのでした。
数々の抗争を経て、１年が終わろうとしていました。
春道は自らが勝てなかったリンダマンに挑戦するべく
タイマン勝負を挑みます。
死闘を繰り広げ、互角の戦いを見せましたが、最後はリンダマンが勝利
春道は高校生活最初で最後の敗北を味わうのでした。
春道が３年生に進級したことで１年生が入ってきます。
各中学校で名を挙げた不良が集まり
花澤三郎（通称：ゼットン）、加東秀吉、岩城軍司
などが争いますが、勝利したのはゼットン。
ゼットンは１年生代表として春道に挑みますが、春道の貫禄勝ち
鈴蘭の代表を譲りません。
黒焚連合には中島信助
武装戦線には武田好誠
鳳仙には金山丈（通称：キングジョー）
が加わり、世代交代を実現するべく
ブルｖｓ金山丈
春道ｖｓ中島信助
のタイマンが行われます。
結果はブル・春道が勝利したものの新たな世代を予感させる強者が誕生するのでした。
そんな中、スネイク・ヘッズという族が
パルコ達の地元で幅を利かせはじめ
パルコの仲間だった陣内公平がスネイク・ヘッズを利用して
町を牛耳ろうと市内の各チームを制圧していきます。
パルコは春道に助けを求めると、春道は龍信、美藤を連れて
パルコの地元へ乗り込んでいきます。
圧倒的な戦力をバックに、不意打ちなどを仕掛けられ
春道らは倒されてしまいますが、田増強のバックアップや
鈴蘭、鳳仙、武装戦線の軍勢が加わった事で勢力を盛り返し
幹部達とのタイマン勝負に挑みます。
春道は真弓鉄次と
龍信は大島智之と
美藤は志賀幸夫と
タイマン勝負をしますが、春道・龍信・美藤が完勝。
公平は身内である園田に刃物で刺され、亡くなってしまいます。
しばしの平穏が訪れた後、日本不良界最強の男と言われる
九頭神竜男が春道の地元にやってきます。
九頭神は萬侍帝国という巨大なチームの中で
最強のケンカ屋として名を馳せていましたが
突き抜けた凶暴さゆえに頭を襲名することが出来ずに暴れ回っていました。
九頭神は武田、キングジョー、ゼットンを一方的に叩きのめし
その力を誇示しますが、ここに春道が現れます。
激しいタイマン勝負をした上で、最後に勝利したのは春道。
九頭神は春道に敗れたことで人間性を取り戻すのでした。
最後の抗争が終了し、いよいよ春道達の卒業が間近になります。
そして、物語は最終回へと向かいます。
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２．最終回のストーリー
雪が降るある日。
ヒロミ達は皆で仲良く喋りながら春道を待っていました。
そんなヒロミ達に声をかけてきたのはＯＢの桂木
ヒロミは桂木にリンダマンの近況を聞くと
桂木は「リンダマンはなんでもありの格闘技を出場するため大阪にいる」
と近況を伝え、春道の近況を聞きます。
ヒロミは「春道は今じゃ敵なしだという事をリンダマンに伝えてくれ」
と言い、桂木と別れるのでした。
場面は変わり、ガソリンスタンドで働くテルの描写になります。
テルの元を訪れたキーコとパルコはパチンコをするため、
お金を借りにテルの元へやってきたのでした。
テルは抗争で亡くなった公平の事を思いながら、二人にお金を貸します。
再びヒロミ達の場面に変わります。
ヒロミは阪東からバンドに誘われたことを仲間に話し
バンド活動を始めることを伝えるのでした。
ここで龍信の場面に移ります。
ボクサーとしてデビュー戦を勝利した龍信
トレーニング後に帰宅する龍信に話しかける先輩は
美藤もボクシングを始めたことを告げます。
ケンカのライバルであった二人は
ボクサーとしてもライバルの道を歩むようになり
お互いに「楽しくなりそーだな」と思います。
一方、１０回近く免許のための試験を受けていたブルは
ついに合格を果たし、試験管と抱き合って喜びます。
そして、黒焚連合のその後が語られます。
ブルは実家の古川鉄工に入社し、５年後に社長である父親の跡を継ぎ
ずばぬけた体力と持ち前の明るさで古川鉄鋼を大きく発展させます。
高梨修は東京へ行き、役者の道を目指し
片山千秋は天山建設に就職し、現場の人気者となります。
マルケンは実家である丸山酒店を継ぎ経営者として活躍
カクケンは古川鉄鋼に就職。
それぞれの進路が語られる中で、春道にスポットが当たります。
ヤス宛に田増強から手紙が届いていました。
田増は自分の近況や仲間たちに近況を伝えつつ
春道が卒業後、どのような道に進んだのか？
という事をヤスに聞きます。
ヤスは春道について
「今、オレの前を元気に走り抜けて行きました！」
と手紙にしたためます。
春道は、
思うところがあって自らすすんで
あと１年この学舎に席を置き、
己についてじっくり考えることに決めたのだ
とヤスに伝えると、ヤスは
「ダブったんでしょーが！！」
とツッコミながらも楽しそうに春道についていきます。
楽しそうな春道とヤスを背景に
電柱に止まるカラスを大きく描いたところで
「クローズ」は終了となります。
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「クローズ」最終回の感想
「クローズ」の最終回は
主要キャラクターの卒業後を描いて終了となりました。
学生の醍醐味と言えば「出会いと別れ」ですよね。
今回、春道はダブってしまいましたが
基本的に学生は３年間で別々の道を歩むようになります。
よほど仲が良ければ、ずっと付き合い続けるのかもしれませんが
普通は会う回数もどんどん減っていき疎遠になっていく。
そう考えると学生時代の人生の密度というものは
特別なものだと思います。
そんな特別な感情が伝わる最後でした。
そんな中で「春道、卒業せいや！！」という
ツッコミがあり、笑いどころも忘れていない
いいエンディングでしたね。
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Post source：漫画「クローズ」のあらすじ（最終回含む）をひとまとめ、結末はこうなった！