ゆるやか歴史もののちょっと江戸までのあらすじと感想

もしも○○なら・・・とだれもが空想をしたことがあるはずです。そこで、今回はもしも現代か明治維新がなく、平成まで江戸時代のままだったらという時代設定のちょっと江戸までをレビューしたいと思います。

 

ちょっと江戸までについて

作者:

巻数:全6巻

 

簡単なあらすじ

この作品の舞台は明治維新がないままの江戸時代。大身旗本で江戸町奉行の桜井貴晄は父親の今際の言葉からもう一人の弟妹の存在を知り、家臣を使いに出し、幼少の貴晄にそっくりな子供、そうびを引き取ります。江戸へ連れられて来たそうびに何が待っているのか。

 

華麗なる登場人物が見所

まず魅力的なのは主人公のそうび。見た目は男の子ですが、きちんと着物を着れば美少女になるといる麗人。宝塚並の女子にモテる系女子。無意識に父譲りのセクシーフェロモンを振りまくシーンは絵がキレイ。

 

次に恋愛ものの話でもあるので、男の子も紹介したいと思います。

 

江戸時代設定だけあって、あの御三家水戸家が出てきます。その世嗣ぎの水戸迪聖(みちさと)は愛称ミッシェルが違和感がないくらいの女子よりかわいい男子です。権力者サイドならではのセレブなわがままなお坊ちゃんのようで、弱気を助けるをモットーに一般市民を旗本息子から助けるなどいい面もあります。ノブレス・オブリージュさらっとしてる辺り出自とかの設定も細かく出してました。

 

他にも沢山の登場人物がいますが、美麗な方々が多くて見ていてにやついてしまいます。

 

もうひとつの見所としては、江戸時代設定を生かしつつ、現代的な日常の風景を織り混ぜているところです。
特に食べ物屋のシーンでハーゲンダッツが出てきて食べてるところは今時だなと思いますし、セレブ感をだしたかったのかなとまで勘繰りました。

 

そうびたちの通う学校は江戸時代だと昌平坂学問所を元ネタに、現代風に中学、高校になっています。また、現代の設定に合わせて身分制度もありつつ、武士以外も学校にも通っている設定です。

 

ストーリー展開としては、日常ほのぼのだけのようでいて、町のトラブルを解決する面もあります。連載当初の平成20年から始まるストーリーと当時放送されていた大奥の影響もあったのでしようか、時には将軍家のいざこざに巻き込まれたりとハードな一面もあります。

 

こんな人にオススメ

大奥のようなドロドロ展開苦手な方にオススメです。読後感スッキリと読めて悪人なんてそうそういないという安心感が欲しい方にはもってこいです。

 

ガッツリ歴史ものではないですが、ある程度の時代考証もしているのですが、歴史苦手な方でも入りやす内容なのでこれから歴史を学ぶ若いかたもオススメです。

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