漫画「虐殺ハッピーエンド」はハッピーになりそうな気配が全くない…【感想・レビュー・ネタバレなし】

WEB漫画で連載されている
人気漫画「虐殺ハッピーエンド」(原作:宮月新、作画:向浦宏和)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「虐殺ハッピーエンド」の素晴らしさや面白さ
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介する上で若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「虐殺ハッピーエンド」はどのあたりが特徴的なのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「虐殺ハッピーエンド」

です。

 

“虐殺”という言葉と、“ハッピーエンド”という言葉が
相反するものなので、どんなストーリーなのか想像はつかないのですが
言葉の響きからサスペンスやバイオレンスのような印象を受けると思いますが

この漫画のジャンルはお察しの通り「サスペンス」です。

 

同じジャンルの漫画を挙げるとすると

「ブラッディマンデイ」や「僕だけがいない街」

などが挙げられます。

  
(左 ブラッディマンデイ 、 右 僕だけがいない街)

 

ただ、上の2作品よりかは遥かにグロくて
分かりやすいくらいにパニック系の作品に仕上がっています。

その描写はなかなか読む人間を選ぶ仕上がりになっています。

原作の宮月新さんは「虐殺ハッピーエンド」の前に
「不能犯」という漫画をリリースしていて
この漫画は2018年に実写映画化されているんですよね~


(宮月新さんの作品である「不能犯」)

「不能犯」も人間の醜いところにフォーカスして
なかなか後味が悪い漫画に仕上がっているんですが
「虐殺ハッピーエンド」はそれ以上に後味の悪い作品に仕上がっています。

さあ、どんな感じで後味が悪いのかを淡々と話していきましょう!!

 

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「虐殺ハッピーエンド」はどんな作品?

「虐殺ハッピーエンド」は『漫画Park』という
WEBサイトで連載されている人気漫画です。
ジャンルはサスペンス
原作は宮月新、作画は向浦宏和、コミックスは3巻まで発刊されています。
(2018年8月27日現在)

 

原作:宮月新、作画:向浦宏和
出版社:白泉社
掲載誌:漫画Park
掲載期間 2013年10号~
巻数 3巻 (2018年8月27日現在)

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「虐殺ハッピーエンド」の概要とあらすじ

主人公の草壁真琴(くさかべ まこと)は高校生でありながら
病気の妹を抱えてアルバイトを続ける健気な青年でした。


(主人公の 草壁 真琴)

妹の草壁詩織(くさかべ しおり)は長くて2ヶ月と宣告されている重病人

詩織が助かるには移植手術を行うしかなく
移植手術に必要なドナーを探している状態です。

 

そんな詩織を助けるため、真琴は

「何があっても詩織を助けると誓います」

真琴の父親は飲んだくれで詩織の入院費を使い込み
真琴は途方に暮れて、神社の前で

「こんな毎日が続くなら、僕と詩織に明日なんか来なければ良い」

と叫びます。

 

そんな真琴に詩織のドナーが見つかったという吉報が届きます。

喜び勇む真琴は父親に使い込まれたお金を再び稼ぐ事を誓い
希望を見出しますが、真琴に不思議な現象が襲います。

なんと時間が巻き戻り、日付が7月10日に戻ってしまったのです。

世界全体の時間が巻き戻るのですが
真琴と詩織だけは時間が巻き戻らず
日一日と時間が経過してしまっている事が分かります。

世界中の時間が戻っている中で
時が進みどんどん体調が悪くなる詩織

 

そんな状況に辟易した真琴は職場の同僚であり、チンピラである
脇田から暴力を受けた事で逆に殺してしまいます。

真琴は動揺しますが、日付が進まないから大丈夫だと安堵します。

しかし、脇田を殺した翌日は日付が進み7月11日を迎える真琴

人を殺すと時間が巻き戻らずに日付が進むことを知ります。

 

詩織の手術は1ヶ月後

詩織を手術させるために人を30人殺さないといけない事を悟る真琴

果たして真琴は詩織の手術日を迎える事が出来るのか?

タイムワープという設定を前提に
様々な殺人を犯す人間の狂気と絶望を描いたサスペンス漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

まあ、設定はめちゃくちゃです(笑)

まさに漫画の為に作られた話

という感じなんですが、

それだけにスリリングでスピーディーな展開が用意されています。

 

“さすがにそんな事、起きる訳ないでしょ!”

というような展開が多くみられるのですが
そこはエンターテインメントの漫画の世界なので
無粋なツッコミはなしです。

この奇抜な発想から生まれた漫画「虐殺ハッピーエンド」の魅力
そして、素晴らしさを語っていきたいと思います。

 


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「虐殺ハッピーエンド」のここが凄い!

とにかくスピード感が凄くて、目が離せない!

「虐殺ハッピーエンド」の主人公である草壁真琴は
呪いのようなタイムワープをかけられることで

“どんどん人を殺していきます”

まあ、あらすじを読んでもらった段階で
そうなる事は想像できると思うんですが

1日1人殺していく訳ですから
とにかく凄いスピードで人が死んでいきます。

作画を担当している向浦宏和さんの絵力もあって
殺すシーンはとにかく壮絶です

 

まさに読む人を選ぶ漫画だと言えますが
そのスピードと絵の力から後味の悪い気持ちになると分かっていても
目を離すことが出来ません。

この夢中にさせるジェットコースター的な展開が「虐殺ハッピーエンド」の最大の魅力です。

 

ここもまあ漫画という感じなんですが
次々と殺されるべき人間が出てきます。

真琴が何の罪もない一般人を殺し始めてしまうと
ただの悪人になってしまうので
そのあたりを考慮してどんどん悪い奴が出てくるんですが

ご都合主義だと分かっていながらも
悪事を働く人間たちと真琴から目が離せません。

昔、アメリカのドラマで「24(トウェンティーフォー)」
というドラマがやっていましたが
このドラマに展開がちょっと似ているんですよね~

何か事件が起こったと思ったら、すぐに解決して
すぐに次の事件に向かい、それもすぐに解決して、次の事件が起きる。

 

「虐殺ハッピーエンド」もどんどん悪人が出てきて
真琴に殺されては、次の悪人が出てくるという展開

分かっていても抜けられない真っ黒なダークジェットコースターに乗れる

という作品に仕上がっているのが「虐殺ハッピーエンド」の魅力です。

 

狂気!狂気!狂気!暗い漫画を見たいならこれだ!

「虐殺ハッピーエンド」は今まで話した内容からも分かる通り
どんどん悪人が出てきて、人が殺されていく訳ですが

人を殺すという行為を繰り返すことで
当然のように真琴の心は狂っていきます。

“まさに狂気の塊です”

 

 

最初は明るくて前向きな真琴ですが
人を殺める事でどんどん表情が変わっていきます。

最初はこんなに爽やかな表情を見せていた真琴はこんな感じ。

 

それが人をどんどん殺していく事でこんな感じになります。

 

そして、殺し続けてくるって来てしまうとこんな感じになります。

まさに「狂気」です。

 

「人の不幸は蜜の味」

と言いますが、めちゃくちゃに救いようのない展開になり

「もうこれ以上の不幸はやめてくれ!」

という思いが止まらなくなりますが
この真琴の狂気に見入ってしまいます。

 

「虐殺ハッピーエンド」という名前がついていますが

本当にハッピーエンドになるんですかね~、この漫画は…

 

今のところハッピーエンドのかけらも見当たらないストーリーですが
もしかしたら詩織が手術して助かったら

真琴が人を殺す前にタイムワープする

という夢オチに近い形が待っているのかもしれません。

いずれにしてもこの暗い展開は劇薬のように中毒性を秘めてきます。

 

究極の不幸と狂気に注目ですね。

 

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「虐殺ハッピーエンド」の全体評

「虐殺ハッピーエンド」はとにもかくにも暗い展開で
進んでいく絶望色の強いサスペンス漫画なので
読む人を選ぶレベルの暗い漫画になっています。

しかし、そんな中にもスピーディーでスリリングな展開は
絶望的なストーリーでも目が離せなくなる魅力があります。

主人公である草壁真琴の狂気は凄みすら感じる仕上がりになっているので
ダークサスペンス、サスペンスホラーが好きな人には
「虐殺ハッピーエンド」を是非読んでほしいですね。

 

 

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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
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