漫画「ウロボロス」は常識を疑う事の大切を教えてくれる【感想・レビュー:ネタバレなし】

月刊コミックパンチで2009年から連載されていた
人気漫画「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」(作者:神崎裕也)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」

です。

 

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」は2009年に連載開始されていましたが
週刊コミックパンチ→月刊コミック@パンチという
マイナーな雑誌で連載されていた漫画なので
結構目立たない漫画だったんですが

 

2015年にTBS系列でテレビドラマ化したことで
一気に知名度を上がりました。

おそらく漫画よりもドラマで「ウロボロス」を知っている人が多いと思いますが
最初にこの漫画のジャンルを説明しておきましょう。

この漫画のジャンルは「サスペンス漫画」です。

ちなみに『ウロボロス』という言葉をウィキペディアで調べてみると
「死と再生」「不老不死」などの象徴という意味合いがあるそうです。


(ウロボロス)

2匹の蛇がいて、お互いにもう一方の尾っぽに噛みついていますよね。

蛇は脱皮をするので、この2匹の食い合いが永遠と続くという意味から
「無限」を表しているようです。

 

まあ、堅苦しい話を抜きにすると2人の主人公がいて
その2人が相反する立場で絡み合い、一つの物語を形成している

という感じですかね~

漫画「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」もそんな構成になっています。

そんあ「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」の魅力を存分に語っていきましょう。

 

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「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」はどんな作品?

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」は週刊コミックパンチ、
月刊コミック@パンチで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンス漫画
作者は神崎裕也
コミックスは全24巻が発刊されています。

 

作者:神崎裕也
出版社:新潮社
掲載誌:週刊コミックパンチ、月刊コミック@パンチ
掲載期間
週刊コミックパンチ 2009年12号~2010年39号
月刊コミック@パンチ 2011年3月号~2017年2月号
巻数 24巻

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「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」の概要とあらすじ

主人公の龍崎イクオ(りゅうざきいくお)と段野竜哉(だんのたつや)は
子供の頃に二人の恩人である結子先生を殺されるという辛い経験をしました。

  
(左:龍崎イクオ  右:段野竜哉)

 

イクオと竜哉は現場で犯人を目撃し
その目撃証言を警察に話しましたが
警察はその証言を取り上げないどころか
イクオと竜哉を脅迫して事件を隠蔽しました。

 

その隠蔽行為、脅迫行為からイクオと竜哉は
警察関係者の事件の真犯人がいるとにらみます。

 

 

そして、二人で真犯人を洗い出し、犯人に復讐するため

龍崎イクオは警察署の刑事課へ

 

段野竜哉はヤクザの若頭となります。

二人は表と裏から結子先生を殺した犯人を捕まえるために
それぞれの道で上り詰めていきます。

果たして、二人は結子先生を殺した犯人に辿り着くことが出来るのか?

警察という巨大な組織にたった二人で立ち向かう事が出来るのか?

復讐のために二人の秀才が巨大な組織と戦う
スリル満点のサスペンス漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

サスペンス漫画の王道らしく世の中の闇に切れ込み
主人公の二人も闇の世界で戦っていく

という構成になっているので、物語がスッと入ってきます。

テレビドラマに採用されたのも納得ですよね。

ただ、あまりにもシンプルな王道のストーリーだと
展開がベタになって新鮮味が失われてしまうという弱点があるのですが
そんな弱点をウロボロスは巧くフォローしています。

そんな事でさっそく「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」の素晴らしさと
特徴的なところを語っていこうかなと思います。

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「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」のここが凄い!

常識を疑う事の大切さを学べる

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」では主人公であるイクオと竜哉の
恩師である結子先生の殺人事件を警察に隠蔽されてしまいます。

警察の闇から物語がスタートしている訳ですが

「まあ、こういうことってあるよね」

ってことなんですよね。

 

全ての警察が悪だとは思っていませんが
警察に限らず社会には表と裏がある訳で…

 

日本人は妙に潔癖(潔癖なつもり)で「悪は許すまじ」みたいな
精神で物事を語る人が多いんですが

「人間が不完全なのに、社会が完全な訳ねーだろ」

と思うわけです。

 

 

「ウロボロス」の場合は漫画なので
闇の部分をさらにクローズアップしてオーバーに表現していますが

「良いと思ったことが実は良くない」

なんてことは世の中に普通にある事です。

「常識」とか「普通」とかそういうものを妄信するする人って多いですけど
そういったものを疑う姿勢というのはとても大事です。

そうでなくてもヤフーニュースに出てら
それを全て信じてしまったりとか

テレビで出た情報を100%正しいと信じてしまったりとか

そういった、いわゆる「情報弱者」が多い世の中にあって

「絶対的に正しいと思われているもの」

を疑う姿勢は持つべきものだと思うんですよ。

 

ウロボロスを見ていると「絶対的な正義」である警察の中で
色々な「裏切り」や「悪」が発生してきます。

どんな世界にも「良い事」と「悪い事」は同居しているので

 

「これは漫画の世界の話でしょ?」

と思わずに人生の教訓としてほしいですね。

 

影のある主人公2人が最高!!

ウロボロスの主人公であるイクオと竜哉は
復讐のためにそれぞれ警察とヤクザの世界に入る訳ですが

この2人の影の持ちっぷりがたまらなく素敵です。

 

普通、漫画の主人公なんて
綺麗ごとを抜かして、自らの手は汚さない人がほどんどなんですが

“イクオも竜哉も躊躇なく人を殺します”

 

イクオなんて警察の人間なんですから
ちょっとクリーンなイメージを持たせたくなるものですが

ぶっ飛んだ一面を持たせていることで
物語に迫力を生ませています。

さっきの話と重複しますが

日本人は綺麗ごとが好きな人がホント多いですからね

フィクションなのに、

「正義の味方であってくれないとダメ」

ってのは些か潔癖がすぎてつまらないです。

 

そういう意味では「ウロボロス」に出てくる主人公2人は
影をたっぷりと持っていて

「ある意味、人間らしくて魅力的なんですよね」

キャラクターが魅力的であればあるほど
物語は面白くなっていく訳ですから

ウロボロスは面白い訳です。

 

多数派の声にひよって無難な作品になると誰にも注目されない

というマイナスの結果を生むことが多いので

全員に好かれなくても、一部に熱狂的なファンを生むような作品

を作った方が、意外にも大衆受けしたりするんですよね~

「ウロボロス」はそのあたりがしっかりと出来ている漫画ですよ!!

 

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」の全体評

「ウロボロス-警察ヲ裁クハ我ニアリ-」は警察の闇
社会に潜む闇が前提となった出来てる作品なので

綺麗ごとが好きな人には向かない漫画です。

ただ、影がある分、キャラクターが魅力的になり
ストーリーにも深みが出ている漫画なので
読み応えのあるサスペンス漫画を読みたいという人にはオススメの漫画です。

ウロボロスを読んで常識を疑う力をつけましょう!!

 

 

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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
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