われら混線合唱団で目覚めた自分の嗜好(腐)を暴露【あらすじ・感想】

われ混との出会い、未知の世界との出会い

BLなんて言葉がまだなかった頃、そして自分が純粋に少女漫画が好きなのだと信じて疑わなかったあの頃、この作品に出会って自分の中で何かが目覚めたのでした…。

 

われら混線合唱団について

作者:高橋 ユキ

巻数:全7巻

 

あらすじ

藤枝美苗はごくごくフツーの女子高校生。

 

ひょんなことから合唱部の部長である暮崎禅人にスカウトされ、あれよあれよという間に入部することになったのだけど、なんと部長と副部長は校内ツートップのイケメン成績優秀の超有名人!!

 

更に人気アイドルまで合唱部に入部希望してくるもんだからさぁ大変!美苗の高校生活はドッキドキの波乱万丈な予感!?(80年代少女漫画風あらすじ)

 

みどころ

あらすじからは主人公の少女がイケメン達から迫られまくって困っちゃう的な逆ハーレムを想像しますが、そんな乙女ゲー展開とは全く違い、寧ろイケメン達がじゃれ合ったり喧嘩→仲直りしたり主人公のピンチにイケメン達が助けに来てくれるのだけどイケメン達がやっぱりいちゃついててとにかく今で言う腐女子が大喜びする内容です。

 

でもあからさまなBLではなく、やんわり匂わせる程度でそこがまた耽美好き女子の琴線に触れまくるという何とも絶妙な萌えをこれでもかというくらい詰め込んだ学園ラブコメディーなのです。

 

それまで少女漫画と言えば主人公と相手役がいて、他に出てくる男性キャラは大抵みんな主人公を好きになり、ライバル同士が主人公をめぐって対立するものだと思っていましたが、この作品はそんなお約束を見事に裏切ってくれ、新たな世界を見出させてくれたのでした。

 

また、男性にしか見えないハンサムな女教師や、常に女装させられる美しすぎる副部長など、様々な種類のイケメンが勢ぞろいでこれぞ元祖イケメンパラダイスではないかと思わせられる作品です。とにかく美しくて、賑やかで、基本ギャグ漫画なのでイライラしたりハラハラすることがありません。楽しく笑って萌えられる、読後感爽快なお話です。

 

私も主人公になってこの合唱部に入りたい!そして部長と副部長をただただ傍で眺めていたい!!と本気で思います。彼らが仲良しなのが本当に幸せ。

 

こんな人におススメ

自分の嗜好を自覚する前の純粋な少女(はなゆめ愛読者なら尚良いでしょう)及びBL好きな人。腐女子。言わずもがな私の永遠のバイブルであります。

 

「花より男子」や「花ざかりの君たちへ」「山田太郎ものがたり」などが好きな人にはもってこいだと思います。

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