「金田一少年の事件簿」はミステリー好きが最初に読むべき漫画だね!【感想・レビュー:ネタバレなし】

週刊少年マガジンで1992年から連載されていた
人気漫画「金田一少年の事件簿」(原作:金成陽三郎、作画:さとうふみや)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「金田一少年の事件簿」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「金田一少年の事件簿」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「金田一少年の事件簿」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「金田一少年の事件簿」

です。

「金田一少年の事件簿」は1992年から連載されている漫画です。

「金田一」と「事件」という言葉からこの漫画がどういう漫画なのかは
想像つくと思いますが、一応最初にジャンルの説明をしておきましょう。

この漫画のジャンルは「サスペンス漫画」です。

 

サスペンスの中でも、殺人事件を取り扱った「ミステリー漫画」

というジャンルですね。

ミステリー漫画の有名作と言えば
週刊少年サンデーで連載されていた「名探偵コナン」です。


(名探偵コナン)

「金田一少年の事件簿」と「名探偵コナン」

この2つの漫画がミステリー漫画の先駆けと言える存在で
どちらもテレビアニメ化されています。

 

私が住んでいる東京エリアでは

夜の19時から「金田一少年の事件簿」

19時半から「名探偵コナン」

という感じでミステリー漫画の代表作が日本テレビで放送された事を覚えています。

 

ただ、この2作品は楽しみ方が全く違う漫画なんですよね。

「金田一少年の事件簿」は犯人当て、トリック解明に重きをおいて
謎解きを楽しんでいく漫画であることに対して

「名探偵コナン」は非現実的なアイテムなどを多数登場させ
エンターテインメント色の強いミステリー漫画に仕上がっています。

 

その作風の違いから「金田一少年の事件簿」はたびたび実写化され
テレビドラマでも放送されていましたよね。

と、まあ「金田一少年の事件簿」は多くの人が知っている
メジャーな漫画であり、面白いのはみんなが分かっていると思うんですが

まだ、読んでいない人もいると思うので
「金田一少年の事件簿」がどんな漫画なのか?
そして、どんなところが面白い点や素晴らしい点

「金田一少年の事件簿」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「金田一少年の事件簿」はどんな作品?

「金田一少年の事件簿」は週刊少年マガジンで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはサスペンス漫画(ミステリー漫画)
原作:金成陽三郎、作画:さとうふみや
コミックスは27巻が発刊されています。

ただ「金田一少年の事件簿」は続編が多数出ており
『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』などが発刊されています。

現在はイブニングで『金田一37歳の事件簿』が連載されており
「金田一少年の事件簿」の根強い人気が伺えますね。

 

原作:金成陽三郎、作画:さとうふみや
(途中から 原作:天樹征丸 へ変更となっています)
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン → イブニング
掲載期間:
週刊少年マガジン:1992年45号~2017年46号
(2004年以降は不定期連載)
イブニング:2018年4号
巻数:
金田一少年の事件簿(FILEシリーズ) 27巻
金田一少年の事件簿(caseシリーズ) 10巻
金田一少年の事件簿(2期新シリーズ) 14巻
金田一少年の事件簿(20周年記念シリーズ) 27巻
金田一少年の事件簿R(リターンズ) 14巻
金田一37歳の事件簿 1巻
(平成30年6月27日現在)

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「金田一少年の事件簿」の概要とあらすじ

私立不動高校に通う七瀬美雪(ななせ みゆき)は
演劇部に所属し、学年トップの成績を誇り、生徒会長も務める才色兼備な女子生徒


(ヒロインの 七瀬 美雪)

 

その優秀さから多くの男子高生に告白をされますが
ずっと断り続けていました。

そんな七瀬美雪と同級生で幼馴染なのが
主人公である金田一一(きんだいち はじめ)です。


(主人公の 金田一 一)

 

金田一はいい加減で超テキトーな男子高生で
不動高校の中でも落ちこぼれの存在でした。

 

しかし、この金田一一という人物は
“天才”と呼ばれる人物の血を引く生徒でした。

 

七瀬美雪が所属する演劇部はコンクールを控えており
クラブ合宿へ参加することになり
金田一一も助っ人として参加することになりました。

 

上級生の布施光彦(ふせ みつひこ)からグータラでアホなダメ男と呼ばれた
金田一一手先の器用さを活かして手品を披露、布施を見返します。

 

そして、手品を披露するだけでなく、
手品グッズをどこで買ったかを見事言い当てます。

 

そうです、金田一一は名探偵である金田一耕助の孫だったんです。

 

クラブ合宿に参加した演劇部に悲劇の事件が起こります。

 

演劇部員である日高織絵(ひだか おりえ)の悲鳴が聞こえて
金田一を中心とする部員がかけつけると
日高織絵が死体となって発見されたのです。

 

日高織絵の死亡について殺人だと言い切る金田一

 

しかし、日高織絵の悲鳴が聞こえた時は
全員が食堂にいたので、誰も織絵を殺せません。

 

果たして金田一一はこの事件を解決できるのか?

金田一と美雪に襲い掛かる数々の難事件を解決できるのか?

 

巧妙なトリックと意外な犯人が織りなす殺人事件を
緻密かつ大胆な推理で解き明かしていく本格ミステリー漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

 

今でこそ多くのミステリー漫画が存在していますが
最初にこの「金田一少年の事件簿」を見た時は衝撃が走ったんですよね。

「こんなに面白いミステリー漫画があるんだっ!」

と思い、すっかりと金田一少年の事件簿の虜になってしまいました。

 

ミステリー漫画って結構読む人を選ぶような気がしますが
意外にファンが多いんですよね。

「相棒」のようなサスペンスドラマも大ヒットしていますし
東野圭吾さんの作品がメガヒットを飛ばしたりと

一見、読者を選びそうな「ミステリー」というジャンルは
意外にも大衆向けの作品になっています。

そのことを知ってか知らずか「金田一少年の事件簿」は今までになかった
ミステリー漫画の新しい道を示してくれたんですよね。

まあ、そんなところを含めて「金田一少年の事件簿」の
素晴らしさと面白さについて語っていきたいと思います。


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「金田一少年の事件簿」のここが凄い!

現実感無視の謎解き問題が絶妙にハマる!

「金田一少年の事件簿」の特徴と言えば
連載の進行と同時に謎解きゲームに参加出来る点です。

漫画でありながら推理クイズ、トリック見破りクイズをやっているような感じなんですよ。

なので、どの話もどの登場人物も怪しいと思わせる描写を出して
しっかりと伏線を巻き散らかして
トリックを解決すべく鍵もちりばめて

という事を丁寧に行っています。

 

このスタイルは

「ザ・金田一スタイル」

と言えるべくスタイルです。

 

週刊少年マガジンの中で金田一一が

「真犯人はこの中にいる!」

 

と言ってストーリーが終わった後

さあ、犯人は誰でしょう?

そしてトリックはどんなトリックでしょう?

 

というような

犯人当てクイズ(トリック当ても含む)

を投げかけてくるんですが、

まあ、この犯人当てクイズにはハマりましたね~。

 

もう、その週は今回の金田一少年の事件簿の犯人は誰なんだろう?

と、過去のマガジンを取り出してきて読み漁っていましたよ。

今はテレビとかでも技術が進んでいるので

「視聴者参加型」

というのは当たり前になっていますが

当時の金田一少年の事件簿は漫画界で初めて
「視聴者参加型」を取り入れた事が衝撃的だったんですよね。

今までただただストーリーを供給される読者だったのが
金田一少年と同じ立場になって犯人当ての推理が出来る。

これが「金田一少年の事件簿」の一番の魅力であり
何よりも素晴らしい点だと言えます。

 

ぶっちゃけた話ですが、金田一少年の事件簿に出てくるトリックは

「机上の理論なら出来るかもしれないけど、現実には無理でしょ?」

と、思うようなものが結構あるんですよね~

でもね、そんなことどうでもいいんです。

私だち読者は金田一少年の事件簿に出てくる
犯人とトリックを当てたいだけなんですから

“机上の空論、上等!”

です。

 

「金田一少年の事件簿」は“知的な遊戯を楽しむ”漫画ですから
多少無理があろうとも知的遊戯を楽しめれば十分に満足できます。

よくこの内容を少年誌に持ってきたなぁ

と感心します。

 

週刊少年マガジン編集者の見る目の凄さと
知的遊戯を楽しめる読者のレベルの高さ

が、絶妙にマッチしてる点も素晴らしいですね。

 

少年誌に載せられるギリギリ?怖い描写は大人も背筋が凍る!

「金田一少年の事件簿」はミステリー漫画

しかも、金田一一が殺人事件を解決していく

というストーリーなので、どうしても人を殺害するシーンが出てきます。

 

このシーンがとにかく、こえぇ~

私が最初に金田一少年の事件簿を読んだ時は
金田一に犯人だと暴かれたあと見せる

狂気をまとった犯人の顔が頭から離れず

夜中トイレに行くのが怖くなった記憶があります。

 

犯人当てとトリック解明が最大の見どころである
「金田一少年の事件簿」ですが、

この犯人の迫力、殺人を犯す異常者の迫力が
物語を盛り上げてくれるんですよ。

 

週刊少年マガジンなんて、小学生とかも見るだろうに

「漫画を見た小学生はトラウマにならなかったのかな?」

と、思うくらいの臨場感のある描写は大人でも十分に楽しめます。

僕が怖いと思ったシーンをネタバレにならない程度にちょっとだけ挙げてみましょう。

 

第1話 オペラ座館殺人事件より

音楽の先生が殺されてしまったシーン

 

 

第2話 異人館村殺人事件より

遺体が冷蔵庫につるされているシーン

 

 

第3話 雪夜叉伝説殺人事件より

雪夜叉に扮した犯人が殺しにくるシーン

 

特にグロイ描写をしている訳でもなく
エグイ描写をしている訳でもないんですが

これだけの狂気をまとった絵を描けるのは
作画のさとうふみやさんの素晴らしいところですね。

 

少年誌の漫画だと侮ることなかれ

極上のトリックと迫力満点の描写は
大人でも夢中にさせてくれる作品に仕上げてくれています。

 

 

「金田一少年の事件簿」の全体評

「金田一少年の事件簿」はミステリー漫画の元祖ともいえる作品で
ただ、ストーリーを眺めるだけでなく
自分自身も謎解きに参加が出来るという斬新な切り口で描かれています。

それゆえに謎解きが好きな人はもちろん
本格ミステリーが好きな人も十分に楽しめる作品になっています。

推理力に自信がある人は是非金田一少年と知恵比べをしてみてはどうでしょう?

大人の知的遊戯を楽しめる漫画に仕上がっていますよ。

 

 

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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
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