新感覚ラブストーリー脳内ポイズンベリーを読んだ感想

年を重ねるごとにドキドキするだけの恋愛漫画を読むのは気恥ずかしくなったりしませんか?私自身はそうで、進んで読みたくなる恋愛漫画が年々減ってしまっていました。

 

そこで、今回は大人でも楽しめる新感覚のラブストーリー水城せとなさんの「脳内ポイズンベリー」についてご紹介します。

 

脳内ポイズンベリーについて

作者:水城せとな

巻数:全5巻

 

あらすじ

主人公の櫻井いちこ(29歳)は飲み会で知り合った変わった男の子に一目ぼれ。その男に声をかけるところから物語は始まります。いちこの脳内では5人の感情をつかさどるキャラクターがおり、会議をすることによっていちこの行動を決めています。

 

いちこの恋愛模様と脳内会議の様子を楽しめる新感覚のラブストーリーになっています。

 

ここが見どころ

おすすめポイント① 絵がきれい

水城せとなさんといえば、「失恋ショコラティエ」が有名ですね。彼女の漫画に共通するのは絵のきれいさです。独特の固めの線がきれいで見やすく、登場人物も可愛く描かれています。それぞれのキャラクターの顔の書き分けもしっかりされていて話の展開を理解しやすくなっています。

 

おすすめポイント②程よくリアリティのある展開

恋愛漫画というと、こういう恋がしてみたい、だったり、こんな人と恋愛したい!など憧れの要素があることが多いですが、この漫画は結構リアルに描かれています。

 

登場人物の性格や感情の動きもとてもリアルで、「あぁ、こういう人いる」だったり「こういうことってあるよなぁ」と思うようなところがあり、大人の女性にも楽しめる漫画になっていると思います。

 

おすすめポイント③脳内会議という設定が面白い!

普通の恋愛漫画だと、登場人物が誰と結ばれるかなど、注目する点が絞られますが、この漫画ではいちこの脳内と現実の2つの展開を楽しむことができます。脳内会議の結果が現実の展開に結びついていくさまがとても面白く描かれています。脳内のキャラクターもそれぞれが個性的で、改めて人って一つの出来事に対して色んな感情をもつんだなと考えさせられます。

 

色んな感情があるから思いもよらない行動をとってしまったり、頭ではわかっていても心がついていかなかったりするんだなとこの漫画に気づかされたところもあります。

 

こんな人におすすめ

普通の恋愛漫画は読み飽きた、ときめくばっかりの恋愛漫画はもう恥ずかしくてちょっと読めないという大人の方にはきっとヒットする漫画だと思います。

 

さらに、珍しい設定の漫画が好きな方にもお勧めな漫画です。もしかすると、男性も楽しんで読めるのではないでしょうか。ぜひ読んでみてください!

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