【感想・レビュー】ちるらん新撰組鎮魂歌は歴史漫画ではなくヒーロー漫画だ【ネタバレなし】

月刊コミックゼノンで2012年から連載されている
人気漫画「ちるらん新撰組鎮魂歌」
(作画:橋本エイジ、作者:梅村真也)
について

感想(レビュー)を語ると同時に「ちるらん新撰組鎮魂歌」
の素晴らしさや人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、
紹介する上で若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

日本に数多く存在している歴史物漫画の中で

「ちるらん新撰組鎮魂歌」

はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「ちるらん新撰組鎮魂歌」

です。

 

“新撰組”

という言葉を聞いて分かる通り
この漫画は江戸時代末期に活躍した新撰組について描かれた漫画です。

要するに 「幕末の歴史物漫画」です。

私は歴史が好きな方ですが、長らく幕末について興味がありませんした。

なぜかというと

「登場人物がいっぱい過ぎて訳が分からねー」

と思っていたからです。

新撰組って名前は聞いたことがあるけどいったいどういう集団なのかも良く分からなかったし
坂本竜馬も超有名人だけど何をやった人かさっぱり分かりませんでした。

 

西郷隆盛、勝海舟、高杉晋作、大久保利通、木戸孝允
伊藤博文、武市半平太、桂小五郎、中岡慎太郎

「あー、登場人物多すぎ!もういい加減にしてくれ~!!」

と思っていました。

完全な食わず嫌いですね。

そんな幕末もの食わず嫌いの私と同じような感性を持っている人に
オススメできる幕末もの漫画が

「ちるらん新撰組鎮魂歌」

です。

この漫画の良さは後ほど説明していこうと思いますが
さして歴史に詳しくない人、そして幕末に詳しくない人でも
楽しく読めるのが「ちるらん新撰組鎮魂歌」の良さですね。

 

そんな「ちるらん新撰組鎮魂歌」を私が読んで
面白いと思った魅力を存分に語っていきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「ちるらん新撰組鎮魂歌」はどんな作品?

「ちるらん新撰組鎮魂歌」
は月刊コミックゼノンで連載されている人気漫画です。
ジャンルは歴史漫画(幕末もの)
原案は梅村真也、作画は橋本エイジ、コミックスは30巻まで発刊されています。
(2021年7月27日現在)

また2017年には舞台化をされています。

 

原案:梅村真也、作画:橋本エイジ
出版社:ノース・スターズ・ピクチャーズ
掲載誌:月刊コミックゼノン
掲載期間 2012年10月号~
巻数 30巻
(2021年7月27日現在)

 

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「ちるらん新撰組鎮魂歌」の概要とあらすじ

江戸時代後期、浦賀湾に現れた黒船で受けた外国の脅威に日本国内は大混乱に陥っていました。

弱体化する幕府を強化させて外国と戦おうとする「佐幕派」と
幕府を倒し、天皇陛下を中心に新しい日本を作り直そうとする「尊王攘夷派」

に分かれ、血生臭い死闘が繰り広げられる日本。

そんな中で「佐幕派」の中で大きな存在感を示した「新撰組」

孤高の戦闘集団である新撰組が
どのような経緯で結成をされて
そして、変わりゆく日本でどんな末路を辿っていくのか?

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

お試しで1話を読めますので、まずは読んでみてください。

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「ちるらん新撰組鎮魂歌」と検索して下さいね。

 

結論はもう分かっていて、最終的に新撰組を含めた佐幕派は負け
徳川幕府は大政奉還を行う事で滅び、日本は開国に踏み切る訳です。

この結果を知ったうえで新撰組の行動を見てみると

「なんで徳川幕府を支持すんの?」
「技術的に欧米に勝てないんだから抵抗しても無駄でしょ!」

と思うんですけど、この頃の日本人は誰もが真剣に日本の事を考えていたと思うんですよね~

“幕府を倒して強い日本を守るんだ!”

って気持ちも分かるし、

“今の素晴らしい日本を死んでも守るんだ”

っていう気持ちも分かります。

その純粋さが幕末という時期が
ドラマとして取り上げられる大きな要因だと思うんです。

「ちるらん新撰組鎮魂歌」でもその新撰組の純粋さに
フューチャーしてドラマを作り上げている訳です。

そんな「ちるらん新撰組鎮魂歌」の素晴らしいところを
語っていこうと思います。

 

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「ちるらん新撰組鎮魂歌」のここが凄い!

新撰組の純粋な思いを目一杯膨らませてヒーロー漫画になった!

「ちるらん新撰組鎮魂歌」の主人公である土方歳三は
かなりストイックな人物だったと記録に残っています。

討幕派の人間を次々と殺してきたでしょうし
新撰組内での規律を守らない人間に対しても
容赦なく罰して切腹させた

みたいなエピソードを持つ人物です。

そんな人物を主人公として物語を忠実に書こうとすると
かなりシビアなストーリーにならざるを得ないのですが

「ちるらん新撰組鎮魂歌」に出てくる土方歳三は
残虐さを0にして、強さだけを追い求める純然たる武士として描かれています。

ドラゴンボールでいうところの孫悟空みたいな存在です。

「強ぇ~やつ見るとワクワクすっぞ!!」

みたいなキャラクターですね。

 

なので、幕末の血生臭い感じがなくて
単純に土方歳三を中心とした新撰組が
強い敵をどんどん倒して成長していくヒーロー漫画みたいになっています。

史実をちゃんと書いてほしい人にとっては物足りなさも残るかもしれませんが
「幕末の状況ってよくわかんないよね」という人には
とても入りやすいストーリーになっています。

実際に土方歳三はなかなかのイケメンです。


(土方歳三はめっちゃモテたらしいです)

このイケメンぶりを活かした二枚目ヒーローの活劇漫画に仕上がっているのが
「ちるらん新撰組鎮魂歌」です。

新撰組をはじめとした幕末志士の名前を借りた
オリジナルの格闘漫画という感じなので
小難しい内容が好きな理屈っぽい男子よりも
イケメンが大活躍するのが好きな女子には入りやすいんですよね。

男子としては悲しい現実ですが

“女性とはそういうものです”

とはいえ、中年男性の私が読んでも面白かったので全然楽しめます。

ちなみに歴史に忠実な漫画を読みたいなら「おーい!竜馬」を読んだ見てください。
「おーい!竜馬」のレビューもアップしているので良かったらどうぞ

「おーい!竜馬」のレビューはコチラ

 

史実とずれていても勉強になっちゃうし、賢くなっちゃうよ

「ちるらん新撰組鎮魂歌」はオリジナリティのあるストーリーだという事は
先ほど話した通りなのですが、そうは言っても登場人物は全て実在した人物です。

漫画を読んでいくと、

「この漫画で活躍した登場人物って、本当はどんな人物なんだろう」

という事が気になってきます。

新撰組の局長だった“芹沢鴨”や“近藤勇”は
実際にはどんな人物だったんだろう??

とか、新撰組の末路ってどうなったんだろう??
坂本竜馬って結局何をした人なんだろう??

とか、そういうところがめっちゃ気になってきます。

そして、私は「ちるらん新撰組鎮魂歌」を読んでいる間
色々な人物をググって、Wikipediaで調べました。

物語自体は脚色が多くても、「ちるらん新撰組鎮魂歌」を読むことで
幕末に何が起こったのかという事はかなり詳しくなりました。

結局のところ勉強ってこうやって自発的にやるもんなんだな、と思います。

学校で習った歴史の授業の内容なんて全然覚えていないですもんね。

本人が興味ないのに、無理矢理詰め込もうとしたってムリムリ!

自分に当てはめてみても、自分の子供を見てみても
やっぱり興味がある事しか覚えないし
興味がない事は速攻で忘れる。

そりゃね、ある程度の計算能力とか漢字を覚えるとかは
生きていくうえで必要だと思いますが
そっから先は自分で覚えていくもんですよ。

僕はそういった意味ではめっちゃラッキーでした。

だって、漫画があったから楽しく色々覚えられましたもん

漫画を読むと色々と学べますよ。

歴史の授業を習うなんてムダムダ

「ちるらん新撰組鎮魂歌」を読んだら
江戸末期の歴史を学べますし
その時のあらゆる立場の人々の考え方や感情を学べます。

「ちるらん新撰組鎮魂歌」は実は賢くなっちゃう漫画でもあります。

 


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「ちるらん新撰組鎮魂歌」の全体評

「ちるらん新撰組鎮魂歌」は歴史に詳しくない人でも
スッと読めてしまう痛快なヒーロー漫画です。

幕末の人達って良くわからないなぁって人でも楽しく読めるし
分からない中でも読んでいけば、勝手に分かっていきます。

別に歴史物の漫画だけが勉強できる訳ではありませんが
史実をベースにした漫画は読んでいて趣深いところがたくさんあるので
歴史物アレルギーを持っている人には是非読んでほしいですね。

 

 

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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
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