熱い忍術バトルとギャグ、一味違う少女漫画「こいつら100%伝説」!【あらすじ・感想】


楽しいギャグと忍術。それに、恋の鞘当てバトルが加わったら最強の少女漫画が生まれると、思いませんか?

 

その作品名は『こいつら100%伝説』。

 

思い切り笑って、時々しんみりしたり、ときめいたり。そんな気分になりたい人に、オススメします。

 

普通の少女漫画じゃモノ足りない人や、照れ屋なのでストレートな恋愛モノはハードルが高い人にも、向いているかも……。

 

こいつら100%伝説について

作者:岡田 あ〜みん

巻数:全3巻

 

あらすじ

時代は江戸、場所はとある町の忍術道場。老先生が、三人の弟子に忍術の稽古をつけていました。生徒は全員、クセのある少年ばかりです。

 

クールを通り越して、サイコパス一歩前の「極丸」。派手好きなナルシスト「危脳丸」。小さくて可愛い「満丸」。

 

そんな彼らの許へ、お城から使者がやって来ます。暗殺者に狙われているお姫様を、先生の屋敷で匿って欲しいというもの。しかし、現れたお姫様の美貌に、三人が一目で恋をしてしまったから、さあ大変。姫様を巡る恋のバトルが、修行そっちのけで勃発しました。

 

皆で正体を隠して、寺子屋に通ったり。夏休みにアルバイトをしたり。修行の途中で、熊に追いかけられたり。時には、ちゃんと暗殺者と戦ったりもします。ドタバタギャグ、時々ギャグ。飽きない彼らの活躍は、今日も続きます。

 

更に詳しく、オススメするところ

何と言っても、少女漫画の枠を越えたキャラクター達の濃さでしょうか。特に主人公三人組は、誰もが自己主張が強くて、自分勝手。

 

例えば、姫様以外の相手には一貫してクールで、薄情な極丸。師匠である先生が敵にやられそうな時も、肘枕で
「はっはっは」と静観しています。

 

危脳丸は、とにかく暑苦しくて、うるさい。何かと「ボクのカッコ良さを見てくれよ!」と、踊ったり歌ったり。南蛮かぶれで、やたらと横文字を使って周囲をイライラさせます。

 

満丸はチビで可愛いくて素直だけど、時々あざとい言動を……。しかも実家には、同じ顔の弟が何十人も。「あのオバチャン、鮭の産卵みたいに産んだんだと思う」という、極丸の台詞にも納得です。

 

ちなみに途中から、『ターミネーター』という殺人サイボーグもレギュラーに加わります。これがまた、某漫画の主人公みたいな顔で、しかも「ターミネーター」としか喋らない。全員で姫様に夢中で、何かと張り合うので……。

 

しかし一番面白いのは、彼らに振り回されてはカンカンに怒る、先生の気の毒さ具合かもしれません。「鬼頭オパーリン」という変なアダ名を付けられて怒る場面は、今も強烈に残っています。

 

さいごに

いかがでしょうか。少しでも興味を持ち、作品を手に取るキッカケになれたら嬉しいです。

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