漫画アプリ「サンデーうぇぶり」で2022年に連載されている
人気漫画「私と脱出しませんか？」（作者：ヨウハ、監修：SCRAP）について
感想（レビュー）を語ると同時に、この作品の魅力
などを話していきたいと思います。

 

今回取り上げる漫画は

「私と脱出しませんか？」　です。

 

今回は久しぶりにアプリで配信されている漫画を取り上げてみました。

週刊誌や月刊誌での連載作品がメジャーとなっていますが、
アプリ配信の漫画って普通にクオリティー高いんですよね。

アプリのような電子媒体だと作品数に制限がないので
紙媒体の厳しい競争にさらされなくても済みます。

それゆえにダイヤの原石がポンポン出てきます。

通常の紙媒体だと編集者との相性などもあるでしょうし
出版のタイミングなどもあると思いますからね。

そんなアプリ配信の漫画で最近お気に入りなのが
「私と脱出しませんか？」です。

この漫画はゲーム系漫画という雰囲気はあるのですが
ジャンルに分けられない不思議な作品になっています

そんな「私と脱出しませんか？」の魅力を伝えていきましょう。

 

「私と脱出しませんか？」を無料で読むには

「私と脱出しませんか？」をすぐ読みたい方は
「サンデーうぇぶり」という無料アプリで読むことが出来ます。
（ｉＯＳ・Android双方で使えるアプリになっています）

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「私と脱出しませんか？」はどんな作品？

「私と脱出しませんか？」はアプリ「サンデーうぇぶり」で連載されている人気漫画です。

作者：ヨウハ
監修：SCRAP
出版社：小学館
掲載誌：サンデーうぇぶり
掲載期間：2022年1月～
巻数：4巻（2023年11月27日現在）

 

「私と脱出しませんか？」の概要とあらすじ

主人公の常深考助（つねみ　こうすけ）は高校に通う普通の高校生ですが
何事も深く考え込んでしまうという癖を持っています。

ある日、考助は学校の中で1冊のノートを見つけます。

このノートには持ち主の名前などは書いていない代わりに
暗号のようなものが書いてありました。

暗号を解いた考助はノートの持ち主が
クラスメイトである綴野藍花（とじのあいか）であることが分かります。

藍花は謎解きが大好きでリアル脱出ゲームに良く参加しており
謎を解いた考助に興味を持ちます。

後日、藍花は考助を理科室に誘います。

考助が理科室に行ってみると
藍花は自作自演で囚われの少女を演じて
考助に謎を解かせようとします。

苦戦しながらも謎を解いた考助は
藍花が隠れている場所を発見すると
藍花は自らが謎解き好きであることを告白し
考助をリアル脱出ゲームに誘います。

藍花に好意を持っていた考助はこの申し出を快諾し
休日にリアル脱出ゲームに出かけるのでした。

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

ストーリー展開は強引ですが、この漫画のメインである
謎解きをふんだんに楽しめる仕様になっています。

それでは「私と脱出しませんか？」の魅力を語っていきましょう。

 

「私と脱出しませんか？」のここが面白い！

謎解き本と漫画のハイブリッドを実現!!

「私と脱出しませんか？」を読んで、
最初に感じたのは「ほぼ謎解き本じゃん」

これです。

いま謎解きブームですよね。
テレビ番組を見ても謎解き系のクイズ番組はたくさんやっています。

制作費が安く済むという現実はあると思うのですが
これだけ謎解き系の番組がたくさんやっているという事は
家族全員で楽しめるジャンルであると言えますよね。

この多くの人が好きな謎解きがふんだんに盛り込まれています。

漫画を見てみると本編に謎解きがある事に加えて
「扉絵」にも謎解きがついていたり
本編の末尾ページに次の内容を連想させるミニ謎があったり
息つく暇もないくらいに謎解きが満載になっています。

よくテレビの謎解き番組が本になっていますよね。

私もたまに本屋に行きますが、こういった番組の本が
平積みになっていて、売れている事が分かります。

謎解き本以外にもなぞなぞの本であったり
クイズの本であったり、推理系の本であったり
とにかく知的遊戯を楽しむ本はたくさんあります。

「私と脱出しませんか？」は毎話謎解きが掲載されて
単行本を1冊買うと謎解き本を買うのと同じくらいのクオリティーがあります。

そして謎解きの難易度もちょうど普通の人が読んで
解けたり解けなかったりするちょうどいいのが心憎い点です。

漫画としてのストーリーを楽しみながらも
謎解き本としての楽しさも共有できる。

この謎解き本と漫画のハイブリッドが「私と脱出しませんか？」最大の魅力ですね。

 

嫌味のないキャラクターが魅力的

「私と脱出しませんか？」のもう一つの魅力は
キャラクターの愛くるしさです。

この漫画のヒロインである綴野藍花（とじのあいか）は
美少女の設定になっているんですが、
それと同時に謎解きオタクの変態という一面を持っています。

考助に謎を解かせるためなら、自ら囚われの姫を演じる

そして謎を解いている考助を見て、喜びの感情が隠し切れずに
笑いをこらえながら役を演じている姿は
痛々しさを通り過ぎて、可愛らしさしか残りません。

藍花以外の登場人物も嫌味がありません。

考助は控えめで知的な青年で好感が持てますし
脱出ゲームに従事している職員たちも
己の役割を演じながらもおちゃめなところを見せていたりして
気持ちよくなぞ解きを楽しめる愉快なキャラクターが揃っています。

この漫画の肝である「謎解き」を存分に楽しめる仕様になっていますよ。

 

「私と脱出しませんか？」の全体評

ここまで「私と脱出しませんか？」の感想・評価を語ってきました。

謎解き本を漫画に落とし込んだと言っても過言では設計は
とても斬新で、万人が楽しめる仕様になっているのが
「私と脱出しませんか？」の一番の特徴です。

心温まるようなキャラクターが多いので
純粋に謎解きとストーリーを楽しむことが出来ます。

老若男女が楽しめる仕上がりになっているので
謎解きが好きな人には是非見てほしいですね。

 

 

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