漫画「家族対抗殺戮合戦」は常にウンザリするような展開が魅力【感想・評価】

コミックバンチ、KANATAで2018年から連載されていた
人気漫画「家族対抗殺戮合戦」(作者:菅原敬太)について
感想(レビュー)を語ると同時に、この作品の魅力
漫画アプリで無料で読む方法などを話していきたいと思います。

 

今回取り上げる漫画は 「家族対抗殺戮合戦」 です。

タイトルからして物々しさを感じますよね。

サスペンスホラー漫画が好きな私にとって
「家族対抗殺戮合戦」というタイトルを聞いて
読まないはずがありません。

過去にこのブログでは様々な
サスペンスホラー系の漫画を紹介してきました。

「ライアーゲーム」
「リアルアカウント」
「カイジ」
「ダーウィンズゲーム」
「出会って5秒でバトル」
「今際の国のアリス」 等々

今回は「家族対抗殺戮合戦」にチャレンジです。

この漫画の扉絵がなんともかわいい事
サスペンスホラーとは思えない仕上がりですよね。

実際に読んでみると独自に魅力がある漫画になっているので
早速「家族対抗殺戮合戦」の魅力を伝えていきましょう。

 

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「家族対抗殺戮合戦」をすぐ読みたい方は
「漫画BANG!」という無料アプリで読むことが出来ます。

(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)

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『マンガBANG!』は公式アプリなので安全に利用できます。
アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

※タイトルによっては期間限定で見られない可能性がありますのでご了承ください。

「マンガBANG!」で過去掲載された漫画

七つの大罪
カイジシリーズ
グラップラー刃牙シリーズ
火ノ丸相撲
信長のシェフ
LIRE GAME
GIANT KILLING(ジャイアントキリング)
シュートシリーズ 等々

※掲載される漫画は時期によって変更されます。

 

「家族対抗殺戮合戦」はどんな作品?

「家族対抗殺戮合戦」はコミックバンチ、KANATAで連載されていた人気漫画です。

作者:菅原敬太
出版社:新潮社、
掲載誌:コミックバンチ、KANATA
掲載期間:2018年10月号~
巻数:全10巻

 

「家族対抗殺戮合戦」の概要とあらすじ

主人公の鞠山雅彦は妻に怒鳴られ
娘に疎まれ、息子に無視される

そして認知症の母を持つ日常を過ごしていました。

しかし、雅彦にとってはこの日常が幸せでした。

ある日、いつも通りの朝を過ごしつつ
雅彦は会社に通勤をしますが
街に誰もおらず、スマホが圏外になっている事に気付きます。

同様に娘の明穂と息子の晃助も異変に気付き
3人は自宅に戻ります。

すると町内放送が流れ、謎の人物から
近くの公園に行くよう指示されます。

公園に行くと着ぐるみを来た人間が3人おり
現在の状況について説明を行います。

ここは雅彦が住む天舘町ではなく
異世界となる「裏天舘町」である裏天舘町には7世帯の家族が集まっている
(鞠山家、野本家、朝倉家、入来家、波川家、土井家、関家)7家族によってゲームを行い
勝つと商品を獲得できるが、最下位のチームは
罰ゲームとして家族の一人が殺されてしまう

家族が0人になったらその家族は敗北

最後に生き残った家族が優勝となり
元の天舘町に戻る事が出来る

着ぐるみに異議を申し立てた人間が
次々と殺されてしまったことで現実を思い知らされます。

ゲームはなぜ行われるのか?

どの家族で生きて生還できるのか?

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

(参考)漫画「家族対抗殺戮合戦」のあらすじはコチラ

ゲーム系漫画を見て思う事ですが、ストーリーは唐突です。

冒頭部分は前振りにしかならないので
ここに大きなリソースを割かないのが
ゲーム系漫画の特徴ですね。

そんな面白い部分を話していこうと思います。

 

「家族対抗殺戮合戦」のここが面白い!

毎回イライラとさせられるキャラクター達!

「家族対抗殺戮合戦」の一番の醍醐味は
『いつの話を読んでもイライラさせられる』という事。

主人公の雅彦を含む家族全員がDQNだと思えるような
キャラクター設定になっているんですよね。

簡単に説明すると

雅彦:優柔不断で何も決断できない
明穂:自分の感情のままに突っ走るだけ
晃助:周りを全く見れず自称正義の迷惑行為を繰り返す

こんな仕上がりになっています。

他の家族についても簡単に説明すると

入来夫:粗暴で全てを暴力で解決する男
波川夫:会社での権力を繰り返し陰険行為の連続
波川娘:父親そっくりの陰険ぶりで犯罪行為のオンパレード

そして、他のキャラクター達も
自分では何も考えずに与えられた状況にブーブーいうだけと
もうイライラさせる要素を多分に含んでいるんですよね。

雅彦の決断、謙也の暴行、晃助の勝手な行動、波川家の暴挙

毎話これらの要素が散りばめられて
どうにもこうにも感情を動かされてしまいます。

 

そしてゲームを行う闇の運営側も矛盾だらけなんですよ。

ゲームに負けるとその家族は一人ずつ生贄を出して
殺害されてしまうというルールなのですが
そもそもその間に殺し合いを行う事も可能

だったら普通に考えて殺し合いになって終わりじゃんと思うのですが
粗暴な謙也ですら、その発想に至る事がなく
お行儀よくゲームに参加しているんですよね。

自ら死ぬリスクを恐れながらも何もしないキャラクター

このツッコミどころが満載の部分がたまらないです。

しかも、途中で結婚や養子縁組などもOK

裏の街と言う設定なので、正式な手続きなどはなく
大人でも子供でも年齢制限なく結婚出来たりなど
ただただ言ったもの勝ちの世界観が展開されています。

結局のところ全員で話し合って
一つの家族に養子縁組してしまえば
これ以上殺し合いなどは行わなくてもいいのに
世間体を気にしているのか、自分の常識を優先しているのか
なぜかその発想には至らず、一人ずつ殺される現実を受け入れる

人の命 < 世間体

という謎の価値観が展開されるあたりも
読者の心を大きく動かしてくれます。

イライラするという事は心が動かされているという事ですからね。

人間の心を上手く動かすための
仕掛けがふんだんに盛り込まれているあたりが
作者の菅原敬太さんの技量なのだと思いますね。

 

成長していくキャラクター

散々イライラ要素について語ってきましたが
このイラっとするキャラクターが成長していくんですよね

これがこの漫画のもう一つの大きな魅力です。

雅彦をはじめとした鞠山家の面々
多くの犠牲者を出し、残酷な場面を見ながらも
なんとか協力しようと考える他の家の子供たち

ストーリー・設定的な矛盾を大きく抱えている中でも
キャラクター達が大きく成長する姿を見てしまうと
思わずほろっとしてしまう場面もあります。

いいように菅原敬太さんに感情を動かされてしまう点が
「家族対抗殺戮合戦」の見所ですね。

 

「家族対抗殺戮合戦」の全体評

ここまで「家族対抗殺戮合戦」の感想・評価を語ってきました。

全体的なストーリーとしては王道のサスペンスホラー系漫画ですが
コミカルと思えるようなキャラクター設定に
心を動かされ続けてしまう漫画です。

読み進めるほどにホラー的な要素も薄くなってきて
ヒューマンドラマ的な側面が強くなっていき
キャラクターの成長を楽しめる漫画になっています。

可愛らしい絵柄からも読みやすい漫画になっているので
是非、1巻だけでも読んでほしいですね。

 

ゲーム系漫画の全体評

ここでは私が今まで読んだゲーム系漫画のレビューを取り上げています。

ゲーム系漫画というジャンルが好きな人は多いと思いますし
このジャンルが好きなら間違いない作品だと思いますので
まだ見た事の無い作品があれば、是非一度見て下さいね。
(50音順に作品を並べています)

(参考)「アクマゲーム」の見所を語りまくってみた!
(参考)「今際の国のアリス」は面白い?ひどい?ぶっちゃけ評価
(参考)「俺の現実は恋愛ゲーム」は上手くハイブリッドしているエンターテイメント漫画!
(参考)「カイジ」の心理戦と名言はマジでやばい!
(参考)「駆ケグルイ」の舐めた設定には思わずニヤけてしまう
(参考)「神アプリ」ほど主人公がクズな漫画はない!
(参考)「銀と金」はカイジ以上に読み応えのある名作!
(参考)「トモダチゲーム」は2段階加速の面白さを見せるゲーム系漫画
(参考)「ダーウィンズゲーム」のガチ評価!漫画・アニメを無料で読む方法を語った
(参考)「出会って5秒でバトル」の評価と考察!無料で読む方法も語ってみた!
(参考)「デッドチューブ」あらすじとガチ評価!裏切りのストーリーがもたらす衝撃!
(参考)「ライアーゲーム」を見て正直者が良いとか思っちゃダメよ!
(参考)「リアルアカウント」はSNS依存に警鐘を鳴らしてくれる作品

 

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