漫画「不能犯」宇相吹 正(うそぶき ただし)の正体や過去、死亡説などを考察してみた!

グランドジャンプで2013年から連載されていた
人気漫画「不能犯」(原作:宮月新、作画:神崎裕也)について
うそぶきの正体や過去、死亡説などを考察してみました

映画化されたようにファンの多い漫画なので、興味がある方はご一読ください。

 

 

今回取り上げる漫画は 「不能犯」 です。

続編云々ではなく、どんな漫画かだけを知りたい!」

という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。

(参考)不能犯は1日1巻しか読めない後味の悪さ【感想・レビュー】

 

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ヤンジャンに掲載されている漫画

ジョジョの奇妙な冒険シリーズ
キングダム
嘘喰い
推しの子
ブンゴ-BUNGO-
ゴールデンカムイ
DINER(ダイナー)
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ウマ娘
リクドウ
キャプテン翼(ライジングサン) 等々

 

宇相吹 正(うそぶき ただし)という人物を考察する

宇相吹 正(うそぶき ただし)の過去は?

主人公の宇相吹 正(うそぶき ただし)は殺しの依頼を受けて
対象者に対して不思議な催眠術師のようなもので洗脳し
思い込みの力を利用して、証拠のない状態で殺害する人物。

なぜ、うそぶきがこのような行動を取るようになったのか?
過去に関する記述を拾ってみました。

・うそぶきは真っ直ぐで催眠術が効かない多田や川島仁に対して
自らを殺すように仕向ける行動をしている

・かつてうそぶきを追っていた催眠術の効かない刑事、伊達春夫にも
自らを殺すように仕向ける行動をしている

・かつて空腹で死にかけていた時に南条に助けて貰った

・伊達が残した電子データではうそぶきははかつて
うそぶきを追ってきた刑事に姿が瓜二つである

・能力が通用する相手から襲われても
うそぶきはダメージを受ける事がない

こんな記述がありました。

これらからうそぶきの正体を考察していきましょう。

 

宇相吹 正(うそぶき ただし)の正体は?

うそぶきは常に自分を殺してくれる相手を探している
かつてうそぶきを操作していた刑事に姿が瓜二つである

という点から考察できる結論は以下の通り。

”うそぶきは人間の闇を引き起こし、破壊する概念である”

漫画などではよくある設定ではありますが
何かしらの魂が人の中に入り込んで支配するみたいな感じかなと思います。

他の漫画やゲームで例えると

鋼の錬金術師でグリードに乗っ取られたリン・ヤオ
ドラゴンクエスト8でドルマゲスに体を乗っ取られたゼシカ

みたいな感じでしょうか。

「うそぶき」という意識・概念が、容れ物として自らに合う人間の体の中に入り込む

恐らくうそぶきは誕生した時から人間の体に寄生して
その容れ物を時代によって変えてきた

しかし、元の体の持ち主(魂)が、うそぶきを排除したいと願い
自らを殺してほしいという願望を出している。

説明するとこのような形ではないかなと思います。

つまり実体のない概念だという事ですね。

 

宇相吹 正(うそぶき ただし)死亡説の真偽は?

うそぶきは最終回直前の話で、多田に胸をナイフで刺されて
校舎(3階くらい)から転落しています。

しかし、転落した後の死体は発見されずに
ナイフを刺した多田は不起訴となっています。

ここでずっと不能犯に登場していたうそぶきというキャラクターは消失しました。

これを死亡と呼ぶのであれば、死亡なのですが、
概念としてのうそぶきはまだ生きていると言えるでしょう。

なぜなら最終回では多田が「電話ボックスの殺し屋」になっているからです。

この現象はうそぶきという概念が今まで乗っ取っていた体を捨てて
新しく多田という人間の体を乗っ取ったという事を示しています。

今後の展開を想像すると多田は殺し屋稼業を続けていきながら
自らを殺してくれる存在(能力の効かない相手)を探し続ける

多田(うそぶき)を消そうとする人間が現われたら
うそぶきは多田の体を捨てて、その人間に憑依して
ずっと人間の闇の部分を増幅し、破壊する殺し屋稼業を続ける

こんな形になるのではないでしょうか。

 

宇相吹 正(うそぶき ただし)の考察まとめ

ここまで漫画「不能犯」の主人公である
宇相吹 正(うそぶき ただし)について考察していきました

どうにもこうにも救いようのないストーリーが続く漫画でしたが
宇相吹正という存在については矛盾なく描けていたのではないかと思います。

これは偏に脚本を担当する宮月新さんの力なのかなと思います。

「シグナル100」「虐殺ハッピーエンド」など宮月さんの
他の作品を見てみても救いようのないドロドロの展開ながら
最後はしっかりまとめてきているんですよね。

悪意や概念という見えづらいものの着地点って
凄く難しいと思うのですが、このまとめる力は素晴らしいですね。

決して消える事の無い人間の悪意
この悪意が生き続ける限りうそぶきも生き続けているのかもしれません。

 

 

「宮月新作品」の全体評

このブログでは宮月新作品の感想・評価を行っています。

どの作品も宮月新さんの世界観が爆発しており
ダークな世界観が展開されているので、興味がある方は見て下さい。

(参考)「シグナル100」の生み出すスリルが素晴らしい!
(参考)「虐殺ハッピーエンド」はハッピーになりそうな気配が全くない…
(参考)「不能犯」は1日1巻しか読めない後味の悪さ
(参考)人間の悪意を究極の炙り出した作品「懲役一善」に一見の価値あり

私のオススメは「シグナル100」「虐殺ハッピーエンド」ですね。

実際に作品を読んで内容が良く分からなかったという事であれば
こちらのあらすじ(ネタバレあり)を読んでみて下さい。

(参考)「シグナル100」のあらすじ!生き残る生徒はいるのか?衝撃の結末に
(参考)「虐殺ハッピーエンド」全話あらすじ!最新話のストーリーまで解説
(参考)「虐殺ハッピーエンド」最終回あらすじをひとまとめ
(参考)「不能犯」のあらすじ。結末、最終回はどうなった?

(参考)「懲役一善」考察!人から感謝を得るために人をどう行動すればいいのか?

どの作品もかなり激しい展開になるので、
実際に読んで貰えると楽しさが倍増しますよ。

 

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