週刊ヤングジャンプで2010年に発表された
人気漫画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」(作者:荒木飛呂彦)について
感想(レビュー)を語ると同時に、独特に感じた荒木ワールド
などを話していきたいと思います。
今回取り上げる漫画は
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」
です。
岸辺露伴は「ジョジョの奇妙な冒険 第4部(ダイヤモンドは砕けない)」
に出てきたキャラクターで、独特のキャラクターや
スタンド「ヘヴンズ・ドアー」の能力などで人気を博したキャラクター
そのキャラクターを主人公にしたスピンオフ作品です。
ちなみに岸辺露伴は主人公にしたスピンオフ作品はこれが2作目で
1作目は「岸辺露伴は動かない」がリリースされています。
ジョジョの奇妙な冒険自体がレジェンドの扱いをされている漫画なので
スピンオフ作品でも知名度は抜群。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は2023年5月にドラマシリーズ化されており
高橋一生さんが岸辺露伴を演じているくらいの人気作です。
そして、この「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は
荒木飛呂彦さんにとって初めてのフルカラーコミックとなるので
ジョジョファンならずとも、是非一度見てほしい作品です。
この作品はアプリで無料で読めるようになっているので
まだダウンロードしていない方はダウンロードして見て下さい。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」を無料アプリで読むには
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」をすぐ読みたい方は
「ヤンジャン!」という無料アプリで読むことが出来ます。
(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)
公式アプリなので安全に利用できます。
アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
ジョジョの奇妙な冒険シリーズ
キングダム
嘘喰い
推しの子
ブンゴ-BUNGO-
ゴールデンカムイ
DINER(ダイナー)
TOUGH-タフ-
ウマ娘
リクドウ
キャプテン翼(ライジングサン) 等々
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」はどんな作品?
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は週刊ヤングジャンプで連載されている人気漫画です。
作者:荒木飛呂彦
出版社:集英社
掲載誌:ウルトラジャンプ
掲載期間:2010年4月号~6月号
巻数:全1巻
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の概要とあらすじ
岸辺露伴、27歳、職業漫画家
人を本にして、その人物の人生を読むという能力を持った男
これは岸辺露伴が17歳の頃の話
露伴は新人コンテストに投稿用の漫画を描くため
2ヶ月ほど祖母の元に泊まり込みをすることになっていました。
祖母の家は他人への貸し出しを行っていましたが
喫煙不可、夫婦不可、料理不可、家具持ち込み不可、門限は夜10時など
厳しい条件があった事から入居者はほぼ皆無でしたが
近々離婚するという条件で藤倉奈々瀬という21歳の女性が入居します。
露伴は奈々瀬に見とれていると、奈々瀬から露伴に話しかけられ
二人は交流を持つことになります。
露伴の絵にただならぬ雰囲気を感じた奈々瀬は
「この世で最も黒い絵(邪悪な絵)」について露伴に教えると
その絵がパリのルーヴル美術館にあると話します。
その絵の詳細を聞いてみると…
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
⇒(参考)漫画「岸辺露伴ルーヴルへ行く」のあらすじ(ネタバレ)はコチラ
岸辺露伴は漫画家なので、それを活かした設定と
露伴の持つスタンド「ヘブンズドアー」が活かされた話になっています。
それでは、「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の面白い部分を語っていきましょう。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」のここが面白い!
超短編!1つのエピソードが深まる荒木ワールド
冒頭の作品紹介でも説明しましたが
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は全1巻という超短編です。
全7話なのですが、4話くらいまで読んでも
ストーリーが全然進んでいない感じがして
「えっ!これで漫画が完結するの?」と思わせる構成です。
ただ、後半から物語が一気に動いていき
エンディングに向かって進んでいくのですが
起承転結の「転」と「結」が見事に描かれています。
ただの物語の導入として出てきたであろう奈々瀬が
物語の後半にしっかりと絡んできて
ストーリーの進行だけでなく、情感をしっかりと表現して
読者の気持ちを静かに沸きたててくれます。
シナリオとしては特段奇をてらった事はしておらず
ありそうな流れではあるのですが
その王道的なシナリオを特別なものにする
画力と表現力があるんですよね~
これは実際に「岸辺露伴ルーヴルへ行く」を読まないと伝わらないと思います。
なにかジーンとくるような感情になるので
是非、一度体験してほしいですね。
謎を残す余韻たっぷりの作品
もう一つ、「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の素敵だなと思ったポイントがあります。
それが色々な謎を残して終わるという点です。
あまり細かく話してしまうとネタバレになってしまうので
詳細については別の考察記事で見てほしいのですが
これだけ短いストーリーで最後の含みを残すのは難しい事だと思うんですよね。
⇒(参考)「岸辺露伴ルーヴルへ行く」考察!黒い絵の呪いはなぜ解けた?
・1000年以上生き続けた老木
ミステリアスな題材を使った事もあり
謎の提起も自然な流れで行われていますし
設定の上手さが目立っています。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」は映画化もされています。
映画化される理由としては余韻の深さだけでなく
謎の残し方の上手さがある事が要因なんだろうなぁと思います。
「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の全体評
ここまで「岸辺露伴ルーヴルへ行く」の感想・評価を語ってきました。
「短編で読みやすい」
「短編だけど深みがある」
「短編だけど謎と余韻がある」
一言でいうと魅力は上記3点
この魅力を出せたのは作者である荒木飛呂彦さんの作画力を
抜いて語る事が出来ないと思うので、是非見てほしいです。
アプリではフルカラーコミックとして楽しめるので
まずは読んでほしい!そう思います。
「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」の全体評
このブログではジョジョの奇妙な冒険シリーズの感想・評価を行っています。
どの作品も荒木飛呂彦さんの世界観が爆発しており
面白い作品になっているので、興味がある方は見て下さい。
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第1部」感想!人間の成長力を感じさせる作品
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第2部」感想!王道でありながら異端なジョジョ作品
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」感想!最も読みいやすいヒーロー漫画
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」感想!ふり幅が大きさが素晴らしい!
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」感想!必見のマッチョなバトル漫画
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第6部」感想!主人公の魅力が爆発する漫画
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第7部」感想!主人公不明感が面白すぎる!
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第8部」感想!魅力はミステリーへの転換!
読みやすいのは3部、4部、5部あたりでしょうか
1部、2部は3部以降と世界観が違うので
入りづらさはあるものの、また違う楽しみがあります。
また6部以降のスタンドのバトルが複雑化しており
状況やバトル内容を把握するのが難しくなっていますが
その分、奥が深くなっている感じですね。
実際にジョジョの奇妙な冒険を読んで
内容が良く分からなかったという事であれば
こちらのあらすじ(ネタバレあり)を読んでみて下さい。
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第1部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第2部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第5部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第6部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第7部」のあらすじ
⇒(参考)「ジョジョの奇妙な冒険 第8部」のあらすじ
6部以降はあらすじを読んでも分からない可能性すらあります(笑)
ですので、読みながら擦り合わせてもいいかもしれないですね。
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