漫画「七つの大罪」と「鋼の錬金術師」のキャラクターを実際の『七つの大罪』の意味と比較考察してみた

ここでは、週刊少年マガジンで2012年から連載されていた
人気漫画「七つの大罪」(作者:鈴木央)

月刊少年ガンガンで2001年から連載されていた
人気漫画「鋼の錬金術師」(作者:荒川弘)

双方に出てくる「七つの大罪」というワードについて
『七つの大罪』の本来の意味と
漫画「七つの大罪」「鋼の錬金術師」に出てくる罪とキャラクター設定などを
比較しながら考察していきたいと思います。

漫画での「七つの大罪」、実際の意味である『七つの大罪』が同じ言葉なので
「 」と『 』によって違いを出しています。

「 」:漫画タイトルでの七つの大罪
『 』:実際の意味となる七つの大罪

 

 

漫画「七つの大罪」とはどんな作品なのか

「七つの大罪」は週刊少年マガジンで連載されていた人気漫画です。

作者:鈴木央
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン
掲載期間:2012年45号~2020年17号
巻数 全41巻

ブリタニア王国を舞台として、主人公メリオダスが
聖騎士団や魔族と戦いを繰り広げるファンタジー系アクション漫画

(参考)「七つの大罪」の評価と漫画を無料で見る方法を語った

 

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「東京決闘環状戦」をすぐ読みたい方は
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『マンガBANG!』は公式アプリなので安全に利用できます。
アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

※タイトルによっては期間限定で見られない可能性がありますのでご了承ください。

「マンガBANG!」で過去掲載された漫画

七つの大罪
カイジシリーズ
グラップラー刃牙シリーズ
火ノ丸相撲
信長のシェフ
LIRE GAME
GIANT KILLING(ジャイアントキリング)
シュートシリーズ 等々

※掲載される漫画は時期によって変更されます。

 

「鋼の錬金術師」とはどんな作品なのか

「鋼の錬金術師」は月刊少年ガンガンで連載されていた人気漫画です。

作者:荒川弘
出版社:スクウェア・エニックス
掲載誌:月刊少年ガンガン
掲載期間:2001年8月号~2010年7号
巻数 全27巻

錬金術師によって右腕を奪われたエドワードと体全体を奪われたアルフォンスが
アルフォンスの体を取り戻すべく旅に出るファンタジー系アクション漫画です。

(参考)「鋼の錬金術師」はなぜ世間に評価されるのか?全巻読んで思ったこと

 

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「マンガBANG!」で過去掲載された漫画

「鋼の錬金術師」
「ホリミヤ」
「遺書、公開。」
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」
「無能なナナ」
「スライム倒して300年…」
「俺の現実は恋愛ゲーム?」
「左遷された最強賢者…」
「ドラゴンクエスト エデンの戦士たち」
「ゴブリンスレイヤー」
「地獄の教頭」 等々

 

『七つの大罪』とは?意味・由来について

まずは『七つの大罪』とは何なのか?
という点について解説していきます

簡潔にまとめると『七つの大罪』とはキリスト教カトリックの用語で、

”人間を罪に導く可能性のある欲望や感情を示すもの”

を表します

この罪に導く要素が7つあり、それぞれ

「傲慢」「憤慨」「嫉妬」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」

と銘打たれている訳です。

例えば「強欲(貪欲)」

これも七つの大罪の一つではあるのですが
欲が強ければ強いほど

人から物を奪い取ろうと思ったり
悪い事をしてでもモノを手に入れよう

というリスクが上がってきますよね。
(もちろん真っ当に努力する人もいる訳ですが…)

そんな罪につながりやすい七つの欲望を指して
『七つの大罪』と呼んでいる訳です。

語源の言い回しをみても
なんとなく中世ヨーロッパ風な雰囲気が漂ってきますし
漫画「七つの大罪」も「鋼の錬金術師」もこの雰囲気を踏襲していますよね。

 

『七つの大罪』を「鋼の錬金術師」「七つの大罪」に当てはめてみた

まずは漫画「鋼の錬金術師」のキャラクターと『七つの大罪』を当てはめてみましょう。

 「嫉妬の罪」エンヴィー
 「強欲の罪」グリード
 「怠惰の罪」スロウス
 「憤怒の罪」ラース
 「色欲の罪」ラスト
 「暴食の罪」グラトニー
 「傲慢の罪」プライド

このような形になります。

続いて、漫画「七つの大罪」に当てはめます。

 「嫉妬の罪」ディアンヌ
 「強欲の罪」バン
 「怠惰の罪」キング
 「憤怒の罪」メリオダス
 「色欲の罪」ゴウセル
 「暴食の罪」マーリン
 「傲慢の罪」エスカノール

このような形になりますね。

※並びは罪が重いと言われる順番に並べています。

(参考)「七つの大罪」の罪の重さ順に並べてみた

 

「鋼の錬金術師」のキャラクターと七つの大罪を比較考察してみた

漫画「鋼の錬金術師」のキャラクター設定と
『七つの大罪』の罪について比較考察してみました。

キャラクター名 短評(考察)
「嫉妬の罪」エンヴィー 最後は人間が持つ心の強さに嫉妬して自害
「強欲の罪」グリード 不老不死を願う強欲のリンを乗っ取る
「怠惰の罪」スロウス 「めんどくせぇ」が口癖のフィジカルモンスター
「憤怒の罪」ラース 最強クラスのホムンクルスだが、秘めたる怒気という雰囲気
「色欲の罪」ラスト 見た目は色っぽいが色欲による攻撃シーンはなし
「暴食の罪」グラトニー いきなり神父を食べるくらいに食欲旺盛(超雑食)
「傲慢の罪」プライド 圧倒的な戦力を持ち、傲慢さも感じる

 

しっかりと『七つの大罪』の内容とリンクさせてキャラ設定しているなという感じですね。

 

漫画「七つの大罪」のキャラクターと七つの大罪を比較考察してみた

漫画「七つの大罪」のキャラクター設定と
『七つの大罪』の罪について比較考察してみました。

キャラクター名 短評(考察)
「嫉妬の罪」ディアンヌ 嫉妬深い描写はほぼなくキングとラブラブになっている
「傲慢の罪」エスカノール 力を解放した時は傲慢全開で全てを格下と見下す
「怠惰の罪」キング 疑り深さはあるが、怠惰な素振りは見えず
「憤怒の罪」メリオダス キレた時は激しいが、普段は温厚で本音を隠している感じ
「強欲の罪」バン 一見、悪党っぽいがピュアで無欲
「色欲の罪」ゴウセル 本体が人形で色欲という概念がない
「暴食の罪」マーリン 食に関する描写は一切現れず

 

キリスト教で言われている『七つの大罪』とリンクしているのはエスカノールのみ

漫画のタイトルは「七つの大罪」ですが、原罪の意味と
漫画のキャラクターの繋がりはかなり薄いと言えますね。

 

まとめ

ここまで実際の『七つの大罪』と漫画「鋼の錬金術師」と
漫画「七つの大罪」のキャラクター設定について考察比較をしていきました。

結論は以下の通りです。

鋼の錬金術師 『七つの大罪』を元にキャラクター設定をしている
ストーリーの世界観として七つの大罪はなぞる程度
七つの大罪 『七つの大罪』を元にキャラクター設定をしておらず
キリスト教の『七つの大罪』の世界観を元にストーリーを作っている

漫画「七つの大罪」の方がキャラクター設定に使っていないのが面白いですよね。

漫画(ストーリー・キャラクター)の作り方は色々あるのだなぁと思います。

ただ、どちら漫画もストーリーが深くて面白いですし
最初から最後まで無意味な描写がない名作だという点は強調したいです。

「鋼の錬金術師」も「七つの大罪」もアニメ化されるくらいに
大人気を博した漫画ですからね。

一度も見た事がないという方は是非一度見てほしいです。
無料で読めるアプリもありますからね。

 

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