週刊少年マガジンで2012年から連載されていた
人気漫画「七つの大罪(ななつのたいざい)」(作者:鈴木央)について
登場したキャラクターの罪の重さと
実際の「七つの大罪」の罪の重さを比較してみました
(極力ネタバレのない形で話しますが、紹介上若干のネタバレがあります)
それではいきましょう。
「七つの大罪」とは?意味・由来について
まずは「七つの大罪」とは何なのか?
という点について解説していきます
簡潔にまとめると「七つの大罪」とはキリスト教カトリックの用語で、
”人間を罪に導く可能性のある欲望や感情を示すもの”
を表します
この罪に導く要素が7つあり、それぞれ
「傲慢」「憤慨」「嫉妬」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」
と銘打たれている訳です。
例えば「強欲(貪欲)」
これも七つの大罪の一つではあるのですが
欲が強ければ強いほど
人から物を奪い取ろうと思ったり
悪い事をしてでもモノを手に入れよう
というリスクが上がってきますよね。
(もちろん真っ当に努力する人もいる訳ですが…)
そんな罪につながりやすい七つの欲望を指して
「七つの大罪」
と呼んでいる訳です。
語源の言い回しをみても
なんとなく中世ヨーロッパ風な雰囲気が漂ってきますよね。
そして、漫画やアニメで大人気だった「七つの大罪」は
このカトリック教会用語の七つの大罪に
キャラクターを結び付けて繰り広げられるファンタジー漫画なんです。
そういった側面がある影響か
作品に日本っぽさはまったくなくて
中世ヨーロッパ風の世界が舞台となっています。
一見するととっつきづらそうな設定に感じますが
その設定を見事にエンターテイメントに繋げて
万人が楽しめる内容になっているあたりが
「七つの大罪」の素晴らしいところです。
⇒(参考)「七つの大罪」の評価と漫画を無料で見る方法を語ってみた
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キリスト教での「七つの大罪」を罪の重い順に並べてみた
まずは漫画ではなくキリスト教での「七つの大罪」について
罪の重い順番に並べてみました。
1.「嫉妬」
2.「傲慢」
3.「怠惰」
4.「憤怒」
5.「強欲」
6.「色欲」
7.「暴食」
となります。
非常に興味深いランキングですよね。
一般的には強欲とか色欲が上位に入ってきそうですけど
怠惰が上位なのが意外に感じます。
勤勉な日本人だからこその感想かもしれませんね。
七つの大罪に当てはめるとニートは結構罪深い反面
浮気男は罪の重さは低いのでしょうか
いずれにしても上記がキリスト教における
七つの大罪の罪の重さの順位なので
漫画「七つの大罪」に当てはめてみたいと思います。
漫画・アニメ「七つの大罪」を罪の重い順に並べてみた
「七つの大罪」のメンバーは以下の通りです。
「憤怒の罪」メリオダス
「嫉妬の罪」ディアンヌ
「強欲の罪」バン
「怠惰の罪」キング
「色欲の罪」ゴウセル
「暴食の罪」マーリン
「傲慢の罪」エスカノール
まずは作中に登場した順番に並べてみました。
これをキリスト教での罪の重さ順に並び変えてみると
1.「嫉妬の罪」ディアンヌ
2.「傲慢の罪」エスカノール
3.「怠惰の罪」キング
4.「憤怒の罪」メリオダス
5.「強欲の罪」バン
6.「色欲の罪」ゴウセル
7.「暴食の罪」マーリン
このような形になります。
うーん、正直ピンとこない…(苦笑)
作中最も純粋で善良なキャラクターである
ディアンヌが一番罪が重いんですね~
キャラクターの凶悪さと罪の重さを対比して
キャラクター作りをしているかと思いきや
どうやらそうではなさそうですね。
漫画・アニメ「七つの大罪」をキャラクターの罪を考察してみた
先ほど並べた「七つの大罪」のキャラクターの罪を参考に
それぞれのキャラクター作りや裏の設定的なところを考察してみました。
「嫉妬の罪」ディアンヌ
登場当初は自身を少女扱いしてくれた
メリオダスに恋心を抱いていたため
エリザベスに対して嫉妬の気持ちを抱いていたが
キングの気持ちに気付くと同時に嫉妬深い描写は減ってきました。
最初はもう少し嫉妬深いキャラクターを意識していたのかもしれませんが
ストーリーが進んでいくうちに純粋さに人気が出た為
性格補正がかかったのかもしれません。
「傲慢の罪」エスカノール
太陽が地上に出た時に力を解放するエスカノール
力を解放した時は傲慢全開で、素の戦闘力は
七つの大罪の中でもナンバーワンの存在
力の解放がされない時はひ弱なおじさんになる事で
傲慢さが嫌味にならず、絶妙のキャラ設定だったと思います。
最期のシーンを含め、一番好きなキャラクターかも
「怠惰の罪」キング
怠惰は一番キャラクターに落としづらいと思うんです。
怠け者だとなかなか戦闘シーンに加わえづらいですからね。
実際に怠惰の罪に置かれたキングも怠惰な素振りは見えません。
その分、やる気のあるなしで性格のムラッ気を出して
ちょっと無気力感を演出しているようなところはありますが
不器用で真面目ていい子、みたいなキャラクターに落ち着いています。
「憤怒の罪」メリオダス
憤怒は最も主人公に向いた特性だと思うんですよね。
怒りは基本戦闘向きの感情ですから
「七つの大罪」でも主人公のメリオダスに充てられています。
ここは王道の設定ですし、怒りで魔人族の血を覚醒させるという点は
分かりやすくて、熱くなれますよね。
「強欲の罪」バン
強欲は一番悪党っぽいイメージを持つ印象ですよね。
そんな悪党っぽさがバンという素行の悪い
キャラクターに繋がったのではないかと考察します。
素行の悪さは感じるものの性格的には強欲さは感じず
エレインを一途に思うピュアなキャラクターに仕上がっています。
スキル「スナッチ」を持たせていた事から
最初はもっと強欲な性格にしようとしていたけれども
少年誌のストーリー上、悪党っぽさだけを残したのかもしれません。
「色欲の罪」ゴウセル
色欲というと異性にだらしないイメージがありますが
ゴウセルはそれらのイメージとは一線を画す仕様です。
逆に人間味を取っ払って、感情を無くし
エリザベスやディアンヌの色恋に口出しをする
というちょっと風変わりな設定になりました。
ただ、作中には様々な男女キャラクターが出てきて
当然、色恋沙汰を繰り広げる中
ギーラの心を一方的に奪うなど色欲力の高さは十分に見せており
ジゴロ的で冷徹な感じにキャラ設定が仕上がっていますね。
「暴食の罪」マーリン
ブリタニアでナンバーワンの魔術師マーリン
言葉の通りの意味の暴食だと
バトル漫画としては魅力に欠けるので
全て(の敵)を飲み込む的な意味の暴食に変換して
作られたイメージなのかなと邪推します。
「七つの大罪」の罪の重さまとめ
ここまで七つの大罪の意味や罪の重さの順番
キャラクターと罪の関連付けの考察などを行ってきましたが
漫画・アニメの「七つの大罪」では
キリスト教における「七つの大罪」からイメージを膨らませ
キャラクター作りを行っていることが分かります。
ただ、実際の罪の重さと漫画での立ち位置などに相関は見られず
世界観を使って、オリジナルストーリーを展開させている漫画だと言えます。
序盤は特にストーリー展開が速く、見ているものを飽きさせない
上質なアクション漫画になっているので
見た事の無い人は、是非一度見て下さいね。
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