月刊少年チャンピオンで2007年から連載されていた
人気漫画「ドロップ」(原作:品川ヒロシ、作画:鈴木大)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「ドロップ」の面白さや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「ドロップ」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
という点についても語っていきたいと思います。
今回取り上げる漫画は
「ドロップ」
です。
扉絵を見て貰えれば大体どんな漫画なのかは
お分かりかと思いますが、
まず最初に漫画のジャンルを説明したいと思います。
この漫画のジャンルは「ヤンキー漫画」です。
見る人が見ればわかるのですが
絵柄が伝説のヤンキー漫画「クローズ」に似ていますよね。
そうです、この漫画のキャラクターデザインは
クローズの作者である高橋ヒロシさんが行っているんですよね。
⇒(参考)「クローズ」を見返したら、面白さと人生の教訓が見えてきた!
新人の漫画家にビッグネームがバックアップすることって異質ですよね。
その異質さを埋めるファクターが一つありまして
この漫画の原作者はお笑い芸人「品川庄司」の品川祐さんなんですよね。
この「ドロップ」という漫画は
「品川祐さんの高校時代を描く」
という自伝的な漫画なんですよ。
品川さんが最も輝いていた時期の作品という事で
それゆえに話題性も十分ですし、実際に大ヒットしました。
その背景として前年(2006年)に小説をリリースして
ヒットさせていたという事もあり、完璧な伏線を引いた状態だったんですよ。
結果的に2009年には映画化し、品川さんの多才さが
世間に知れ渡る事になります。
私がドロップを読んだのは最近なのですが、読んでみてやっぱり面白い漫画だったので
大ヒットした漫画「ドロップ」の評価・レビューをしていきたいと思います。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
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「ドロップ」はどんな作品?
「ドロップ」は月刊少年チャンピオンで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはヤンキー漫画
原作者は品川ヒロシ(品川祐)、作画は鈴木大、キャラクターデザインは高橋ヒロシ
コミックスは全14巻が発刊されており
続編である「ドロップOG」は26巻が発刊されています。
原作者:品川ヒロシ(品川祐)
作画:鈴木大
キャラクターデザイン:高橋ヒロシ
出版社:秋田書店
掲載誌:月刊少年チャンピオン
掲載期間
ドロップ 2007年4月号~2011年7月号
ドロップOG 2011年8月号~2020年2月号
巻数
ドロップ 14巻
ドロップOG 26巻
「ドロップ」を無料で読むには
「ドロップ」をすぐ読みたい方は
「漫画BANG!」という無料アプリで読むことが出来ます。
(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)
マンガBangはAppStore無料ランキング2位、250万DLの国内最大級のコミックアプリで
アプリ内で配信されている全巻無料対象マンガは毎日30分間無料で読めます。
もちろん「ドロップ」も無料で見られますよ。
是非、ダウンロードして下さいね!
※タイトルによっては期間限定で見られない可能性がありますのでご了承ください。
※ちなみに配信される漫画作品は全て著作権者からの
配信許諾を受けておりますので安心してお楽しみください。
※1日に無料で読める話数には上限があります。
もし、無料で読める期間が過ぎていた場合は
試し読みも出来ますので、こちらから読んでみて下さいね。
「ドロップ」と検索して下さいね。
「ドロップ」の概要とあらすじ
普通の中校生として暮らしていた信濃川ヒロシ
恵まれた環境で生活していたヒロシですが
彼には一つの憧れがありました。
それは「カッコイイ不良になる事」
ヒロシはその夢を叶えるために
悪名名高い狛江北中学校に転校します。
頭を赤く染めて、今日から伝説の不良になるべく登校しますが
そこに待っていたのは北中のトップである井口達也
ヒロシは達也の仲間になるべく
達也の指名した相手とタイマン勝負を行う事になります。
果たしてヒロシは達也と仲間に慣れるのか?
ヒロシはこれからどんな中学生活を送るのか?
不良に憧れ、どんな手段を使っても成り上がりたい
男の生き様を描いた王道ヤンキー漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
品川さんが元々ヤンキーだったという事は
お笑い好きであれば、周知の事実だと言えますが
彼がどんな青春時代を過ごしたのかが分かる実話として
描かれている漫画になっています。
「ドロップ」が本当に実話なのかどうかは
別の記事で考察を行っていますが、
そういった点を含めて楽しめる作品に仕上がっています。
⇒(参考)ドロップ考察!信濃川ヒロシの物語は本当に実話なのか??
そんな「ドロップ」の魅力、面白さを語っていきたいと思います。
//adm.shinobi.jp/s/0f0ee30543c8488b43783b337ff71631
「ドロップ」のここが面白い!勉強になる
成り上がる為には強さだけではなく、立ち回りも必要である事を学べる
「ドロップ」を見て真っ先に学んだのは「出世するための方法論」です。
主人公の信濃川ヒロシ(品川さん)は何か格闘技をやっている訳でもなく
筋金入りのヤンキーでもないので、決して、腕っぷしが強いわけではありません。
作中ではタイマン勝負や不利な状況のケンカにも勝ったりしましたが
脚色が加えられている事を考えれば、ケンカが強くなかったことが想定されます。
そんな信濃川ヒロシですが、かなりチーム(族)の中で
重要なポジションについていきます。
要職につけた理由として挙げられるのが「立ち回りの上手さ」
基本的にヤンキー社会というのはケンカが強い人間が出世する
という価値観があるので、普通であれば出世は出来ないはずですが
実際に出世する人ってそれだけじゃないんですよね。
真っ当なケンカでなくても
他人を利用したり、相手の弱みをついたりして
その場を凌いでいけば出世する道はあるんですよね。
あまり卑怯な手を使い続けてしまうと
どこかで頭打ちにあって、伸びなくなってしまうのは
品川さんの「おしゃクソ事変(おしゃべりクソ野郎)」で
証明されてしまっているので、オススメは出来ませんが
勝つために様々な手段を使う事は悪い事ではありません。
作中で信濃川ヒロシは色々な手を使います。
相手の急所を狙ってみたり
他のチームを呼び込んで、相手を追い払ったり
相手に恥をかかすことで口を割らせたり
時には真っ向勝負で戦ってみたり
そんな立ち振る舞いに人生を生き抜くためのヒントが隠されていて
読んでいて、とても面白いんですよね。
ただ真っ向勝負するだけでは勝てない事ってたくさんあります。
そんな時にどうやって勝負するか、トラブルに立ち向かうかを
「ドロップ」から学んでください。
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昭和と令和、時代による人間の真価が見て取れる
「ドロップ」を見てもう一つ感じたのは「時代」ですよね。
脚色が加わっているにしても「ドロップ」の中での事件は
東京都狛江市で起こった実話ベースの事を描いています。
「いやいや、ファミレスで暴れたりとかそんなの現実に起こる訳ないじゃん」
と令和、平成に生きた人はそういった感想を持つかもしれませんが
昭和の時代では割とこんなことが行われていたんですよ。
私は品川祐さんの4つ下の年齢で、私の周りは比較的落ち着いていたのですが
一つ上、二つ上の世代はドロップに出てくるような
ビジュアルの人が普通に存在していて、近寄るだけで怖かったんですよ。
一応、世間的なニュースを探してみたところ
「先生のための教育辞典」というサイトにこんな記載がありました。
”1970年代末期から1980年代にかけて中学校(及び一部高校)に吹き荒れた校内暴力の嵐は本当にすさまじかったです。
人(しかも中学生)がこれほどまでに醜く変わってしまうことには心底驚きましたし、恐怖を感じました。”
(出典元 https://edupedia.jp/archives/23876)
”私が中学校を卒業して間もない時期に対教師暴力・生徒間暴力が頻発し非行(と言うより犯罪行為)が表立ってまかり通るようになりました。
悪いことはコソコソとやるべきだという感覚が失われ、白昼、衆目を集めながら、
堂々と犯罪行為が繰り返される事態となっていきました。
戦場と化した学校の渦中にいたのは私の2つ下の学年(昭和40年生まれ)以降です
(校内暴力は全国多発同時的に広がりましたが、地域差、学校差があります)”
(出典元 https://edupedia.jp/archives/23876)
凄まじい時代ですよね。
令和の現代にこんな荒れた学校は見られないと思います。
よく年寄り世代が「最近の若い者は…」と言いますが
人類の歴史として、徐々に進化しているという事実があります。
私が子供の頃は道端で小便をしている男性がいましたし
たばこの吸い殻が至る所に落ちまくっていました。
ヤンキーが暴れていなくても、全体的に荒れていた時代が分かると思います。
「ドロップ」を読んでいると
「こいつら人を傷つけてばかりで何やってるの??」
と思うかもしれませんが、これも時代なんですよね。
なんだかんだ言いながらも人類は進化しているんですよ。
世間のニュースなどを聞いていると
暗いニュースが多くて気持ちが滅入る事があると思うのですが
心配する必要はありません。
当然悪い事もありますが、基本的には良くなっているから
前向きに生きていこう!!
そんな感想を持たせてくれる漫画でした。
「ドロップ」の全体評
「ドロップ」は
“ヤンキー漫画の王道”
といえるストーリーではありますが、
主人公がそんなにケンカが強くないという特徴を備えた漫画です。
「真っ向勝負で勝てない時にどう立ち回ればいいのか?」
「将来に不安を感じているが、どうすればいいのか?」
などが、学べる漫画になっているので
ただ面白いだけではなく、奥深さを感じる事が出来ます。
ヤンキー漫画が好きな人も嫌いな人も
品川祐さんが好きな人も嫌いな人も
是非、一度見て貰えたらと思います。
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