月刊少年マガジンで1987年から連載されていた
人気漫画「修羅の門」(作者:川原正敏)のネタバレ
陸奥圓明流は不敗のまま終わったのか??
陸奥九十九はどんな相手と戦っていくのか??
などなど「修羅の門」のあらすじ・ストーリーを
最初から最後まで話していきたいと思います。
ここでは
「修羅の門」
のあらすじ・ストーリーについて最初から最後まで
ネタバレありで話しています。
もし、ネタバレは見たくない!どんな漫画かだけを知りたい!
という人がいたらネタバレなしのレビューも書いているので
こっちを見てください。
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それでは「修羅の門」のあらすじについて話していきます。
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1.プロローグ
人を殺す事だけを追求し、時代の闇に隠れてきた拳法
「陸奥圓明流」
「陸奥圓明流」は表舞台に出ることなく
1000年もの間、一子相伝で伝承されてきました。
そして陸奥圓明流史上、最も武の神に愛されてきた人物
陸奥九十九が陸奥圓明流千年の歴史を終わらせる為、
地上にやってくるのでした。
果たして、陸奥圓明流は世界でも最強の存在となりえるのか??
陸奥九十九の前にどんなライバルが現れるのか??
2.神武館への殴り込み、海堂晃との死闘!
山から地上に降りてきた陸奥九十九は
神武館という道場の本部を訪ねます。
神武館の創設者は龍造寺徹心。
徹心は陸奥九十九の祖父である陸奥信玄と死闘を繰り広げた事がある友人で
空手界において絶大な権力を持っており
徹心であれば、預けられると判断して信玄が送り出したのでした。
九十九が神武館へ行くと、神武館には道場破りがいました。
毅波秀明という名前の道場破りは神武館にいた門下生達を倒し
龍造寺徹心の孫である龍造寺舞子を倒そうとします。
ここで九十九が割って入り、毅波を一蹴すると
徹心が現れて、九十九が陸奥圓明流の継承者である事を把握します。
よそ者に道場破りを倒されたことに不快感を持つ神武館門下生達。
その中でも神武館5位の木村は九十九に強い敵対心を持ち
九十九に対戦を申し込みます。
九十九は門下生100人を倒した後、木村と対峙。
木村は九十九に組まれないように戦いを進めますが
九十九の足技の前に敗れ去ってしまいます。
木村敗戦の報を受けて、神武館ビッグ4が現れ、陸奥に戦いを挑みます。
最初に挑むのは神武館3位の増畑大志
増畑は巨体から繰り出す連撃の凄まじさから
「北の重戦車」という異名を持っていましたが
九十九の前に一撃で敗れ去ります。
次にケガで4位に終わった泉敏彦が出てきます。
泉はその跳躍力とバネの凄まじさから「鳥人」の異名を持ち
九十九を相手に空中に飛んでの三連撃を浴びせますが
九十九は泉を上回る四連撃を浴びせ、泉を倒します。
二人がやられたことで神武館2位の陣雷浩一が出てきます。
陣雷は「ハリケーンソルジャー」の異名を持ち
ローキックを得意技としていますが
その気性の粗さと怖さを特徴としている人物でした。
九十九は今までの戦いよりも苦戦し、陸奥圓明流を開放します。
関節を極めて腕を折る九十九ですが、陣雷は捨て身の目潰しで
九十九の目の機能を止めると打撃を加え続けます。
ダメージを受けた九十九ですが陸奥圓明流奥義「虎砲」を繰り出し
陣雷を一撃で仕留めるのでした。
残るは海堂晃のみとなりますが、舞子が止めたことで、
海堂との対戦は、後日に延期されます。
その間、海堂晃は「虎砲」対策のために修行に籠り
虎砲を破る技術を手に入れます。
(海堂は虎砲を別の奥義である「無空波」だと思い込んでいました)
海堂が山から降り、いよいよ二人の対戦が始まります。
九十九と海堂の体術は互角で一進一退の攻防が繰り広げられます。
そんな中、海堂は九十九に無空波を出すよう要請し
九十九は虎砲(無空波だと思われていたもの)を繰り出します。
一発目の虎砲は完全に躱せず、海堂は大ダメージを受けますが
二発目の虎砲を完全に躱し、海堂は必殺技の「双龍脚」を繰り出し、
九十九を追い詰めます。
追い詰められた九十九は無空波を繰り出すと
海堂は躱し切る事が出来ずに敗北。
九十九は海堂との戦いを経て
世界中の強者との戦いに出向くことを決めるのでした。
3.鬼道館の片山右京を狙う九十九、全日本異種格闘技選手権出場へ
海堂を倒した九十九は次のターゲットを
鬼道館のナンバーワンである片山右京に向けつつ
日本中の格闘技に喧嘩を売り続けます。
そんな九十九の動きをみた龍造寺徹心は
全日本異種格闘技選手権を開催させます。
鬼道館の館長はメンツのために九十九との対戦を嫌い
ナンバー2~4位の強者を集め九十九に闇討ちを仕掛けます。
その行動を読んでいた九十九は夜の公園で記者を呼び、待ち伏せし
鬼道館のナンバー2奥寺らを一蹴し、鬼道館を表舞台に出るようにした事から
片山右京も全日本異種格闘技選手権への出場を決めます。
全日本異種格闘技選手権には片山右京以外にも
神武館の館長である 龍造寺徹心
プロレス界最強の男 飛田高明
シュートボクシング界の天才児 羽山悟
奇跡のキックボクサー 竹海直人
らが参戦をします。
トーナメントの抽選が行われ、各選手が集まる中
九十九は最も激戦となるブロックへ自ら入り込むのでした。
九十九の1回戦の相手は 竹海直人
九十九は竹海にグローブを外すよう進言しますが
竹海は自らのキックボクサーの誇りから
グローブを外さず、戦いに挑みます。
九十九は竹海の攻撃を全て受け切った中で
最後は竹海以上のハイキックを繰り出しKO
圧巻のパフォーマンスで2回戦へ進みます。
2回戦の相手は 羽山悟
羽山は負けたら意味がないと判断し
グローブを外して試合に臨みます。
九十九は羽山の戦闘能力の高さから陸奥圓明流の技を使い始め
相手のパンチを受け流し、みぞおちに肘を打ち込む「蛇破山」
相手のパンチにカウンターを放ち、拳と腕を破壊する「牙斬」
などを繰り出し、羽山を圧倒し、最後は陸奥圓明流の奥義である
「雷」を繰り出し、羽山を完全にノックアウトします。
3回戦の相手は 飛田高明
プロレスラーならではの巨体で圧倒的なフィジカルを誇り
サブミッション(関節技)のスペシャリストとして
巷では優勝候補と噂される人物です。
いよいよ対戦がはじまり、九十九と飛田は手を合わせますが
羽山や竹海のように力を温存しては戦えないと判断した九十九は
陸奥圓明流を開放し、全力で戦いを始めます。
飛田は全力で持っているもの全てを出し尽くし
ラフプレーがない状態で激闘を繰り広げます。
飛田は必殺技「インペリアルホールド」を出しますが
九十九に返されると、最後は陸奥圓明流奥義「龍破」で頸動脈を切られ
自ら試合場を降りて、九十九の勝利となります。
4回戦の相手は 片山右京
海堂以上の天才を名高い片山はその格闘センスの高さから
九十九を上回るパフォーマンスを見せ
奥義である「蛇破山」「牙斬」を破るだけでなく
自らが使い破ると、「龍破」も破って見せます。
そして、片山は自らの必殺技である「菩薩掌」を繰り出し
九十九にダメージを与えますが、九十九は二度目の「菩薩掌」を破り
虎砲を喰らわせることで片山を倒します。
勝負があったかに見えましたが、片山は立ち上がり
菩薩の境地に達し、再び攻撃を始めます。
最初は押されていた九十九ですが、徐々にその動きについていくと
最後は回し蹴りを炸裂させて、九十九は勝利を収めます。
もう一つの準決勝は龍造寺徹心が有力視されていましたが
対戦相手である不破北斗が牙をむきます。
北斗は陸奥圓明流の分家として生まれた不破圓明流の継承者で
序盤で機先を制すると徹心を圧倒します。
徹心はノーガードで一撃必殺の攻撃を狙いますが
北斗のあばら骨を数本折るに止まり、片目を潰され、自ら棄権し
決勝進出者が不破北斗に決まります。
決勝は圓明流を継承する者同士の戦いとなります。
今までの戦いで負傷の度合いが大きい九十九ですが、序盤は北斗を圧倒します。
しかし、北斗は陸奥に対抗するために研究を重ねており
不破の歴史の中でも指折りの実力を持つ北斗は巻き返してきます。
勝つためには何でもする北斗は九十九の攻撃を読み切り、
攻め続けると、陸奥にはない奥義「神威」を繰り出して、九十九を倒します。
しかし、九十九は立ち上がります。
九十九は自らの兄である冬弥を過去に殺してしまった事もあり
自らの中に棲む「鬼」が起きてきます。
そして、九十九は奥義の上に存在する技「四門」を北斗に繰り出し
四門を喰らった北斗は倒れ、そのまま死亡してしまいます。
この技により試合は決着。
全日本異種格闘技選手権の優勝は陸奥九十九となるのでした。
4.渡米する九十九、アリオスキルレインとの出会いと死闘!
日本で王者となった九十九はアメリカへ渡ります。
アメリカには伝説のボクシングトレーナーであるエザード・ロスの
最後の教え子にして、100%の素材であるアリオス・キルレインがいました。
アリオスはボクシングに挑戦した羽山を圧倒的に叩きのめす姿をみた九十九は
アリオスと戦うためにジムを訪れますが、戦いを拒否されます。
九十九は飛田の師匠であるフランク・クラウザーの紹介で
伝説のトレーナーであるテディ・ビンセントの元を訪れます。
アリオスと戦いたい旨と本気度を伝え、テディはトレーナーに就任します。
テディは九十九にボクシングスタイルを教えず
裸足で道着のままリングにあげる事に成功すると
デビュー戦で九十九は1Rノックアウトで相手を倒します。
非公認の試合ながら勝ち星を重ねていく九十九とテディは
6戦目にして対戦相手から公認を得て、公認試合に挑むと
この試合も1Rノックアウトで勝利。
着々と戦績を積んでいきます。
一方、アリオスはテディの想像以上にランキングを上げていき
世界チャンピオンに手が届くところまで出世していきます。
そんな中、アリオスのマネージャーであるドン・キングは
アリオスに最年少での世界チャンピオンと
各団体ごとに3本にばらまかれたチャンピオンベルトを奪うため
ヘビー級統一トーナメントをぶち上げ、開催へと向かいます。
このトーナメントに出場する事を狙ったテディは
ドン・キングに直接交渉しますが
キングは九十九の長期マネージメントを条件にしてきたため
この交渉を断り、トーナメント出場への道は絶たれます。
次なる出場機会を狙うテディはボクシング界に喧嘩を打っている
プロレス界のレジェンド、ラルフ・ドールマンと戦います。
九十九はラルフの前に立ち、ラルフの力を出させずに圧勝。
キングの動向を探りますが、キングはこの挑発にも乗らず
九十九はトーナメントには出場できません。
九十九はアメリカ一の大金持ちであるエドワード・ヒューズの孫である
フローレンスを助けた縁から、エドワードの食事会に誘われます。
フローレンスの病を巡って口論する九十九とヒューズですが
九十九はヒューズの威圧に負けずに我を通すと
ヒューズは九十九にトーナメント出場の資格を与える代わりに
負けたら自分の言う事を聞けという条件を出し、九十九は快諾。
キングに圧力をかけたヒューズの影響でトーナメント出場を決めます。
1回戦の相手は リック・ガンフォード
今までの相手と比較すると段違いに強い相手ですが
リックは白人であり、白人達の期待を一身に受けている背景もあり
九十九は国民からの憎しみを買った状態で試合に臨みます。
実力者のリックですが、本気を出した九十九の前に苦戦を強いられますが
ダウンをスリップと取られるなど露骨な贔屓を受けてしまいます。
そんな中、九十九は圓明流の技である「浮嶽」を繰り出して
リックを再起不能状態にして、ノックアウトしますが
審判団は九十九を負けさせるため、バッティングだと判断し、反則負けとします。
この判定に異を唱えたのは2回戦の相手であるジャージィ・ローマン
ローマンの主張によって、この試合はノーコンテストとなり
リックの棄権という形で九十九は2回戦へと進出します。
日にちを変えて、ローマンとの2回戦が始まります。
ローマンは元世界王者で一度は引退したものの
神の声を聞いて戻ってきたという人物で
戻ってきてからは全勝と神がかり的な戦いを見せているボクサーでした。
試合開始早々から九十九はローマンを攻め立てますが
ローマンは九十九の攻撃を全て受けとめ、重いパンチを喰らわれます。
九十九は体力切れを起こしそうになりますが
折れない精神で攻撃を続けると
ローマンは九十九の攻撃に対応が出来なくなってきます。
一度は九十九に屈しそうになったローマンですが
九十九の一言で復活すると、再びスーパーファイトを見せます。
そんなローマンのパフォーマンスを真っ向から超えようとする九十九は
修羅のごとく攻め立てるとローマンの反応速度を上回り
ローマンを力でねじ伏せてノックアウト勝ちを収めます。
3回戦(準決勝)は相手はチャンピオン・オブ・チャンピオンと呼ばれる
現王者のマイケル・アーロン
アーロンは歴代の王者達と比較してもそれを上回る実績を持っており
歴代最強のヘヴィー級チャンピオンと言われていましたが
九十九を決して軽視する事無く、最善のトレーニングをしていました。
逆に九十九はアーロンには勝てると高を括っていたため
舞子や雑誌社(格マガ)の谷川は九十九に油断するなと苦言を呈そうとします。
しかし、舞子は九十九が負けたら言う事を聞くという条件を前に
アーロンについての条件を言わずに、試合を迎えます。
試合開始のゴングがなりますが、九十九は異様な殺気を放ちます。
アーロンはその殺気を受け流し、九十九に対して冷静に戦いますが
九十九はアーロンに「獅子孔」を受けて、腕を骨折。
九十九が自分を殺しに来ている事を察知し、そのまま倒れ込み
ノックアウト負けとなった事から、九十九は決勝に進出します。
もう一つの準決勝 アリオスvsアナクレト・ムガビ が行われます。
アリオスの圧勝が期待されましたが、ムガビは極端に長い腕を利用して
死角から襲ってくるパンチをアリオスに浴びせ、一進一退の攻防を繰り広げます。
ムガビのアッパーにより、頸動脈から出血したアリオスは
ドクターストップ寸前のところまで追い詰められますが
アリオスは強い心で立て直すと、自らの最大の武器である
「ライトニング・ストレート」を炸裂されムガビをノックアウト
勝利を掴み取ると同時に、ムガビを死亡させてしまうのでした。
いよいよアリオスと戦う事になった九十九
スパーリングパートナー不足から神武館アメリカ支部の館長である
龍造寺巌(舞子の父)とスパーリングを行う事になります。
最初はボクサータイプで戦っていた巌ですが
九十九と戦っているうちに闘志に火が付き、二人は真剣勝負を行います。
結果は九十九の勝利となりますが
巌は九十九の左拳と肋骨を骨折させます。
ドクターストップがかかった九十九ですが
九十九はアリオスとの決勝戦に出場する事を決意するのでした。
そして、始まったアリオスとの決勝戦。
序盤は一進一退の攻防を繰り広げる二人ですが
アリオスは九十九が拳を痛めている事に気付き
得意のコンビネーションで九十九を攻め立てます。
九十九はコンビネーションの打ち終わりに一瞬関節を極め
アリオスを威嚇しますが、アリオスは別のコンビネーションに切り替え
九十九はどんどん追い込まれていきます。
ここで目覚めたのは九十九の心の中に棲む修羅。
人間ではない本性をむき出しに戦い出した九十九は
戦況を一変させ、アリオスを追い詰め始めます。
そして、壮絶な打ち合いが続く中で最終ラウンドへ…
公平なポイントでは負けているもののジャッジでは勝つはず、
と判断したアリオスのセコンド陣はこのまま逃げ切るよう進言しますが
アリオスは未知なる強敵との出会いに微笑み、戦いに向かいます。
アリオスはエザード・ロスに教わった裏のテクニックを駆使し
見えない肘打ち攻撃や足を踏むなどの攻撃を絡め、互角に戦います。
残り時間が無くなっていく中、九十九は無空波を繰り出し
無空波後にもう一発のパンチを繰り出したところでアリオスはダウンします。
そのまま10カウントが数えられて九十九は勝利。
ヘヴィー級の統一王者に輝くのでした。
試合が終わった後、九十九は自分に戦う場を教えてくれた
テディ・ビンセントにチャンピオンベルトを渡し、感謝の意を伝えます。
試合後、入院していた九十九ですが、すぐに退院すると
ネスパーズ族のマッイイツォと共に姿を消してしまうのでした。
5.ブラジルへ渡る九十九、グラシエーロ柔術との戦いへ挑む
姿を消した九十九はブラジルへ向かっていました。
祖父である陸奥信玄から”柔術”という格闘技を開発した
前田光世という人物から柔術を受け継がれる
ビクトル・グラシエーロという人物を探していたのでした。
九十九がリオデジャネイロでビクトルを探している間
アニータという少女に出会います。
アニータはスラム街の貧しい場所で育っているため
トロンボ(日本で言う泥棒)をして生活を維持していました。
マッイイツォはアニータに鞄(金品)を獲られてしまいますが
神父をしているレオン・グラシエーロという人物が現れ
盗んだ鞄を奪い、九十九達に返します。
九十九はレオンが只者ではない事を見抜き、
戦いを申し出ますがレオンは辞退します。
そんな九十九の姿を見ていたのが
神武館ブラジル王者のイグナシオ・ダ・シルバ
イグナシオはグラシエーロの道場を知っていると九十九に告げ
二人をグラシエーロの道場まで案内します。
道場についた九十九達はビクトルと対面します。
九十九は前田光世から柔術を引き継いだ人間と戦いたい事を告げると
ビクトルはグラシエーロ家が開催する何でもありの格闘技大会である
「ヴァーリ・トゥード」という大会への出場を薦めます。
ビクトルはグラシエーロ家からは現道場のエースであるラモン・グラシエーロと
既に引退をしているレオン・グラシエーロが出場すると
九十九に告げると、九十九はそれを快諾し、出場を決めると
同行していたイグナシオも出場を決めます。
九十九達は神武館のブラジル道場で居候をさせて貰う中
いよいよトーナメントが始まります。
トーナメントには、ラモン、レオン、イグナシオの他に
オランダのケンカ屋キックボクサー ヤン・グーリット
未来の横綱と呼ばれた サレバ・ペニタニ(南洋竜)
傭兵として戦場で戦ってきた ブラッド・ヴェガリー
究極のパワーを持ち合わせるレスラー ジョニー・ハリス
などの強豪が出場していました。
九十九は1回戦の相手はカポエラ使いの リカルド・マジーニョ
卓越したバネを持ち連続して蹴りを繰り出しますが
九十九はリカルド以上の蹴りを繰り出し圧勝。
実力の違いを見せて2回戦へ進出します。
九十九は2回戦の相手は南洋竜こと サレバ・ペニタニ
ペニタニは1回戦で相撲スタイルの立ち合いから
ぶちかましを見せて、圧勝しており
九十九との対戦でも相撲スタイルの立ち合いポーズで待ち構えます。
九十九はペニタニと真っ向勝負で相撲を取り、張り手でひざをつかせると
次の立ち合いでは陸奥圓明流奥義の斧鉞(ふえつ)を繰り出し
ペニタニの脳天にかかと落としを決めて完勝するのでした。
2回戦ではもう一つの注目カードが行われます。
そのカードとは ヤン・グーリットvsラモン・グラシエーロ
最初は様子見を行っている二人ですが
ラモンがわざと隙を見せてヤンの蹴りを誘うと
そこからグラウンドに持ち込んで、後ろから締めあげます。
ヤンは目つきやギブアップのフリなどをしますが
ラモンには通用せず、傷一つ与えられず完敗してしまうのでした。
九十九の3回戦(準々決勝)の相手は傭兵の ブラッド・ヴェガリー
ヴェガリーは2回戦で地力で上回りながらも
目つきを行い、目をえぐっての勝利を収めており
九十九に対しても何でもありの戦法での戦いを挑んでいきます。
ヴェガリーの暗器で目を切ってしまった九十九は
服から出した強靱なテグス糸で九十九の首を締め上げますが
九十九は全てに対応した上で、唾を吐く雹(ひょう)という技などを繰り出し
ヴェガリーを圧倒して、最後はギブアップを奪い、勝利を収めます。
3回戦では、レオン・グラシエーロとジョニー・ハリスが
相手を練習台にしたり、敢えて技を受ける戦いぶりを披露しながら完勝。
そして注目のカードである
ラモン・グラシエーロvsイグナシオ・ダ・シルバ
の試合が始まります。
屈指のパワーファイターであるイグナシオに対して
ラモンは技と読みを駆使して、倒そうとしますが
イグナシオのパワーの前に倒すことが出来なくなります。
イグナシオの底なしのパワーに恐怖したラモンは
戦う意志をなくし、蹴りによって骨折し、そのまま敗れてしまいます。
準決勝の九十九の相手は イグナシオ・ダ・シルバ
イグナシオは九十九の負傷した目を気にしながら戦いますが
九十九はイグナシオのずば抜けた戦闘能力を前に
己の中にある修羅を解放させます。
パワー一辺倒で攻撃していたイグナシオですが
ここで隠していたテクニックを解放し、互角以上に戦います。
しかし、九十九は修羅を全開に解放させると
全力のイグナシオを上回る戦いを見せて
最後は立った状態のイグナシオを羽交い締めにさせて失神させ、勝利を収めます。
もう一つの準決勝は レオン・グラシエーロvsジョニー・ハリス
お互いに全力を見せずに準決勝に上がってきた化物同士の戦い
ジョニー・ハリスは序盤、レオンの攻撃を受けてダメージを受けますが
そこからパワーボムで反撃をして、レオンにダメージを与えます。
レオンは己の体の中に棲む悪魔(デイアーポ)を解放すると
ハリスの首を一気に極め、致命的なダメージを与えると
そのままマウントポジションを取り、ハリスを倒します。
陸奥九十九vsレオン・グラシエーロ で行われる決勝戦。
九十九は全力のレオンと戦うために
レオンの悪魔(デイアーポ)を出させるよう攻め込みます。
なかなかデイアーポを出さないレオンに対して
九十九はグランドの攻防でもレオンを上回ると
遂にレオンはデイアーポを解放し、殺す気で戦い始めます。
右腕を折られた九十九は、左腕で無空波を繰り出しますが
レオンは九十九の左腕を押さえて折ります。
無空波のダメージは受けたものの両腕を折られた九十九は
ピンチに立たされ、そんな九十九にレオンは容赦なく襲いかかります。
ジョニー・ハリスに繰り出した首折り攻撃を行います。
九十九は自らも体を捻って、首折りをなんとか凌ぐと四門を解放。
レオンを倒して、後頭部に頭突きを行い、レオンを倒します。
勝負があったかに思われましたが、立ち上げるレオン。
優勝賞金をトロンボをしているアニータ達の為に
捧げたいという想いで戦いを続けますが
九十九の蹴りを受けて、倒れてしまいます。
そして、陸奥九十九のヴァーリ・トゥード優勝が決まります。
ヴァーリ・トゥードが終了し、九十九はアニータの前に現れます。
九十九との戦いでレオン・グラシエーロは死亡してしまったことから
アニータは九十九を罵倒しますが、九十九は優勝賞金をアニータに与え
その場を去って行ってしまいます。
九十九はビクトル・グラシエーロの元を訪ねると
ビクトルは前田光世から正当に技を受け継いだ
ケンシン・マエダという人物がいることを教えると
九十九はブラッド・ヴェガリーと一緒に
リオデジャネイロを去ります。
再び行方が分からなくなってしまった九十九
舞子は夢の中で密林の奥地へと進んでいく九十九に声をかけ
九十九が振り返らずに手を振るところを描き
「修羅の門」は終了となります。
「修羅の門」の全体評
ここまでずっと「修羅の門」の あらすじ(ネタバレ)を語ってきました。
陸奥九十九が己の拳法を持って
次々へと未知なる強敵を倒していく。
ストーリーとしては分かりやすい形になっており
その分かりやすさにマッチした
迫力のあるバトルシーンが魅力の漫画でしたね。
私は修羅の門を昔から全巻持っていて
何十回と見返したので、今回のあらすじは
漫画を見ないで書いているので
いつものあらすじ紹介よりは簡易になっているかもしれません。
ただ、ここの言葉で語れるほど奥の浅い漫画ではないので
是非、一度「修羅の門」を見て欲しいですね。
昔の漫画ではありますが、めちゃくちゃ面白いですよ。
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