漫画「キングダム」が面白すぎる!魅力を語りまくった【ネタバレなし】

週刊ヤングジャンプで2006年から連載されている
大人気漫画「キングダム」(作者:原泰久)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「キングダム」の素晴らしさや人生の教訓に繋がる話などしていきたいと思います。

記念すべき漫画GIFTの第一段となるレビュー作品は

「キングダム」

です。

キングダムはもともと人気漫画でしたが、
人気が急加速したのはテレビ朝日系番組「アメトーーク」で
“キングダム芸人”が放送されてからです。

実際に私もアメトーークを見るまではキングダムの存在を知らなくて
アメトーークを見てから、じゃあ最初だけちょっと読んでみようかなと思って
ブックオフに立ち寄ってみました。

しかし…

ブックオフに「キングダム」が1巻も置いていない…

ブックオフのコミックコーナーを何周しても「キングダム」の「キ」の字も見つからない

そうです、この日を境に(かどうか分からないけど)
ブックオフなどの全国の古本屋でキングダムが無くなってしまいました。

「おおぉ、マジか。アメトーークの影響力ハンパねぇな」

と思うと同時に「キングダム、そんなに面白いのか!?」と思い
本屋で1巻だけを手にとって読んでみると
面白くて一気に虜になってしまいました。

「こりゃぁ、人気になるわなぁ」

って感じで、とにかく魅力を人に話したい。

そう思える漫画に仕上がっていました。

ということで、そんな大人気作品キングダムの魅力を伝えていきましょう!

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「キングダム」とはどんな作品?

キングダムは週刊ヤングジャンプで連載されている漫画で作者は原泰久先生

2006年から連載が開始されて、現在も連載中
66巻まで発刊されています。
(2022年9月24日現在)

作者:原泰久
出版社:集英社
掲載誌:週間ヤングジャンプ
掲載期間:2006年9号~現在連載中
巻数:66巻
(2022年9月24日現在)

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「キングダム」の概要とあらすじ

中国の春秋戦国時代(紀元前230年あたり)を舞台に
秦の始皇帝である政(えいせい)が中華統一するまでの道のりを描いた戦国作品です。

主人公は政ではなく、信(しん)という少年

下僕の身でありながら大将軍という武官の
最上位の地位まで登り詰める過程を描いています。

まあ、最初から偉い人だったりすると物語を書きづらくなるので
身分の低いところから成り上がりのストーリーを描く
というのはある意味王道のストーリーの作り方ですよね。

秦の国王である政、そして政の下で武功を重ねて大出世を狙う信

秦、趙、魏、楚、燕、韓、斉の7国がひしめく中華大陸の中で
政と信はどのように戦いを勝ち抜いていくのか?

そして、政の王座をよしとしない弟の成蟜(せいきょう)や
虎視眈々と玉座を狙う文官のトップ呂不偉らとの
秦国内での権力争いをどのように勝ち抜いていくのか?

全体的なあらすじはこんな感じです。

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今から2000年以上も前に繰り広げられた
キリキリとした政治と外交、そして戦争の様子を描いた作品が「キングダム」です。

戦国物の特徴なんですが、1対1の戦いではなくて
1対多、多対多の戦いになるというのが
物語を面白くする要素になっているんですよね。

昔、ゲームの信長の野望とか三国志をよくやっていたんですが
周りに色々な国がある中で国を成長させて
他国を攻め取っていくところはメチャクチャ楽しいんです。

だけども、大陸の半分くらいを制圧して、残った国を潰していく段階に入ると
やっつけ仕事みたいになって急につまらなくなっちゃう。

たぶん、こんな経験をしている人は私以外にもいると思いますが
キングダムの場合は7つの国が様々な思惑を抱えながら
争いを繰り広げている時代の話なので
もう既に面白くなる舞台が整っているんですよね。

この盛り上がり必至の舞台に
原先生の素晴らしい脚本と演出が加わっているので
キングダムは大人気なんですよね。

その素晴らしい演出を紹介していきましょう。


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「キングダム」のここが凄い!!

大悪人が正義の味方となって主役の座についた

キングダムの主役は信という青年ですが、
並行して主役級の扱いを受けているのは
後の秦の始皇帝である秦国の大王、政です。

この政という人物は英雄というよりも悪人として歴史に名を残しています。

政がやったことをざっくりと説明すると

中国全土を統一した後に万里の長城を築く為に
多くの罪なき人を奴隷として働かせたり、
過酷な税を民に求めて人々の暮らしを圧迫

そして自分は阿房宮(あぼうきゅう)という
贅沢の限りを尽くしたハーレム宮殿を造り贅沢三昧をする

というような事です。

この時代に万里の長城のようなとてつもなくデカい
建物を作った時点でどれだけの人が犠牲になったのか想像がつきますね。

今の日本に生まれていれば間違いなくネットで大炎上をさせるような人物です。

政の行動を見ていると現代の中国政府が台湾や香港に対して
とっている対応もなんだか納得できるような気がしてしまいます。

今まで中国の歴史漫画としては、
秦の始皇帝が死去した後の戦乱を描いた「項羽と劉邦」や
劉邦が漢帝国を創り漢の末期の戦乱を描いた「三国志」が題材としてはメジャーでした。

  

これらが漫画の題材としては取り上げられたのは、
「項羽と劉邦」で言うところの劉邦や「三国志」の劉備が“仁の人”であったからです。

ベビーフェイス(善人)だからこそ漫画の主役に相応しいわけで
歴史上の悪人は普通、漫画の主役になません。

そんな理由もあってか秦の始皇帝である
政を主役にした漫画は描かれていませんでした。

ですが、キングダムではその発想を逆転させて、
秦の始皇帝を正義の味方として主人公に選んだことに新鮮さがあります。

キングダムに限らず、正義と悪なんてものは表裏一体で常に移り変わるものです。

見る視点の違いで正義と悪は簡単に立場が変わるんですよね。

大人気漫画である「ワンピース」では海賊のルフィーが主人公ですが、
ルフィーが暴れたことで自分の家を壊されたり、食べ物を奪われた住民などがいるはずですが、
主人公のルフィーが正義で海軍が悪のような描かれ方をしているので、
ルフィーって悪い奴だなと思う人はいなくなります。

キングダムも同じで政を主役とすることで、
政を悪とした視点を排除して、戦神と言われた秦の始皇帝の生き様、
人生をスリリングに描いて迫力のあるストーリーを
展開しているのがキングダムの凄いところの一つだと言えます。

史実はごくわずか、それゆえの自由なストーリー

秦の始皇帝の記録は「史記」という書物に残されています。

しかし、史記が書かれたのは、今から約2000年以上も大昔なので、
当然、記録が詳細に残っている訳ではありません。

それゆえに史記に残されている事だけを繋ぎあわせるだけだと
ごくわずかな事しか伝えられません。

事実の少なさゆえに漫画として取り扱えなかった
という側面も多分にあると言えますが、
キングダムはこの史実の少なさを逆手にとって
フィクション(作り話)を多分に取り込んでいます。

これによってストーリーが俄然盛り上がります。

例えば、史記の書物上では

○○年に秦が趙を攻めた。
○○年に秦が趙を滅ぼした

という記述しかなかった場合、
秦が趙を滅ぼすまでのストーリーはすべて作者が作ることが出来る訳です。

それゆえに当時では考えられなかった
現代の発想や妄想上の強者を作品に登場させる事が出来るので、
より面白くよりドラマチックなストーリーを作ることが可能になります。

これにより歴史漫画でありながら、堅苦しい史実にとらわれず
格闘漫画みたいな世界を展開することが出来ます。

趙の三大天である龐煖(ほうけん)などはそれこそ化け物のような強さを誇っています。

「いやいや、お前一人で10万人に勝てるだろ!」

みたいなツッコミを入れざるをえないキャラクター(将軍)を登場させ、
ド迫力のバトルを展開されればもう続きが見たくて仕方なくなってしまう訳です。

ざっくり言ってしまうと

史実が少ない事を良いことに
やりたい放題やっている訳ですね。

現実と創作の絶妙のブレンド具合がキングダムの素晴らしいところです。

キャラクターが魅力的過ぎるし、スペック高すぎる

先ほど龐煖の話をしましたが、化け物は龐煖だけではありません。

秦の六大将軍である王騎(おうき)なども
ビジュアルからしてただ者ではありませんが、強さは龐煖と並ぶ化け物ぶりです。

一人で10万人に勝てるんじゃないかという
範馬勇次郎的(グラップラー刃牙)な無茶苦茶な強さを持つ

将軍達がキラ星の如くいて、その迫力が半端ない将軍達が
白熱の戦闘シーンを繰り広げる訳ですから読んでるだけでワクワクするんです。

まさに○○無双もびっくりの世界です。

そしてキングダムのキャラクターは武力に物を言わせる怪物ばかりではありません。

人智を超えた知力を持ったキャラクターも数多く登場してきます。

キングダムでは戦を描く際に陣や戦略の要素を懇切丁寧に描いているので
知力を持った武将の存在感がより一層際立っています。

これだけ戦略の重要性を書いている漫画はキングダムだけかもしれません。

キングダムに登場してくる知力系の将軍といえば

李牧や昌平君などはその代表格ではありますが、どいつもこいつもイケメンです。

武力系 ごっつくて格好いい
知力系 イケメンで繊細

という棲み分けが出来ているのかなと思いきや、
李牧や昌平君は何気に武力も備えているという反則ぶりです。

「おいおい、イケメンで強くて頭もいいんかい!」

とこちらもツッコまずにはいられませんが、
これらの超人達が持っている武力や知力を総動員して戦う訳ですから、
盛り上がらない訳がありません。

最高の武力と最高の知力がぶつかり合う様は
漫画キングダムの醍醐味といえるでしょう。

キングダムの総合評価

ここまでの話をしておいて総合評価もへったくれもないのですが
キングダムはとにかくめちゃくちゃ面白いです。

戦国系の漫画が好きな人は絶対に読まなきゃいけない作品ですが
戦国系の漫画が好きじゃない人も読まなきゃいけない漫画です。

四の五の言わず、とにかく読んで下さい。

ちなみに中国史としての漫画は「三国志」や「項羽と劉邦」
が代表的な漫画ではありますが「項羽と劉邦」などは
事前に見ておくと更にキングダムを楽しめます。

キングダムでは英雄として描かれている政は
「項羽と劉邦」ではどのような人物として描かれているのか。

そして、政の築いた秦帝国はどのような国になったのか。

こんなバックボーンを知るともっと面白くなります。

そして、現代の中国がなぜおとなしくせずに

東シナ海に侵略をしてくるのか?
台湾や香港を力でねじ伏せてくるのか?
覇権主義を掲げているのか?

こういったところもキングダムを見ると
中国の根っこのようなものが垣間見えてくるので
現代と秦の時代をリンクさせてキングダムを読んでみると
より興味深く漫画を見られると思います。

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