週刊ヤングマガジンで2004年から連載されていた
人気漫画「センゴク」(作者:宮下英樹)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「センゴク」の印象的だった点
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
「センゴク」のどのあたりが魅力的なのか?
見所も含めて語っていきつつ話したいと思います。
今回取り上げる漫画は
「センゴク」
です。
タイトルを見ていただければ一目瞭然ですが
戦国時代を舞台にした漫画になっています。
という事で、どんなジャンルの漫画なのかを定義していきましょう。
この漫画のジャンルは「歴史物漫画」です。
「センゴク」は戦国時代のど真ん中である
織田信長、豊臣秀吉を中心に描かれた漫画になっています。
戦国時代と言えば、歴史好きの中でも幕末と並んで
華のある世界(テーマになりやすい世界)で
このブログでも
「信長のシェフ」「信長協奏曲」
などを紹介させて頂いています。
こちらの評価もしているので、良かったら見て下さいね。
「信長協奏曲」は歴史漫画でありながら、コメディーとしても楽しめる
「信長のシェフ」も「信長協奏曲」もタイムスリップもので
普通に戦国時代を描くのではなく、ひと捻りありましたが
「センゴク」はどのように戦国時代を描いているのか??
たっぷりとお話をしていきたいと思います。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
歴史物でオススメの漫画は? → 人気ブログランキングへ
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サスペンス物でオススメの漫画は? → にほんブログ村 漫画ブログ
「センゴク」はどんな作品?
「センゴク」は週刊ヤングマガジンで連載されている人気漫画です。
ジャンルは歴史物漫画
作者は宮下英樹
コミックスは全15巻
(現在はセンゴク権兵衛として連載中)
作者:宮下英樹
出版社:講談社
掲載誌:週刊ヤングマガジン
掲載期間:
センゴク 2004年21号~2007年45号
センゴク天正記 2008年3号~2012年26号
センゴク一統記 2012年31号~2015年45号
センゴク権兵衛 2015年50号~
巻数
センゴク 全15巻
センゴク天正記 全15巻
センゴク一統記 全15巻
センゴク権兵衛 25巻
(2021年11月25日現在)
「センゴク」を無料で読むには
「センゴク」をすぐ読みたい方は
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「センゴク」の概要とあらすじ
時は戦国時代
稲葉山城の戦いで、美濃国を治める斎藤家の家臣だった仙石権兵衛秀久は、
信長率いる織田に攻め込まれ、捕らえられてしまいます。
捕らえられた仙石は信長の命で処刑されそうになりますが、
信長の家臣である堀久太郎と戦い、勝利した事から信長軍に加わる事となります。
果たして、仙石は戦国の世で成り上がれるのか??
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
めっちゃ端的にまとめましたが、出だしはこんな感じです。
主人公は織田信長でもなければ、豊臣秀吉でもない
仙石権兵衛秀久という謎の人物が主人公です。
それなりに戦国時代に詳しかったつもりの私ですが
仙石秀久という名前を知らなかったので
Wikipediaで調べてみたら、どうやら実在した人物のようです。
Wikipediaに出ていた言葉を引用すると
”豊臣秀吉の最古参の家臣で少年の頃より仕え
家臣団では最も早く大名に出世した”
と書いてありました。
意外にもビッグネームだったんですね~
私が無知でした(汗)
という事で、歴史通である宮下英樹さんが描いた
「センゴク」の面白い部分を話していきたいと思います。
//adm.shinobi.jp/s/2d448c6cbe8ebfef5fd47df8bcb36075
「センゴク」の特徴
歴史愛が止まらない作者の戦国時代愛が凄すぎる!
「センゴク」の一番の特徴を話すと
”作者への戦国時代愛の凄さ” です。
センゴクという漫画は様々な昔の書物を参考にして
ストーリーを組み立てています。
そして、この書物の読み込み量がハンパないんですよね。
あまりの書物の種類の多さとその内容の深さから
最初は作画と原作者(原案者)が違うんだろうなぁ
と思っていたんですが、
”作者欄を見てみると宮下英樹さん一人”
これだけの膨大な量の情報を仕入れながら
漫画まで書き上げるという仕上がりに
「宮下さんの戦国時代への愛の深さ」を感じます。
そして、その愛の深さを痛感するのは
作者の宮下さんが書物の解釈に異論を唱えて
独自の解釈を取り入れた上で、漫画にしている点です。
この場所で合戦をしていたという記述があるが
実際にその場所を見てみたら、とても数千・数万という
大群が通れるような場所ではなく、対峙出来るような場所でもない。
なので、この記述は矛盾が感じられる
みたいな事が随所に書いてあります。
「歴史書に突っ込みを入れて、自分の解釈で歴史を展開する」
この歴史学者のような事をやりながら
面白い内容にアレンジして漫画を書き続ける。
この神業のような技術を存分に駆使して
出きている漫画が「センゴク」なんですよね~
これはただ漫画をヒットさせたいとか
面白いストーリーを描きたいという
欲求だけで実現できるものではなく
心から歴史を愛している、戦国時代を愛している
だからこそ出来る芸当だと言えます。
実際に宮下英樹さんにお会いしたことはないので
どのような考えでセンゴクを描かれているのか分かりませんが
おそらく描きたいアイディアが頭の中にたくさんあって
そのアイディアを具現化しているんだろうなぁと思います。
深き愛から展開されるストーリーに注目です。
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織田家は苦難の連続だという視点が良い!!
もう一つ「センゴク」を読んで面白いと思うのは
”織田信長率いる織田軍が超絶苦戦の連続である”
という点です。
本能寺の変で命を落としたものの
天下を統一した麒麟児である織田信長に挫折のイメージがありません。
桶狭間の戦いで今川義元を倒し
朝廷を味方につけて、浅井・朝倉軍を倒し
鉄砲部隊を用いて武田軍を倒し、
事実上、天下統一を果たした
というのが、私の織田信長に対するイメージです。
しかし、センゴクで描かれているのは
朝倉攻めの際に、浅井の裏切りによって瀕死となる織田軍
本願寺を中心に連合軍を組まれて瀕死となる織田軍
武田信玄の進軍によって瀕死となる織田・徳川連合軍
そして、この後も苦難の連続である戦が描かれています。
天下を統一した超成功者の織田信長ですが
実際は数々の敗戦(失敗)を繰り返し
天下人の座まで昇っていた事が分かります。
私達は成功者に対して、大した苦労や努力をせずに
上り詰めたように感じまりますが、実際は違います。
天下人の苦悩が伝わる視点は本当に面白いです。
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「センゴク」の全体評
「センゴク」は歴史物漫画の王道と言える
時代設定と描き方をしていますが
作者である宮下英樹さんの戦国時代愛の深さによって
他の歴史物漫画とは違う味を出せている漫画です。
絵柄には好き嫌いがあるかもしれませんが
天下人である織田信長がいかに大変な思いをして
天下統一に向けて動いていったのか
という事を学ぶことが出来るので
自分の実生活でももっと努力やチャレンジが必要だなと思うことが出来ます。
歴史物漫画としてはそれほどメジャーではないですが
読めば読むほど、どんどん面白くなっていくので
是非、一度漫画を読んでみてください。
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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
Post source:漫画「センゴク」が見せる戦国時代愛と独自の解釈は必見だ!!【評価・感想】