週刊漫画TIMESで2011年から連載されている
人気漫画「信長のシェフ」(原案:西村ミツル、作画:梶川卓郎)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「信長のシェフ」の素晴らしさや面白さ
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「信長のシェフ」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
「信長のシェフ」の魅力なども語っていきたいと思います。
今回取り上げる漫画は
「信長のシェフ」
です。
連載されている「週刊漫画TIMES」という
雑誌を知っている人はそんなに多くないと思いますが
2013年にテレビ朝日系のドラマで放送されて
一気にメジャーな漫画になりました。
しかも、2014年には信長のシェフPart2が放送されており
この漫画が多くの人に支持されていたことが伺えますよね。
という事で、知っている人は多いと思いますが
「信長のシェフ」がどんな漫画のジャンルなのかを説明していきましょう!!
この漫画のジャンルは「料理漫画」です。
まあ、シェフという単語が入っているくらいですから
料理がメインテーマになっている事は
この漫画を知らない人でも想像がつくと思うのですが
「信長のシェフ」は歴史漫画としても楽しめます。
(このあたりはレビューでたっぷりと語っていきます)
私は基本的にドラマが好きではないので
「信長のシェフ」をドラマでやっていた時は見ていなかったのですが
漫画を読んでいくと
「あぁ、この漫画はドラマになるレベルだわぁ」
と、思うくらいに面白い仕上がりになっているんですよね。
そんな「信長のシェフ」の魅力について存分に語っていきましょう。
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「信長のシェフ」はどんな作品?
「信長のシェフ」は週刊漫画TIMESで連載されている人気漫画です。
ジャンルは料理漫画(歴史漫画)
原案は西村ミツル、作画は梶川拓郎
コミックスは25巻までが発刊されています。
(2020年3月7日現在)
原案:西村ミツル、作画:梶川拓郎
出版社:芳文社
掲載誌:週刊漫画TIMES
掲載期間:2011年3月号
巻数 25巻
(2020年3月7日時点)
「信長のシェフ」を無料で読むには
「信長のシェフ」をすぐ読みたい方は
「漫画BANG!」という無料アプリで読むことが出来ます。
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「信長のシェフ」の概要とあらすじ
主人公のケンはある日、平成から戦国時代にタイムスリップしてしまいます。
全く異なる恰好をしている事から曲者扱いされ、
兵士達に追われて一緒にタイムスリップした人間は殺されてしまいます。
ケンは川に飛び込み逃げますが、記憶を失ってしまいます。
なんとか川から出た先には夏(なつ)という女性がいました。
ケンは夏に助けられ、自宅へと連れていかれます。
シェフであるケンは川に飛び込んだ際に鰻を獲っていました。
この鰻のことを夏が宇治丸と呼んでいた事から、
ケンは自分が戦国時代にタイムスリップした事を知ります。
夏に料理を振る舞うケン。
食材や調味料が足りなくても、その腕とキャリアで絶品料理を作ります。
絶品料理を作るケンの料理が評判となり、
近所中がケンの料理を求めてやってくるようになります。
この評判を聞きつけて現れたのは、
天下布舞を唱え後に日本を統一した織田信長。
信長は夏の命を脅かす事でケンを専属の料理人になるよう命じます。
果たしてケンは平成の時代に戻れるのか?
信長の下で殺されず料理人を務められるのか?
タイムスリップしたケンがその料理を武器に
織田信長を始めとした強者の中で生きていく姿を描いた料理漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
まあ、戦国時代と現代を掛け合わせた設定なので
いわゆる ”タイムスリップもの” です。
となると、基本的には現代にいるものが有利になる訳ですが
「信長のシェフ」はこの力関係のバランスが絶妙なんですよね。
ちょっとネタバレになってしまいますが
・料理という持っている武器の種類
・タイムスリップした人数
などなど、良い感じで戦国時代に溶け込んでいるんですよね~
「信長のシェフ」の面白い点、素晴らしい点や
この漫画が語っている戦争の本質など
そんなところを踏まえて、語っていこうかなと思います。
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「信長のシェフ」のここが凄い!
料理漫画ではなく、戦争の本質が分かる歴史漫画!
「信長のシェフ」は主人公が料理人で
様々な戦国武将達に料理を振る舞うので
一見、料理漫画のようなスタイルをとっていますが
実際は歴史漫画です。
戦国時代や戦争というと、どうしても
”武力の衝突”
というイメージを持ちがちですが
実際には外交が重要になってくるんですよね。
これは現代になっても同じですよね。
特に核爆弾という使ったら終わりという
武器が蔓延しているので、各国は武力衝突などまずしません。
実際は外交で戦争を行っています。
アメリカと中国の交渉では関税を大きく変化させて
自分たちの主導権を握るように動いていたり
多国間で貿易交渉をやりたい国と
1対1で貿易交渉をやりたい国で激しい論戦をしたり
などなど、ほとんどが外交で争っています。
この外交する武器として使われるのが
「ケンの料理」です。
戦国時代の料理がどれくらいのクオリティーだったのかは分かりませんが
昭和初期の段階でも食文化はかなり遅れていたことからも
分かるように相当にレベルが低かったと思います。
ここに現代の料理を出されれば
虜にならない人はまずいません。
外交を行う上で、最強ともいえる武器をふるって
戦国武将さながらに活躍するケンの姿が見ていて爽快です。
戦争の本質が見える為になる歴史漫画
それが「信長のシェフ」です。
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平成から来た人間達のドラマ、そして戦国武将達のドラマは必見!
「信長のシェフ」は料理漫画にあらず、歴史漫画である
という話をしましたが
歴史漫画の最大の見所は人間ドラマですよね。
戦国時代ものに限らず、幕末ものや中国史ものなど
漫画として描かれる歴史漫画は人間ドラマが最大の見所です。
同盟を組んでもすぐに裏切られるような時代
信じるものは己の武士道のみ
といった世界観は見るものを魅了します。
個人的には浅井長政が最後信長に追い詰められて
自害してしまうシーンが最高でしたね。
そして「信長のシェフ」の場合は
ここに平成からタイムスリップしてきた人間のドラマがあります。
ちょっとネタバレになってしまいますが
ケン以外にも3人の人物が平成からタイムスリップしています。
一人はすぐに見つかって殺されてしまいますが
ケンの同僚であったようこ・松田らのドラマも見逃せません。
特に松田は歴史を知っている事を逆手にとって
明智光秀をはじめとした戦国武将達を揺さぶっていき
自らの野心を成し遂げようとする。
このスリルと揺さぶられる武将達のドラマは
見応え十分の描写になっています。
しかも、ストーリーも丁寧に作られていて
スッと入ってくるようになっている点も素晴らしいです。
(登場人物が歴史に詳しすぎだろっ、とは思いますが 笑)
「信長のシェフ」は深みのある良い漫画に仕上がっていますよ。
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「信長のシェフ」の全体評
「信長のシェフ」やタイトルや初期設定だけをみると
料理漫画の雰囲気を醸し出しているのですが
漫画を読み込んでいくと、
れっきとした歴史漫画であることが分かります。
絶品料理を作って様々な戦国大名を相手に
交渉を成立させていくケンの姿を見ていると
戦争の本質が分かりますし
外交の意味が分かってきます。
また、登場人物の人間ドラマも丁寧に描かれており
大きく心が動かされる場面が多々出てくるので
読み応え十分の作品であるともいえます。
「料理漫画ってなんか読む気にならないんだよなぁ」
と思っている人は、是非一度読んでみてください。
ガラッと見方が変わると思いますよ。
(私も見方が変わりました)
Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
Post source:「信長のシェフ」は料理漫画だと思って読むと大きく裏切られる作品【感想・レビュー:ネタバレなし】