ただ離婚してないだけネタバレ感想!ただの不倫がこんなことになるなんて

ただ離婚してないだけのネタバレ感想です。

作者は、本田優貴先生。

2013年『東京闇虫』

2015年『東京闇虫パンドラ』の実写版映画が公開。

小学館のWebコミックサイト『やわらかスピリッツ』にて『アイアムアヒーロー』のスピンオフ漫画で、大阪が舞台の『アイアムアヒーロー in OSAKA』を連載。

※『アイアムアヒーロー』(I Am a Hero)は、花沢健吾氏による漫画です。

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ただ離婚してないだけ1巻ネタバレ

ただ離婚してないだけ1巻1話ネタバレ

正隆と雪映は結婚7年目の夫婦。

正隆は、フリーのWEBデザイナー。

雪映は、高校教師。

二人の結婚生活は破綻しており、2人はただ離婚していないだけの関係だった。

毎朝、2人で朝食を取る。

だが、そこに会話はない。

黙々と雪映の作った料理を食べる正隆。

そんな日々が毎日続いていた。

家庭内別居。

ひとことで言えばそうなる。

結婚7年ともなればそんな夫婦だって少なくない。

なぜなら、現実に向き合うと疲れるからだ。

理想を求めると辛い。

だから、正隆は割り切って結婚生活を送っていた。

だが、ストレスは溜まる。

そんな正隆のもとに一人の少女が現れた。

新聞配達の少女は通り一遍の営業を済ますと玄関中へ入って来た。

「扉閉めてて」

そう少女に正隆は言った。

なんてことはない。

正隆のストレスのはけ口は、不倫をする事だった。

そして、不倫は円満な家庭内別居を続けるコツでもあるとさえ思っていた。

そんな一見平穏な正隆の生活を脅かす出来事が起こる。

それは不倫相手の少女・萌からの一言だった。

「今度さ旅行に行こうよ」

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]バレてないと思っていた不倫がバレているかもしれないことに気付いた正隆。バカだなこいつ。[/chat]

ただ離婚してないだけ1巻2話ネタバレ

不倫相手の萌を悲しませないために、不倫旅行にでかけた正隆。

妻・雪映への言い訳は「出張」だった。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]下手な嘘バレバレだよ笑[/chat]

萌と写真まで撮ってそれなりに満喫する正隆だが、ときおり雪映の影におびえる。

それでも、若い萌の魅力には抗えない。

旅館の部屋には露天風呂がついていてお楽しみを味わう正隆。

だが、ふと頭をよぎる。

もし、あの時が違っていたら?

今、ここにある現実も違っていたのだろうか?

ふと物思いにふける正隆に衝撃的な一言を萌は言った。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]よくあるパターンだけど、この先どうなる?どうする正隆?[/chat]

ただ離婚してないだけ1巻3話ネタバレ

「これ、クレジットの明細なんだけど」

食事の最中、目の前に座る雪映からクレジットの明細を見せられる正隆。

「調べてみたら、これ箱根の旅館だったよ。出張だったんだよね?2人分の宿泊費が引き落とされてるんだけど」

正隆は黙ったまま雪映の言葉を聞く。

手にした茶碗と箸は動かせない。

「誰と何の出張だったのか」

雪映に迫られる正隆。

「え、今、飯食ってるんだけど」

とぼけたようにその話題からはぐらかそうとする正隆。

しどろもどろに言い訳すると、雪映は無言のまま席を立ち、残した食事を流しにぶちまけた。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]イラつく男だな、正隆。[/chat]

あの日から正隆は情緒不安定になった萌にかかりっきりだった。

頻繁に会うようにし、なんとか萌の機嫌を取ろうとしていた。

だが、萌の心と身体は正隆の想像をはるかに超えて傷ついていた。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]割り切っているつもりでも、割り切れていなかったんだね萌は。でもちょっとルール違反でしょ。気持ちはわかるけどね。正隆もどっちつかずでいいかげん。それでも雪映に泣かれた時にようやく気付いた正隆。うまくやり直せるのか?[/chat]

ただ離婚してないだけ1巻4話ネタバレ

雪映に萌との関係がバレた正隆。

だが、やり直しを図ろうとする2人。

あれから3か月が過ぎる頃には、正隆と雪映の間に少しずつ信頼が芽生えていた。

そんな夫婦関係の再生へと歩み始めた2人だったが、萌だけが前に進めずにいた。

正隆が駅を降りて帰路についた時だった。

見覚えのあるような人物とすれ違う。

だが、まさかと思う。

あんな感じとは違う。

しかし、その直後に正隆の携帯にメールが届く。

まさかと思った人物からだった。

「電車で見かけたからついてきちゃった」

そう萌からのメッセージ。

恐怖を覚えて自宅に駆け込む正隆。

そんな正隆に雪映から驚きの報告が待っていた。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]怖いよ。萌ちゃん。でもそれだけ傷ついてどうしようもなくってどうしたらいいかわかんなくって、なんだよね。不倫の代償というか仕方のないことなんだけど、これはこれでしんどいね。[/chat]

ただ離婚してないだけ1巻5話ネタバレ

「できた、みたい」

そう雪映が妊娠検査薬を手にして言った。

思わず涙を流す正隆。

「ありがとう、ありがとう」

正隆と雪映の関係は妊娠という夫婦にとって大きな出来事により、いっそう修復へと向かっていた。

そして二人の間を確かな絆がつなごうとしていた。

だが、そんな正隆と雪映の幸せを阻むように一本の電話が鳴る。

電話に出る雪映。

だが、相手は名乗らない。

無言電話はあの日からはじまっていた。

まさかと正隆は思う。

だが、それ以外に思い当たる節がない。

そして事件は起こった。

その日、正隆の家の車が傷だらけにされていたのだった。

正隆は雪映にすべてを話すことに。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]割り切って楽しむだけのはずだったのに、傷つけて大きな代償を払うことになるのが不倫ですね。[/chat]

ただ離婚してないだけ1巻6話ネタバレ

すべてを雪映に話した正隆。

そのとき、再び電話が鳴る。

電話に出る正隆。

電話の主は名乗った「萌と付き合ってる者だけど」と。

すると、玄関のチャイムが鳴った。

「こんばんわ~」

玄関にはやつれはてた萌の姿があった。

玄関の扉が大きな音を立てる。

恐る恐る扉を開ける正隆。

その瞬間、萌が正隆に抱きついてきた。

「ひさしぶり」

そういって正隆を見上げた萌はひどい形相だった。

そして、狂ったように叫ぶ萌。

と、正隆にナイフを振り上げた。

[chat face=”woman1″ name=”mory” align=”left” border=”red” bg=”red”]狂気に変貌!![/chat]

ただ離婚してないだけ1巻ネタバレ感想

『1122』のような不倫漫画かなあと思って読み始めました。

そうしたら、一転、バイオレンス&サスペンスでした。

なかなか今までに無いような展開だったので、これはこれでおもしろいですね。

ただ、正直、萌の変化が急速過ぎるかな。

あの雰囲気からここまで変貌するのは、ちょっといただけない。

これは作者が男性ゆえでしょうか。

「ごめんなさい」と正隆が雪映に謝った時の雪映の態度もないなという感じ。

ちょっと正隆に都合よすぎで、女性ならあの持っていき方は無しですね。

ただ、この漫画、テーマは実は不倫ではないし、重要なのも女性心理ではないんですよね。

この辺りはきっかけでしかなく、ある意味どうでもいい部分です。

この「ただ離婚してないだけ」という漫画は、タイトルこそ離婚がありますが、テーマは離婚じゃありません。

テーマは罪を犯していく人間の心理と行動です。

意外にも犯罪心理と行動がテーマでした。

タイトルに騙されたわ笑

そういった視点で物語を読むと「なるほど」という場面が多いです。

実にリアルに主人公正隆が追い詰められていく心理がうまく描かれています。

少々弱くて、ずるい男。おまけに情けなくって、すぐ逃げ出したがるダメな男。

そんな正隆が妙にリアルです。

そういう意味では本当におもしろい漫画です。

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Source: 篠原千絵の漫画ネタバレあらすじ感想
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