キングダムは、原泰久氏によって「週刊ヤングジャンプ」にて、2006年連載開始。
2012年にテレビアニメ化されました。
第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した人気漫画作品です。
2019年4月には映画化されました。
キングダムは史実以上の見どころ満載な漫画
キングダムは、春秋戦国時代の中国が舞台です。
秦の始皇帝に使えた名もなき少年・信が戦で武功を上げていき、天下の大将軍へと駆けあがっていく大河歴史サクセスストーリー。
キングダムは、史実をそのままマンガ化しているわけではありません。
それは、当時の歴史的資料がほとんど残っていないためでしょう。
実際の部分がわからない箇所がかなり多く、史実のままに書くということができないのです。
秦の始皇帝がおこなった焚書とよばれる不要な書物を焼き捨てる政策。
また、始皇帝の死後に都を占拠した項羽が宮中の書物を焼き払ってしまったことが原因で当時の記録が少ないのではと言われています。
実際に起こったかどうかはわからないが、だからこそ創作の余地があるのだと大胆な改変を行っています。
それによって、エンターテインメント性が高まり、作品として非常に面白いものになっています。
だからこそ、男女問わず人気があり、アニメ化もされ映画化されることにもなったのでしょう。
一番目立つ改編の例は、男の武将を女性や少女に変えたことでしょう。
男ばかりの戦場に、時折現れる美しい女性武将はまさに戦場の花。
この改変がなければ、キングダムはこれほどの人気作にはならなかったのではないでしょうか。
キングダムの見どころ名シーン
キングダムで私が一番気に入っているシーンは、主人公の信が敵の武将と一騎打ちをしているときの会話です。
天が人を選ぶと語る敵将に対し、信は自分の運命は自分で決めると言い放ちます。
そして、かつて兄弟のようにともに育った親友のことを思い返します。
親友の幻影が信を支えるシーンは思わず胸が熱くなります。
キングダムを読んだ感想は?
ストーリーは少年漫画の王道かもしれませんが、絶対的に無理な状況も覆してしまう主人公に勇気をもらえることは間違いありません。
敵サイドも魅力的なキャラが多いです。
また、いい味出しているキャラ、強いキャラを惜しげなく殺していくスタイルが悲しさと悔しさもありますが、それだけ心に残りとても熱くなれます。
どんなモブキャラにも見せ場があり、そのキャラなりの生きざまも描いてくれるのでモブがモブで終わらず、その点作者さんのキャラの活かし方がうまいなと思います。
印象にないキャラがいないくらいキャラを立たせてくれます。
そこもキングダムの大きな魅力です。
毎巻見どころがあり、だれることがあまりなく全体的に内容が濃く次巻が待ち遠しくなります。
蒙甜 甘いマスクの裏に隠れた情熱や人情味が魅力的です。
Source: 篠原千絵の漫画ネタバレあらすじ感想
Post source:キングダムのあらすじ感想&見どころ!映画化された人気漫画!