金瓶梅のあらすじ感想&見どころ!何度も発禁処分を受けた中国の官能小説を漫画化

金瓶梅(きんぺいばい)のあらすじや感想、見どころを紹介します。

 

金瓶梅ってどんな漫画?

金瓶梅とは、中国、明代の長編小説で、四大奇書の一つでもあります。

官能小説として知られ、何度も発禁処分をうけた小説でもあります。

それを、竹崎真実先生によって漫画化された作品です。

 

金瓶梅のあらすじ

河北の清河県で薬屋を営む西門慶は大金持ちの趣味人で正妻と5人の妾がいた。

夫殺しに呪詛。狂言自殺など、西門慶を手に入れるため6人の女が競いあう。

その愛はあまりに淫らで――。

 

金瓶梅の見どころは!?

明の時代の中国が舞台。

薬局の後継で金持ちの1人の男性をめぐって、6人の夫人たちが争う話。

女同士のドロドロとした話だが、中国で何度も禁書になった作品なだけあって性的な描写が多く、当時の大人の玩具や媚薬なども登場して興味深い。

絵が綺麗で、当時の服装や文化が覗える。

性的な描写が多いが、きわどい部分は上手く隠されており、読みやすい。

 

金瓶梅を読んだ感想は?

私自身、中国の文化や服装に興味があり、華やかな絵や当時の美容法を知ることが出来て「昔はこうしてたんだ」と、勉強になった。

夫人達は普段は仲が悪く牽制しあっているのに、敵となる女性が現れると途端に一致団結してその女性を排除しようとするところが、いつの時代も女性って変わらないなと思って面白かった。

特に主人公は旦那のためなら何でもするタイプ。

一見、小悪魔的でひねくれた態度が目立つが実際は行動力があり、旦那に害が及ぼうとすると未然に自分で排除する、一途でかっこいい女性。

最初、読んだ時の印象は最悪で嫌いだったが、読んでいくうちにどんどん引き込まれ好きになった。

旦那への一途さを応援したくなる女性で、気のない男性への対応や恋の駆け引きなどもあり同じ女性として勉強にもなった。

 

金瓶梅がおすすめなのはこんな人!

中国の文化に興味のある人やストレスが溜まっている人におすすめしたい。

主人公の女性が非常に気が強く、嫌がらせを受けたら倍以上の仕返しをするので「よくやった!」と思え、現代にも通じるものがある。

性的描写のある大人の漫画を読みたいけど、恥ずかしいと思っている人にもおすすめ。

「エロ」ではなく「漫画」として楽しく読むことが出来ますよ。

Source: 篠原千絵の漫画ネタバレあらすじ感想
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