青春の化身のあらすじや感想、見どころを紹介します。
作者は、北別府ニカ先生です。
BL漫画家として活躍していて、特に攻めを描くのが得意な方です。
青春の化身は、青春真っただ中の少年ととうに青春を過ぎた男の物語。
甘酸っぱさと哀愁とが混ざり合うようなせつなくきゅんとさせてくれる作品です。
青春の化身のあらすじ&ネタバレ
プロサッカー選手として全盛期を過ぎた29歳の最上。
最上は、春にチームに入ってきた17歳の高校生Jリーガー出水圭人に妙な色気を感じた。
自分の高校生の時と比べてその可愛さ、眩しさに内心ドキドキし、密かに恋愛感情を感じる。
出会いは寮で、隣室になるも部屋の汚さからあっという間に尊敬は失われた。
しかし、すぐに仲良くなる二人。
「もがさん、もがさん」と懐いてくる圭人とある日出かけることになった。
圭人は、最上に憧れて子供の頃試合を見に行ってサインをもらったことや、ぬいぐるみを今でも大事にしていることを言う。
そして、きわめつけは、デートが楽しかったと告白めいた事を言ってくる。
最上は自分の老いや試合にあまり出場できない不甲斐なさに低迷を感じるものの、圭人に一緒のピッチに立ちたいとカツを入れられ再び頑張ろうと思い直す。
そんな中、再び一緒に出かけた二人。
最上は、圭人にホテルに誘われ迫られるが────!?
同時収録に
チームメイトのイケメン・氷見と高校時代に出会った時に彼を性的対象として見てる事を告白してきた関のほだされ恋愛。
その後の二人を描いた番外編では、最上が引退し、ドイツに移籍した圭人に会いに行ったりと。
日本での休暇を描いた話が収録されています。
青春の化身の見どころは!?
二人が初めてのお出かけで最上の高校生の頃の事を話ながら、圭人が自分もデートはこれが初めてだと告げるシーンが1番きゅんとして見どころ満載です。
昔会った事があり、自分を目標にしていてくれて「もっと好きになっちゃいました」。
そう頬を染めながら言うのが、どっちの意味なの??とドキドキして、読んでいて多幸感が溢れます。
青春の化身を読んだ感想は?
この作品の好きな所は端的にではありますが、最上さんのサッカー人生、高校生から全盛期〜引退、セカンドキャリアまでがすごく良く描かれていて、モノローグとコメディのバランスが絶妙な所です。
青春の化身である眩しい高校生Jリーガーと同僚たちとのじゃれ合いも良くて。
特に度々繰り広げられるセクハラネタが男子同士のわちゃわちゃと相まってとても楽しいです。
いざとなると手が出せないもがさんが圭人の成長によって逆転されちゃうのも2度美味しいし、面白いです。
若い嫁に尻に敷かれっぱなしの夫みたいな構図が見えつつも、圭人のいじらしさも良くて、お互いにどこか崇拝しているような関係もサッカー選手という設定や年齢差が生きていて良かったです。
1巻だけと短い物語ですが、サッカー選手の人生に想いを馳せたり、初恋の甘酸っぱさや大胆さなどがいっぱい味わえる良作です。
恋する気持ちにきゅんとして。
青春の懐かしさにきゅんとする漫画。
もう二度とは戻れないあの時間。
その時間にいる圭人をいとおしく思うのはごく自然な感じですね。
Source: 篠原千絵の漫画ネタバレあらすじ感想
Post source:青春の化身のネタバレ感想&見どころ!サッカーを愛する少年と過ぎた男の甘酸っぱい恋物語