百と卍のあらすじ感想＆見どころ！江戸男子の艶めかしくも美しいエロス

百と卍のあらすじや感想、見どころを紹介します。

作者は、紗久楽さわ先生です。

紗久楽さわ先生にとっては、初のBL作品。

溺れるほど愛おしい江戸男子の艶やかな極上エロス。

百と卍のあらすじ&ちょこっとネタバレ！

時は江戸時代・後期。

陰間あがりの百樹(ももき)と、笛を生業にしながらその日暮らしをする伊達男万次(卍)のお話。

陰間（かげま）とは、客に男色を売った男娼の総称。

百（もも）を拾った卍（まんじ）2人で狭い長屋に同居している。

百は卍を兄ィと慕い、卍は百と呼び心底可愛がっている。

2人での暮らしはとても幸せで楽しいものだったが、2人はそれぞれ過去に辛い出来事を抱えていて────！？

BL作品としての面白みがあるのはもちろん。

江戸時代情緒あふれる舞台設定や、当時の人々の暮らし。

また、男色のリアルな描写もとても素晴らしいです。

BLと呼ぶのがおこがましくなるくらいです。

そして2人が愛し合うシーンはとても愛に溢れ、耽美（たんび）で素敵です。

表紙の絵の美しさに惹かれて、既刊の2巻とも購入し、一気に読み上げました。

私個人的には珍しく何度も読み返し楽しく読ませて頂いています。

この作品の凄いところは、まず歴史物と言っても良いくらい丁寧に時代描写がされているところです。

そして絵が綺麗なだけでなく個性豊かなキャラクター達。

特に百はとても可愛らしく、自分の兄弟や子供を心配するような気持ちで読んでしまいます。

また卍はクールに見えて熱いところや百をとても愛していることが言動から伝わってきて、とても萌えます。

2人のラブラブなところを見るだけでなく、2人が過去の辛かった出来事とこれからどう向き合っていくのか、とても楽しみです。

2人の暮らしぶりをずっとのぞいていたくなる、そんな作品です。

読み始めからとってもドキドキ。

美しい絵柄がいっそう艶めかしい漫画です。