いややいややもすきのうち？のあらすじ感想&見どころ！

いややいややもすきのうち？のあらすじや感想、見どころを紹介します。

作者は、キシモト先生です。

後輩×先輩の少女漫画的BL漫画。

胸きゅん間違いなしのおもしろさです。

いややいややもすきのうち？のあらすじ&ネタバレ

コンビニで働く貝塚は、ある日バイトのイケメン後輩・五十嵐に突然告白される。

無表情で何を考えているのかわからない五十嵐からの告白を２秒で断る貝塚だった。

しかし、元々同性愛者なのではなく貝塚だから好きになった、という五十嵐の真っ直ぐな想いを知り、だんだんと彼が気になり始める。

自分を恋愛対象として意識してほしいと言われた貝塚は、まずは五十嵐を知るため、仕事以外に私生活でも交流を深めていく。

捉えどころのない五十嵐の意外な一面を知るうちに、２人の距離は徐々に縮まっていき…！？

「貝塚さん、好きです。付き合ってください」

「え、無理」

「そすかー」

冒頭からいきなり告白する五十嵐と、何の躊躇いもなく断る貝塚。

２秒で断り１秒で引き下がる、この数秒間の会話から全てが始まります。

作中に何度か『たった数秒間のやりとり』というフレーズが出てくるのですが、ほんの少しのやりとりがキーとなり、２人の感情や関係性が変化していく様子が非常に特徴的です。

クルクル表情が変る明るく人想いな関西弁の貝塚と、無表情でストレートに想いをぶつける年下の五十嵐。

対象的な２人が想いを通わせていく様子は必見です。

元々同性愛者ではない２人が両想いになるのは難しいように思いますが、この作品は五十嵐の唐突な告白をきっかけに始まったにもかかわらず、想いを通わせるまでの流れに全く違和感がありませんでした。

貝塚は五十嵐の告白を１度は断ったものの、彼からの好意に嫌悪を示すのではなく、しっかりと向き合い考えていきました。

一方、五十嵐は普段あまり感情を表に出しませんが、言うべき言葉や好意はしっかりと貝塚に伝えます。

２人が想いを通わせていくこの自然な流れは、貝塚と五十嵐の人柄あってこそだと思います。

また作中では、普段リードされてばかりの貝塚の年上らしい一面や、お酒に酔っていつも以上に素直になる五十嵐など、２人の色々な可愛らしい姿をたくさん見ることが出来ます。

２人とも真っ直ぐでピュアな性格なので、変にこじれることもなく、読んでいて非常にスッキリとする作品でした。