歴史系漫画「アサギロ~浅葱狼~」から新撰組の熱い想いが分かる【感想・レビュー・ネタバレなし】

ゲッサンで2009年から連載されていた
歴史系人気漫画「アサギロ~浅葱狼~」(作者:ヒラマツ・ミノル)について
感想(レビュー)を語ると同時に「アサギロ~浅葱狼~」の素晴らしさや
人生の教訓などについて話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介する上で若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また、日本中に数多く存在する幕末の歴史物漫画の中で
「アサギロ~浅葱狼~」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

という点についても語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「アサギロ~浅葱狼~」

です。

 

私は「アサギロ」という言葉にも「浅葱狼」という言葉にも
全く知識がないので、何の物語が分からないのですが
このブログを読んでいただいている貴方は分かりますか?

浅い葱(ネギ)の狼??

うーん、全く意味が分からないのですが
いろいろとGoogle先生に聞いてみると

「浅葱色の羽織に身をまとい、人々から狼と恐れられた新撰組の物語」

という事らしいです。


(浅葱色の羽織)

 

この「狼」という表現をされた人物とは

「沖田総司」

言わずと知れた新撰組の天才剣士の事です。

 

という事でネタバレしたので、
まずはこの漫画のジャンルを話していきましょう。

この漫画は歴史系漫画です。

 

歴史系漫画の中でも江戸の末期、いわゆる幕末を描いた作品で

「幕末もの」の漫画ですね。

幕末ものの漫画の場合は史実(資料などにより語られている話)を
元に話を構成している漫画が多いのですが

「アサギロ~浅葱狼~」も史実から描かれている漫画です。

 

同じ新撰組をテーマにした漫画の中では
「ちるらん新選組鎮魂歌」や

 

武田鉄矢さんが原作を書いた「お~い!竜馬」など

色々な種類の漫画があります。

 

では、星の数ほどある歴史漫画の中で
「アサギロ~浅葱狼~」のどこが面白いのでしょうか?

私が「アサギロ~浅葱狼~」を読んで
面白いと思った魅力を存分に語っていきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

歴史物でオススメの漫画は? → 人気ブログランキングへ

スポーツ物でオススメの漫画は? → FC2 ブログランキング

サスペンス物でオススメの漫画は? → にほんブログ村 漫画ブログ

 

「アサギロ~浅葱狼~」はどんな作品?

「アサギロ~浅葱狼~」はゲッサン連載されている人気漫画です。
ジャンルは歴史物漫画(幕末もの)
作者はヒラマツ・ミノル
コミックスは18巻
(2019年1月10日現在)

 

作者:ヒラマツ・ミノル
出版社:小学館
掲載誌:ゲッサン
掲載期間:2009年6月~
巻数 18巻
(2019年1月10日現在)

 

「アサギロ~浅葱狼~」の概要とあらすじ

舞台は江戸時代末期の奥州白河藩

主人公の沖田総司(当時は沖田惣次郎)は
殿を前にして御前試合を行っていました。

相手は村上という指南役を担っている大人

対する惣次郎は若干12歳

 

村上は12歳の子供なら楽勝だと思っていましたが
惣次郎の才能、そして修練を感じ本気を出します。

しかし、結果は惣次郎の圧勝

12歳の子供に負けた村上は切腹を命じられます。

村上は覚悟を決めますが、その才能を認めた惣次郎に
介錯(切腹後、首を切る役目)を依頼し、刀を渡します。

 

いざ、切腹の時を迎えた時

なかなか切腹出来ない村上に対して
集中力を研ぎ澄ましていた惣次郎は
切腹前に村上の首を切ってしまいます。

 

結果として惣次郎は切腹を邪魔した大罪人として
捉えられてしまいます。

 

死を待つだけの惣次郎でしたが、
惣次郎の先生である近藤勇(当時は島崎勝太)が救出に向かいます。

惣次郎救出に向かった勝太も殿に目をつけられ
死罪に近いような罪を背負わされますが

その執念と信念の強さで、なんとか解放されます。

そして、惣次郎と勝太は自分達の道場である試衛館に戻ってきます。

 

新撰組の中心人物である沖田総司と近藤勇は
この後、どのような経緯を辿って幕末の志士となるのか?

新撰組について語られる史実を基に
それぞれの登場人物を魅力的に描いた幕末ものの傑作

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

歴史物漫画でもかなり古いものになると
記録が少なくなってしまうので

フィクション(作り話)の要素が強くなるのですが

幕末ものである「アサギロ~浅葱狼~」は
史実が中心になって描かれています。
(正しくは史実として語られていること)

 

フィクションを使った方がストーリーは派手になって
面白く出来るんですけどね。

ただ、そんなフィクションの要素を使わなくても
ドラマチックで激動の時代だったのが

「幕末もの」の魅力です。

ただ、史実が多いと他の漫画と似たようなテイストになりそうなんですが

そういった背景の中「アサギロ~浅葱狼~」はどの辺りが違うのか?

ここでは、「アサギロ~浅葱狼~」の魅力
そして、素晴らしさを語っていきたいと思います。

 

//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

「アサギロ~浅葱狼~」のここが面白い!

新撰組の歴史を分かりやすく知ることが出来る

「アサギロ~浅葱狼~」は沖田総司を中心として
新撰組の歴史描いた歴史物の漫画ですが

フィクションの要素を比較的抑えた仕上がりになっています。

 

同じ新撰組を取り扱った漫画で

「ちるらん新選組鎮魂歌」

があります。

どちらもストーリーとしては新撰組の歴史を
忠実に描いているタイプの漫画なんですが

「ちるらん新選組鎮魂歌」の方がヒーローものみたいな形になっています。

 

 

対する「アサギロ~浅葱狼~」の方は比較的落ち着いたテイストになっています。

これだけ言うと、

「落ち着いたテイストの方が面白くないじゃん」

と、思いがちですが

私は「アサギロ~浅葱狼~」の方が好きなんですよ。

 

幕末時の日本の時代の流れって
それだけでめちゃくちゃ面白いんですよね~

今の日本史の教科書には

”坂本竜馬が実は大して活躍してなかった”

とか、いろいろな説がありますが

現段階で語り次がれている幕末の歴史は非常にドラマチックです。

 

言うなれば、素材が一級品なんです。

A5ランクの牛肉を使ってハンバーグを作るなら
そのまま焼いてステーキにしてくれよ

みたいな感情になるんです。

 

沖田総司をはじめとして「アサギロ~浅葱狼~」に出てくる登場人物

近藤勇、土方歳三、芹沢鴨、山南敬助

らはそれぞれに個性があり、ドラマがある人物

激動の時代である江戸時代末期(幕末)が堪能するには
最適な漫画だと言えます。

 


//adm.shinobi.jp/s/2d448c6cbe8ebfef5fd47df8bcb36075

 

時代は進化して、徐々に快適になる事を学べる

「アサギロ~浅葱狼~」を読んでいると
江戸時代末期の様子が新選組(壬生浪士組)を通じて分かるんですが

絶対にこんな時代に生まれたくね~

と、思ってしまうんですね。

 

新選組が主役なので、武士側の視点から
物語が描かれている訳ですが

武士と武士でないものには大きな身分制度があります。

 

壬生浪士組の局長である芹沢鴨とかは本当に最悪です。

気に入らない人間であれば容赦なく殺すし

色々なお店からわがまま放題に恐喝してお金をせしめるし

気に入った女性がいたらノータイムで犯す

平成も終わらんとしている今の時代に
新撰組が現れたとしたら

平成最悪のテロ集団

と言っても過言ではないかもしれません。

 

だけれども、この時代はこれが当たり前だったんですよね~

江戸時代は日本で一番平和な時代

だと言われています。

 

だけれども、こんな時代って本当に平和ですかね??

 

争いが起こらなかったというだけで

多くの人が涙を流してきただろうし

多くの人の命が奪われてきたはずです。

比較するまでもなく現在の方が圧倒的に平和です。

 

もちろん今も問題はありますよ。

だけれども江戸時代に比べれば格段に住みやすいですし

もっというと昭和初期とかと比べても格段に住みやすいし

昭和後期と比べても格段に住みやすいんです。

悲観論者の人や冷静に物事を見られない人は

「昔の方が良かった」

とか言いますけど、人類は進化していき
徐々にいい社会を作っている訳です。

 

今後も間違いなく良くなっていく訳で

”AIが入ってきて、職がなくなる”

事を不安に思っている人がいますが

それに対応した社会が出来ているはずです。

 

「アサギロ~浅葱狼~」を見ていると

社会は徐々に良くなっていくんだ

 

という事が学べますね。

 

「アサギロ~浅葱狼~」の全体評

「アサギロ~浅葱狼~」は史実を多分に含んだ漫画で
新撰組という幕末に生きた人間達の魅力をたっぷり知ることが出来ます。

日本の中でも有数といえる「激動の時代」を
たっぷりと堪能できる漫画です。

また、当時(江戸時代末期)の日本の様子についても学べる漫画で

過去には如何に人権という概念がなかったのか?

ひどい差別が行われていたのか?

多くの人の血と涙が流れていたのか?

という事も学ぶことが出来ます。

これからの人類の発展を読み解く上でも
注目すべき漫画だと言えますね。

 

 

「アサギロ」をすぐ読みたい方は
「サンデーうぇぶり」という無料アプリで読むことが出来ます。

(iOS・Android双方で使えるアプリになっています)

「サンデーうぇぶり」は人気漫画を無料で読むことが出来ます!
しかも読めば読むほど、無料で読める漫画アプリです!

もちろん「アサギロ」も無料で見られますよ。
是非、ダウンロードして下さいね!

【iOS専用】-サンデーうぇぶり-人気漫画が読める!!無料漫画アプリ

【Android専用】ーサンデーうぇぶりー人気アニメが見られる無料漫画アプリ

※ちなみに配信される漫画作品は全て著作権者からの
配信許諾を受けておりますので安心してお楽しみください。

Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
Post source:歴史系漫画「アサギロ~浅葱狼~」から新撰組の熱い想いが分かる【感想・レビュー・ネタバレなし】