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前回の感想はこちら→週刊少年ジャンプ2018年41号感想
銀魂最終回!と思ったらまさかのジャンプGIGAへ移行なだけだった〜。これについては銀魂欄で書く。では感想いきましょう
新連載 思春期ルネサンス!ダビデくん
久しぶりに新連載をちゃんと読んだよ。ギャグっていいよね。一時期ジャンプの中が逆作品だらけになったこともあったけど、最近はめっぽう減っていたのでまあいいと思います。単純にギャグ漫画って大ヒットはしないわけよ。すごいよマサルさんとか、ボーボボが異例だったわけで、やっぱり王道のバトルものの方が長期連載しやすいし、単行本も売れるし、アニメ化もしやすい。つまり商業的に旨味が多い。なので、バトルものをたくさん導入して、いいのが出れば的なスタンスになっていたんだと思うんだけど、さすがに銀魂も終わって(まあ銀魂はギャグ漫画ではないけど)、気楽に途中からでも読み始めやすい漫画っていうのが減ってきてしまっている。そのことへの危機感、というか、そもそも漫画って言うのはギャグ漫画が王道みたいな歴史があるわけだし、そこはどうしたって捨て去ることはできない。そんな意気込みでのダブル新連載なのでしょう。知らんけど。
ということで、まずはダビデくん。
カオス。
え、もう今の若い子の感覚についていけなくなってしまったのかしら。これはどういうことなの。なんだか面白い感じが序盤はしていたけど、オチがまさかのド直球下ネタだし、オチているのかもよく分からない。しかもルネサンスがちゃおってことはもうどういう状況?そりゃ女子引くよ。なんてこったってレベルじゃないよ。犯罪レベルだよ。笑えないよ。新連載初回のオチが異次元すぎてちょっとついていけないけど、不思議な魅力とまあ、画力はたかそうなので、ちょっと様子を見ていきたい感じ。
新連載 ジモトがジャパン
こっちの方がちょっとわかりやすいかも。ご当地ネタを取り入れつつ、他の漫画のパロディを取り入れつつ、なおかつちょっとしたバトル要素もあり、バカっぽいギャグ漫画という感じ。ただ、こっちの方が巻末だけどページ数が多いということで、ちょっと扱いが不思議。巻末になるかわりにページ数は多めにあげましたって感じかな。ちょっとだけストーリー漫画的な要素もあるしね。ラッキーマンとかボーボボあたりの路線。ご当地ネタは読者にも呼びかけているみたいし、読者参加型の漫画としてうまくいくかも。絵も癖も強くなく万人ウケする感じだし、そこそこ期待。
うん、新連載2本、不思議だけど、一話目から無理でしょって言う感じはしないので、それはいいことなんではないでしょうか。
鬼滅の刃
えー、倒せてなかったー。すごいねえ、確かにピンチになった時に新しい鬼を生み出す血鬼術とは言っていたけど、そう何度も何度も生み出されては倒せないわけで。まあ上限なのでそのくらい協力という解釈もできるので、納得はしつつ、恋柱さんが戦っていてくれたおかげで、それほど強力な鬼を生み出せなかったというロジックもまた、納得。
そんなことより、禰豆子だよ!日の光で焼かれたのは鬼の成分だけということ??でも顔にちょっと鬼っぽさは残ってるし、ここで、鬼の能力全部失っちゃうと、炭治郎の戦闘能力だいぶ下がっちゃうので、できればまだまだ禰豆子には戦っていただきたいのだけど果たしてどうなんでしょう。禰豆子の日の光に焼かれるっていうのは試しようがないからね。発想もないし、発想があったとしても失敗したら死ぬわけだし。いやあ、一気に前進したね。来週が楽しみ。
銀魂
まさかの最終回詐欺だった。作者的にはジャンプで終わったので詐欺じゃないという論法みたいだけど、まあひどい。
そして、銀魂のこのすごくつまらくなった引き延ばしが、編集部主体でなく作者主体だと聞き、なんだか逆に納得した。15年以上連載している作品のラストに向けた展開に口出しできる編集者なんているわけないもん。作者の好きなように、満足いくように書かせた結果がこのひどい現状なんだと思う。そして、あまりにもひどすぎるので、ある意味、打ち切りだったのでしょう。ただ、打ちきりなんて、映画が公開するこのタイミングでできるわけもなく、ジャンプGIGAでもう少し書かせてあげます。時間も上げるのでネームもしっかり考えてまとめてねって感じなんでしょう。ブリーチも結局ラストはパパッとまとめて終わらせられた感あったし、今回もそんな感じなんだろうね。まあ、もう読むことないけど頑張って。
呪術廻戦
あー、全然違った。学園潜入編でもスタートするのかと思ったら、あっさり順平死んだ。イタドリも、いくら咄嗟のことだからって、スクナにあっさり、なんでもするなんて言わないでほしいよね。体乗っ取られて、それこそアウトなんですけど。
それにしても、順平はここでリタイアかー。ちょっと面白くなりそうなキャラだったのに、残念だねー。今になって考えると、ちょっと常識人過ぎるところがあったのかな。ほら、学園のメンバー、ある意味ぶっ飛んでるじゃん。価値観が。そういうところが足りなかったのかも。バカにしてた人間の次ぐらいにバカっていうのがまとを射てる感じ。
ということで、イタドリのリミッター外し役となった順平の効果は如何ほどなんでしょう。
アクタージュ
確かに、死んだことのある人間はいない。どれだけ頭で理解できようとも自分の死を理解した時のその後の演技なんて、やりようがないよね。特に憑依型というか、他人の感情や、自分の感情を使って演じるこの二人には。銀河鉄道の夜って最終的に自分が死んでること理解するんだっけ?読んだことないので、わからないけど、そういうことだよね?だから巌さん頑張ろうとしてるんでしょ?
さて、巌さんはここから演出家としてどう天才ぶりを発揮していくのでしょう。この前の映画もそうだけど、結局役者が頑張って作品をより上のレベルにしただけだからね。役者外の天才を早く見てみたい。
今週はこの辺で。ではまた来週。
Source: 週刊少年ジャンプ感想
Post source:週刊少年ジャンプ2018年42号感想(2018年9月15日発売号)銀魂最終回、実質詐欺号!