週刊少年ジャンプで1990年から連載されていた
人気漫画「スラムダンク」(作者:井上雄彦)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「スラムダンク」の素晴らしさや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「スラムダンク」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
「スラムダンク」の魅力なども語っていきたいと思います。
今回取り上げる漫画は
「スラムダンク」
です。
「スラムダンク」は1990年から連載されていた漫画です。
まあ、この時代に生まれていなかった子供とかでも
「スラムダンク」の名前は知っているというくらい
“伝説の漫画です”
なので、これから「スラムダンク」の面白さとか素晴らしさとかを
語っていく訳ですが、
そんな事はとっくに知っているんだよ!!
という感じに思う人は多いと思うんですよね。
でもね、漫画レビューブログをやっている身としては
「スラムダンク」を避けて漫画レビューブログを
運営することなんて許されないんですよ!!
「スラムダンク」の事も語らないで、漫画レビューブログやってんの?
と、思われてしまうし、自分でもそう思ってしまうんです。
そして、これから「スラムダンク」を読むという
若い子もいる訳ですから、そういう人達にも「スラムダンク」の良さを
伝えるのは私の使命でもあると思っています。
という事で、皆さんご存知だと思いますが
「スラムダンク」が、どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「スポーツ漫画」です。
「スラムダンク」という言葉が
バスケットボール用語であるという細かい事は説明不要ですが一応…
「スラムダンク」はスポーツ漫画の中でも
「バスケットボール」を扱った漫画です。
「スラムダンク」以降も色々なバスケットボール漫画は出ていますよ。
同じ週刊少年ジャンプで連載がされていた「黒子のバスケ」とか
(黒子のバスケ)
月刊少年マガジンで連載されていた「DEAR BOYS」とか
週刊ビッグコミックスピリッツで連載されている「DRAGON JAM」とか
(左:DEAR BOYS 右:DRAGON JAM)
まあ、色々なバスケットボール漫画があって
それぞれが名作と言えるくらい面白い漫画なんですが
「スラムダンク」の存在感が圧倒的過ぎて
どうしても2番手争いという感じになってしまいます。
という事で、これから「スラムダンク」を読んでみようかなと思っている人へ
「スラムダンク」はどんな漫画なのか?
そして、どんなところが面白い点や素晴らしい点
「スラムダンク」の魅力について存分に語っていきましょう。
そして、既に読破している人にも読んで貰って
再び「スラムダンク」の素晴らしさを思い返して貰うと同時に
読み返して貰えたらなぁと思っています。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています
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「スラムダンク」はどんな作品?
「スラムダンク」は週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはスポーツ漫画(バスケットボール漫画)
作者は井上雄彦
コミックスは全31巻が発刊されています。
(完全版だと全24巻)
作者:井上雄彦
出版社:集英社
掲載誌:週刊少年ジャンプ
掲載期間:1990年42月号~1996年27号
巻数 全31巻
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「スラムダンク」の概要とあらすじ
中学校時代に筋金入りの不良としてならしていた主人公の桜木花道(さくらぎ はなみち)
圧倒的な腕力とは対照的にとにかく女性にモテず
女子に告白しては連戦連敗を繰り返していました。
(主人公の 桜木 花道:左)
湘北高校のバスケットボール主将である赤木剛憲(あかぎ たけのり)の
妹である赤木晴子(あかぎはるこ)は
ある日、桜木花道に出会い「バスケットボールは好きですか?」
と声をかけ、バスケットボール部に勧誘をします。
(作中のヒロイン 赤木 晴子)
バスケットボールには全く興味のなかった花道でしたが
赤木晴子の可愛さに魅了されて
バスケットボールをやる事を了承
晴子にバスケットボールの花形プレイである「スラムダンク」の
カッコ良さを伝えられると桜木花道は「スラムダンク」に挑戦
結果は失敗しましたが、ゴールボードに頭をぶつけて
類まれなる身体能力を持つことを明らかにしました。
晴子にすすめられてバスケットボール部に入部した桜木花道
地道な練習と主将である赤木剛憲(通称:ゴリ)の厳しい指導に
何度も練習を投げだそうとしますが
晴子の引き止めもあり、なんとか部活動を続けていました。
同級生には終生のライバルとされる流川楓(るかわ かえで)がいて
流川は中学時代からスタープレイヤーとしてその名を轟かせていました。
(桜木花道のライバル 流川 楓)
流川は華麗なプレイを披露するだけでなく
晴子が流川に惚れていることも加わり
花道は流川を嫌い常に対立しあう二人。
そんな湘北高校にケガから復帰した宮城リョータと
中学時代にスタープレイヤーとして活躍していた三井寿らが加わり
湘北高校は全国制覇を目指して戦っていきます。
(左:宮城リョータ 右:三井寿)
そんな問題児軍団をまとめる主将のゴリこと赤木と
湘北バスケットボール部の監督である安西先生は
果たして、全国制覇を成し遂げることが出来るのか?
(湘北バスケットボール部の監督 安西先生)
漫画でありながらもリアリティーを追求して
バスケットボールの魅力をたっぷりと伝えてくれる王道バスケ漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「スラムダンク」ってストーリーだけを見ると、
割とあるあるパターンなんですよね。
黒子のバスケとかは割と変化球で攻めている感じなんですが
「スラムダンク」の場合は小細工なしの剛速球を投げている感じです。
逆に言えば、あるあるパターンでここまで伝説の漫画になる訳ですから
「スラムダンク」がどれだけ凄いのか…
というのは推して図るべしですね。
まあ、とにかく「スラムダンク」の素晴らしさと面白さについて語っていきましょう。
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「スラムダンク」のここが凄い!
現実感をベースにしているのにプレイがカッコよすぎる!!
「スラムダンク」はスポーツ漫画としては
リアリティー路線をいく漫画です
どこからシュートを打っても入るとか
特別な必殺技を持っている訳ではなくて
現実的なプレイを中心に試合が展開していくんですが
この試合での選手たちがめっちゃカッコいいんですよね~
漫画ならではのハイスペックという点はもちろんあるんですが
選手たちの一つ一つのプレイはとても華麗で力強いんです。
タイトルにもなっている「スラムダンク」とか派手な大技もいいんですが
そういった飛び道具にまったく頼っていないんですよ。
“庶民のシュート”と言われているレイアップシュート
一つとってもめっちゃカッコイイんです!!
これはひとえに井上雄彦さんの画力がなせる技なんでしょうね~
スラムダンクが連載されている時、私は中学生で
偶然にもバスケットボール部に入っていたんですよね。
(連載が始まる前に入部した形です)
で、スラムダンクの連載が始まってめっちゃ人気になった後に
二年生になったんですが、入部した下級生の数が多い事、多い事。
“スラムダンクが始まったことで、日本のバスケ人口が凄く増えた”
と、言われていますが、その説を身をもって体験しましたよ。
それほどまでにカッコイイのが「スラムダンク」なんですが
私が個人的にカッコイイと思ったキャラクターを紹介しましょう。
第3位 松本(山王高校)
全国制覇が当然と言われている強豪校山王高校の
レギュラーである松本
(山王高校のレギュラー 松本)
山王高校には大エースである沢北
ゲームをコントロールする司令塔深津
最強のセンターである河田
とタレントが揃っており、松本は4番手といった選手です。
(山王高校のエース 沢北)
そんな第4の男である松本も他の高校に行けば
エースを張れるという突き抜けた実力を持っています。
湘北高校との試合中も随所に素晴らしいプレイを見せる松本
だけれども目立たない。
トップクラスの実力を持ちながら縁の下の力持ちとして
試合で全力を尽くす姿はカッコイイの一言です。
第2位 三井 寿(湘北高校)
中学時代にMVPを獲得したスタープレイヤー三井寿
(三井 寿)
この人の魅力は何と言っても「挫折から立ち直った苦悩」です。
赤木と同じく湘北高校を全国制覇させるべく入部した
三井寿ですが、ケガで戦線を離脱してから
バスケットボールを憎む存在となっていました。
よく「愛情と憎しみは表裏一体」と言いますが、まさにそんな感じです。
色々あって湘北高校バスケ部に戻ってくる訳ですが
当然、バスケ部止めて不良をやっていた時期のツケが回ってきて
思ったようなプレイが出来ないのですが
その苦しみとそれを乗り越えようとする三井寿の想い
これがたまらんのですよ!
そして湘北高校の試合でも随所で活躍してくるんですが
その怨念ともいえる試合に賭ける思いが本当にカッコよすぎです。
第1位 仙道 彰(陵南高校)
おそらく作中で一番人気があるキャラクターかもしれませんが
この仙道のプレイには思わず惹きつけられてしまいます。
(仙道 彰)
冷静沈着でクール、広い視野を持っていて
シュート、パス、ドリブルの技術は天下一品
そして、イケメン
何気ない普通のパスでも華があると評される仙道
その華のあるプレイぶりは漫画を読んでいるだけでも
十分に伝わってくるんですよね~
ネタバレになってしまうので、細かくは言えませんが
「湘北高校vs陵南高校」の試合を見て貰えば一気にファンになりますよ。
井上雄彦さんのキャラクター設定と
そのキャラクターを描く力
スラムダンクの人気のベースになっているのはここですね。
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心に残る名シーンの描き方は秀逸すぎる!
「スラムダンク」の見どころと言えば
記憶に残る名シーンです。
「スラムダンク」を見た事がない人でさえ
湘北高校バスケットボール部監督の安西先生の名言
“諦めたらそこで試合終了だよ”
という名言はあまりにも有名ですが
それ以外にもスラムダンクにはいっぱい名言・名シーンがあります。
という事で、私が選ぶ
「スラムダンクにおける名シーン」を3つ選んでみました。
「あいつも3年間頑張ってきた男なんだ、侮ってはいけなかった」
湘北高校3年生の小暮選手に向けた陵南高校監督田岡先生のセリフ
湘北高校はレギュラー5人の身体能力が突出していて
控えになると実力がグッと落ちるんですよね~
そんな小暮選手が陵南高校戦で大仕事を成し遂げます。
小暮選手へのマークを薄くして、エースである流川選手の
マークを厚くした結果、小暮選手に仕事をされてしまった。
才能が足らずとも一生懸命練習してきた
その積み重ねはバカに出来ないんだ。
という事を痛感させる名言でした。
「オレがチームの主役じゃなくていい」
陵南高校3年生魚住選手のセリフ
身長が2mを超える魚住選手はその恵まれた体格から
センターとして一気に頭角を現しました。
しかし、湘北高校の赤木にセンターとしての実力を見せつけられます。
その日から努力を重ねる魚住ですが、依然赤木の壁を超える事は出来ず…
そんな魚住が辿り着いた境地
それは選手として赤木を上回るのではなく
陵南高校として湘北高校に勝つという事。
どんなに努力しても超えられない壁はある
だけれども、自分に出来る事はある。
という事を教えてくれる名シーンです。
「悪いが皆さんの期待通りにはならん…」
湘北高校3年生の赤木選手がが山王高校の試合前に言った一言
湘北高校は日本で最強と言われる山王高校と戦う事になるのですが
あまりの強さに試合前から委縮する湘北高校メンバー
しかし、キャプテンの赤木はその脅威と恐怖を正面から受け止めて
強い気持ちで試合に臨む決意をした時に出た一言
圧倒的に不利な状況になると気持ちで負けてしまいますよね。
負けまいと思っていても、どうしても弱気になってしまう。
そんな事は誰にでもあると思います。
そんな時はその恐怖心をしっかりと受け止める事が必要で
かつ、自分の力を信じるしかない訳です。
本当に努力を重ねてきた人間が辿り着く境地
努力の大切さを痛感する名シーンですね。
と、とりあえずスラムダンクに出てくる名シーンを3つ挙げましたが
これ以外にもスラムダンクは心に響くシーンが盛りだくさんです。
名作は派手さはなくとも名シーンがたくさんありますね。
実際にスラムダンクを読めば
私が紹介したセリフが3倍増で心に響きますよ。
「スラムダンク」の全体評
「スラムダンク」はバスケットボール漫画で
ストーリーとしてはオーソドックスな展開を見せる漫画ですが
その一つ一つのクオリティーの高さは折り紙つきです。
日本にバスケットボールブームを巻き起こすまでに
影響を与えたスラムダンクの素晴らしさを
とくと堪能してほしいですね。
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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
Post source:伝説の漫画「スラムダンク」をこれから読む人に伝えたいこと【感想・レビュー:ネタバレなし】