週刊少年マガジンで2012年から連載されていた
人気漫画「七つの大罪(ななつのたいざい)」(作者:鈴木央)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「七つの大罪(ななつのたいざい)」の素晴らしさや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)
また「七つの大罪(ななつのたいざい)」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?
「七つの大罪(ななつのたいざい)」の魅力なども語っていきたいと思います。
今回取り上げる漫画は
「七つの大罪(ななつのたいざい)」
です。
「七つの大罪(ななつのたいざい)」は2012年から連載されている漫画です。
週刊少年マガジンを代表する漫画になっていて
テレビアニメでも放送されています。
グロイとは言わないまでも、ストーリー的にちょっとエグイ側面がありながら
朝のテレビ番組でやっているあたり
「七つの大罪(ななつのたいざい)」がどれくらい支持されているか分かりますね。
まず最初に「七つの大罪(ななつのたいざい)」が
どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「ファンタジー漫画」です。
「七つの大罪」という言葉は非常にインパクトのある言葉ですよね。
漫画の話をする前にまず「七つの大罪」という言葉が
どこで生まれてどんな意味を持つのかを調べてみました。
「七つの大罪」を詳しく説明してみると
「七つの死に至る罪」
という事らしいです。
これだとイマイチ伝わりづらいのでもう少しかみ砕いていうと
「死」や「罪」に繋がる「人間の七つの欲望」
という事です。
例えば「物欲(貪欲)」
これも七つの大罪の一つではあるのですが
物欲が強ければ強いほど
人から物を奪い取ろうと思ったり
悪い事をしてでもモノを手に入れよう
というリスクが上がってきますよね。
(もちろん真っ当に努力する人もいる訳ですが…)
そんな罪につながりやすい七つの欲望を指して
「七つの大罪」
と読んでいる訳です。
語源はキリスト教の西方にあるカトリック教会の用語らしくて
なんとなく中世ヨーロッパ風な雰囲気が漂ってきますよね。
で、漫画の「七つの大罪(ななつのたいざい)」は
このカトリック教会用語の七つの大罪に
キャラクターを結び付けて繰り広げられるファンタジー漫画なんです。
なので、日本っぽさはまったくなくて
中世ヨーロッパ風の世界が舞台となっています。
これだけを聞くとなんだかとっつきづらそうな漫画のように感じますが
「七つの大罪(ななつのたいざい)」はとても面白い漫画なので
「七つの大罪(ななつのたいざい)」はがどんな漫画なのか?
そして、どんなところが面白い点や素晴らしい点
「七つの大罪(ななつのたいざい)」はの魅力について存分に語っていきましょう。
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「七つの大罪(ななつのたいざい)」はどんな作品?
「七つの大罪(ななつのたいざい)」は週刊少年マガジンで連載されている人気漫画です。
ジャンルはファンタジー漫画
作者は鈴木央
コミックスは31巻が発刊されています。
(平成30年5月31日現在)
作者:鈴木央
出版社:講談社
掲載誌:週刊少年マガジン
掲載期間:2012年45号~
巻数 31巻
(平成30年5月31日現在)
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「七つの大罪(ななつのたいざい)」の概要とあらすじ
漫画の舞台となるブリタニア大陸では
遠い昔、人間と人間ではない種族(魔族、女神族、妖精族)が
共存しており、争いが絶えない世界でしたが
今は人間のみが住む世界となっていました。
リオネス王国では聖騎士達が世の中を支配しており
荒れた世界になっていました。
主人公のメリオダスは移動酒場を経営しているマスター
酒は美味いが、料理はまずく、
客からはいじられる存在としてお店をやっていましたが
自国の助けを求め旅をするエリザベスに出会います。
(主人公の メリオダス)
エリザベスが探しているのは伝説の騎士団
『七つの大罪』
と言われる7人の騎士でした。
(七つの大罪と言われる7人の騎士)
七つの大罪のリーダーであるメリオダスは
エリザベスを救出すべく
世界のどこかで生きているであろう「七つの大罪」のメンバー集めに動きます。
(ヒロインである エリザベス)
果たして、メリオダスとエリザベスは
七つの大罪のメンバーである
「嫉妬の罪」ディアンヌ
「強欲の罪」バン
「怠惰の罪」キング
「色欲の罪」ゴウセル
「暴食の罪」マーリン
「傲慢の罪」エスカノール
を探して仲間にすることは出来るのか?
(嫉妬の罪 ディアンヌ)
聖騎士達の横暴・力による支配を防ぐことが出来るのか?
(聖騎士の実力者 ギルサンダー)
スピード感があるアップテンポのストーリーと
壮大なスケールで綴られたファンタジーアクション漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
七つの大罪の魅力はなんといっても
「スケール感」
です。
中世のヨーロッパを彷彿とさせる設定に
七つの大罪や聖騎士、後々は魔人族、妖精族が繰り出す
様々な必殺技と激しいバトル
このやりとりはとにかくスケールがデカイ!!
中世ヨーロッパっぽい舞台だとスケールが大きく感じてしまうのは
日本人の「性」なんですかね~
ただ、舞台が中世ヨーロッパっぽいというだけが
「七つの大罪」のスケール感を出している訳ではないんですよ。
とにかく色々と良いところがある漫画なので
そんな「七つの大罪」素晴らしさと面白さについて語っていきましょう!!
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「七つの大罪」のここが凄い!
キャラクター設定が絶妙!どいつもこいつも最高!
「七つの大罪」の素晴らしいところ?
と聞かれて真っ先に思い浮かぶのが
“キャラクターが最高すぎる!!”
という点です。
(私が好きなキャラクター 強欲の罪 バン)
妖精族とか魔人族とか人間じゃない種族がいた世界から
始まっているという設定を活かして
「とにかく色々なパターンのキャラクターが存在するんですよ」
「嫉妬の罪」のディアンヌは巨人族ですし
「怠惰の罪」のキングは妖精族
(怠惰の罪 キング)
と、人間と一線を画すことで
その種族が持つ特色を上手く描いているんですよね~
それぞれのキャラクターについても
七つの大罪のテーマである「嫉妬」とか「傲慢」とか
その言葉に合わせたキャラクターを作っているので
個性が活きまくっています。
(傲慢の罪 エスカノール)
キャラクターを描くときに一つ言葉を与えると
こんなにも個性が活きてくるんだなぁ
という事が良く分かります。
私も色々な漫画を見ているんですが
「やっぱり、キャラクターの弱い漫画は面白くない」
キャラクターを上手くデザイン出来ない漫画については
「七つの大罪」のようにいくつかの言葉を作って
それに当てはまるようなキャラを作ると良いじゃないかなと思います。
「繊細」とか「度胸」とか「批判」とか
とにかく言葉をいっぱい上げてみて
その言葉に当てはまるキャラクターを作っていけば
個性的なキャラが出来上がるんじゃないか?
と「七つの大罪」を見ていると思います。
会社とかでパンフレットを作る時とか
プレゼン資料を作る時とかでも使えそうなテクニックですよね。
とまあ、色々な事を考えてしまうほどに
「七つの大罪」は言葉とキャラがベストマッチしています。
付け加えると性格だけでなく、
“キャラクターが持っている技も超カッコいいです!”
「剣術」「魔法」「妖術」
なんでもござれの乱れ打ちにとにかく圧倒されます。
ここにもキャラクターが活きているんですよね~
それぞれのキャラクターの特性が全く違うから
持っている必殺技の種類が被らず
バトルに迫力とスリルが出てきます。
これだけ魅力的な必殺技とキャラクターを生み出すのは正直凄い!
「七つの大罪」はキャラクター設定の時点で
ヒット作が約束されていた
といっても過言ではないですね。
ジェットコースター感覚!ストーリー展開がめっちゃ速い!
「七つの大罪」は前述した通りとにかくスケールが大きいんですよね。
一般的にスケールが大きいという事は良いことなんですが
スケールが大きい漫画にも弱点があります。
それは
「ストーリー展開が遅い」
という点です。
一番典型的な例が「ワンピース」です。
私はワンピースを全巻持っていますし
ワンピースを素晴らしい漫画だと思っていますが
「大きなスケールで描いている分、ストーリー展開が遅い」
という弱点があるのは事実です。
ワンピースのファンであれば
そこまで掘り下げなくて良いから
もう少しストーリーのテンポをあげてよ~
という場面を何度も体験していると思います。
まあ、こういったストーリー展開の遅さは
スケールの大きい漫画にはよくある事なんですが
「七つの大罪」はスケールが大きいのに
ストーリー展開が速いんです!!
これが素晴らしいですよね~
1巻から漫画を読んでいると
「さあ、これからメリオダス達と聖騎士達の壮大なバトルが始まるぞ~」
と思うわけですが、漫画を読んでいくと
「えっ、そうなっちゃうの?」
「えっ、そこからまたそうなっちゃうの?」
という感じでストーリーがどんどん移行していきます。
このスピード感は「素晴らしい」の一言です。
長編漫画を読むときに一番苦痛に感じるのが
「ストーリーの停滞感」
ですからね~
よくもまあ、次から次へと展開を考えてくるなぁ
と、ただただ感心するばかりです。
だから、マンネリ感がなく、面白さをずっと体感出来るんですよね~
マンネリ感がある漫画が嫌いな人は
「七つの大罪」を読んでジェットコースターばりの
スピード感を味わってください!!
「七つの大罪」の全体評
「七つの大罪」は長編漫画らしいスケール感と
短編漫画らしいスピード感の双方を兼ね備えた漫画です。
相反する要素をうまく融合させた絶妙のストーリーはまさに絶品です。
また「七つの大罪」の言葉をうまく活かして
絶妙のキャラクター設定を行っているので
とにかくどんなキャラもカッコイイの一言です。
全てにおいてバランスが取れた高次元の漫画なので
「七つの大罪」を知らない人は是非読んでみてください。
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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
Post source:「七つの大罪」は超大作でありながらスピード感があって面白い!【感想・レビュー:ネタバレなし】