裏サンデーで２０１５年から連載されている
人気漫画「送球ボーイズ」（原案：フウワイ、作画：サカズキ九）について
感想（レビュー）を語ると同時に
「送球ボーイズ」の素晴らしさや得られる人生の教訓
などを話していきたいと思います。
（極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい）
また「送球ボーイズ」はどのあたりが特徴的なのか？
どのあたりが面白いところなのか？
「送球ボーイズ」の魅力やこうなればもう少し良くなるのにという点
などについても語っていきたいと思います。
今回取り上げる漫画は
「送球ボーイズ」
です。
「送球ボーイズ」は２０１５年から連載されている漫画です。
「送球ボーイズ」は裏サンデーで連載されているんですが
この裏サンデーは「ＷＥＢ漫画を無料で楽しむ」
という面白いコンセプトで成立している漫画なんですよね。
このブログでも
「ケンガンアシュラ」とか「銀狼ブラッドボーン」
などを紹介していて、無料のＷＥＢ漫画とは思えない
クオリティーの高い漫画がたくさんあるのが裏サンデーの魅力です。
（ケンガンアシュラ）
ちなみに「ケンガンアシュラ」や「銀狼ブラッドボーン」についても
レビューを書いているので、良かったら見てくださいね。
そんな裏サンデーで連載されている送球ボーイズですが
「送球」
という単語が示す通り
この漫画のジャンルは「スポーツ漫画」です。
スポーツ漫画の中でもハンドボールを題材にした漫画ですね。
「送球部」という単語でググってみると
「ハンドボール部」って出てくるように
ド直球のタイトルなんですよね。
以前はスポーツ漫画といえば、
「野球」とか「サッカー」とか「ゴルフ」とか
メジャーなスポーツばかりを題材にしていましたが
最近はマイナーなスポーツに焦点を当てた漫画も増えてきましたね。
（野球漫画の代表作 ダイヤのエース）
「薙刀」を題材とした「あさひなぐ」
「自転車」を題材とした「弱虫ペダル」
などマイナーなスポーツを題材として
大ヒットを飛ばすような漫画が出てきたので
「送球ボーイズ」も同じようなコンセプトで
マイナーなスポーツにフォーカスを当てて
連載されている漫画だと言えますね。
（週刊少年チャンピオンの人気漫画 弱虫ペダル）
一般的に知られていないスポーツを取り上げている時点で
ユニークさはあるのですが
送球ボーイズのどんなところが面白いのか？
という事について話していきたいと思います。
「送球ボーイズ」の魅力や改善点についても存分に語っていきましょう。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を３作品紹介しています
歴史物でオススメの漫画は？ → 人気ブログランキングへ
スポーツ物でオススメの漫画は？ → FC2 ブログランキング
サスペンス物でオススメの漫画は？ → にほんブログ村 漫画ブログ
「送球ボーイズ」はどんな作品？
「送球ボーイズ」は裏サンデーで連載されている人気漫画です。
ジャンルはスポーツ漫画（ハンドボール漫画）
原案はフウワイ、作画はサカズキ九
コミックスは９巻まで発刊されています。
（平成３０年５月３１日現在）
原案：フウワイ、作画：サカズキ九
出版社：小学館
掲載誌：裏サンデー
掲載期間：２０１５年２６号～
巻数 ９巻
（平成３０年５月３１日現在）
//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
「送球ボーイズ」の概要とあらすじ
富山県の氷見市は日本でも屈指のハンドボールが盛んな街です。
そんな氷見市の中で絶対的な王者として君臨する蓬莱大附属高校
常に勝利を記録する蓬莱大附属高校の前に幾多の高校が屈してきましたが
４年前に火鼠高校が蓬莱大附属高校の牙城をやぶり勝利を収めました。
その試合を見ていた主人公の佐倉凪（さくら なぎ）は
火鼠高校に強い憧れを持ち、火鼠高校への入学を決めました。
（主人公の 佐倉 凪）
凪はもちろんハンドボール部に入部したのですが
試合に出るには至らず、火鼠高校では控えの存在でした。
レギュラーを奪うために日々練習を積んでいる凪の元に
もう一人の主人公である志熊栄都（しぐま えいと）が入部を申し出ます。
（もう一人の主人公 志熊 栄都）
ハンドボール部主将である大月雪弥（おおつき ゆきや）は
志熊栄都の身長が低いことを理由に入部を断りますが
栄都はその理由に納得できず、食い下がります。
その情熱を認めた大月主将は１対１の対決で
１点でも取ったら入部を認めるという約束をします。
ハンドボールの初心者である栄都は
大月主将のプレイの前に善戦することもが出来ませんが
最後のワンプレイで体を斜めにしてシュートを決める
「ムササビシュート」
を披露
大月主将から１点をもぎ取った栄都は
火鼠高校ハンドボール部への入部を果たします。
ハンドボール初心者ながら、絶妙のボディーバランスと
運動神経を持ち合わせる栄都はどんどん上達していきます。
そして、栄都には他の人の動きを完璧に真似出来る
「ミラーリング」
という特技を持っていまｓ多。
ミラーリングという武器と高い運動能力を持ち合わせる
栄都は火鼠高校の秘密兵器となり
火鼠高校は秋の新人戦への挑みます。
果たして火鼠高校は秋の新人戦を勝ちあがることが出来るのか？
栄都と凪は火鼠高校の中心選手になることが出来るのか？
「ハンドボール」というスポーツ系漫画でも異色のスポーツを題材として
王道のストーリーを構成しているスポーツ漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
ストーリーとしては極めて王道。
一般的な漫画だと言えますが
なんといっても特徴的なのは
マイナースポーツのハンドボールを題材にしている点
です。
そもそも私はハンドボールのルールはほとんど知らなかったですからね。
そんな異色のスポーツ漫画である「送球ボーイズ」について
素晴らしさや見どころなどをたっぷりと語っていきたいと思います。
//adm.shinobi.jp/s/2d448c6cbe8ebfef5fd47df8bcb36075
「送球ボーイズ」のここが凄い！
知らないスポーツを扱っているから全てが新鮮！
冒頭で話した通り「送球ボーイズ」はハンドボール
というマイナーなスポーツを扱った漫画なので
私はルールを知りません。
唯一知っていたのは、
「ゴールを中心とした半円の中に入ってはいけない」
という事くらいです。
きっと他の人も同じくらいの認識だと思うんですよね～
なので、物語を読んでいると色々な事を発見することが出来ます。
ハンドボールのルールを把握することが出来ますし
ハンドボールで勝つための戦略なども知ることが出来ます。
あと、ハンドボールに必要な能力や要素を知ることが出来ます。
とにかくいろんなことが初見で新鮮なんですよ。
ストーリーとしてはお世辞には素晴らしいとは言えずに
普通の王道スポ根漫画という感じなんですが
ハンドボールというほとんどの人が知らないスポーツを扱う事で
王道のスポ根漫画の中に「新鮮さ」を取り込むことが出来ます。
ハンドボールって何？本当に面白いの？
と思っている人には是非読んでほしいですね。
「送球ボーイズ」のここを直せばもっと面白くなる！
キャラクター設定がふんわり…、もう少しエッジを立たせれば
送球ボーイズは主人公の志熊栄都と佐倉凪を中心に
色々なキャラクターが登場してきますが
「志熊栄都以外はちょっとふんわりした感じのキャラです」
（真面目な 大月主将）
志熊栄都というキャラクターについては
いろいろと特徴を持たせているんですよね。
・ダンスが得意で身体能力が高い
・ミラーリングという武器を持っている
ここに加えて、ダンスの講師をしていた非情な父親に育てられ
姉と違って才能を見せられなかった栄都は
母親と共に捨てられて、氷見市に引っ越す
というような黒歴史があったりと
色々なキャラ設定がなされているんですが
それ以外のキャラクターはちょっとイマイチです。
ミラーリングという武器を持つ栄都に対して
他のキャラクターはどんな武器を持っているのかが
イマイチはっきりとしません。
必殺と言えるシュートを持っているのか？
必殺と言えるブロックが出来るのか？
周りを見渡してキラーパスを出せるのか？
もう少し他のキャラクターにも武器を持たせてもいいと思うんですよね。
その武器を突き詰めたのが「黒子のバスケ」という漫画です。
それぞれのキャラクターが色々な必殺技を持つことで
感情移入できるようになると思うんですよ。
まあ、黒子のバスケの場合は必殺技が凄くなりすぎて
「完全に現実感をなくしてしまった」
という点があるので、現実感を持たせておきたいのであれば
“キャラクターの内面を掘り下げて描いていく”
という事が出来てくるとキャラが立ってくるんですよね。
同じバスケ漫画になってしまいますが
スラムダンクとかはそれぞれのキャラクターに
バスケへの向き合い方や過去などを上手くつけて
どのキャラクターも魅力的に仕上げています。
「送球ボーイズ」の場合、ハンドボールという皆が知らないスポーツ
という事で、新鮮味を出せている訳ですから
キャラクター設定をもう少ししっかりとしておけば
より面白くなると思うんですよね～
全体的にふんわりとしていて
ハンドボールを好きで頑張っているキャラクター
だけで構成されているような印象を受けるのが残念な点です。
それぞれのキャラクターにもっと個性を持たせてあげれば
「送球ボーイズ」は間違いなくもっと面白くなりますよ！
「送球ボーイズ」の全体評
「送球ボーイズ」はスポーツ漫画ですが
ハンドボールというマイナーなスポーツを取り上げているので
“色々な発見があって新鮮な漫画”
です。
ただ、栄都以外のキャラクターが普通のハンドボール部員
という感じで描かれてしまっている点が残念な点でもあります。
現状でもサクサクと読める爽快感はある漫画なので
もう少しキャラクターの掘り下げが出来ると
深みが出てきてより面白い漫画になってくれそうですね。
「送球ボーイズ」の今後に期待です！！
「送球ボーイズ」をすぐ読みたい方は
電子書籍書店である【eBookJapan】がオススメです。
国内最大のマンガ（電子書籍）販売サイトeBookJapan！
eBookJapanは本を買う毎にポイントがつくので、割引で本を買う事が出来るのが特徴です。
特にまとめ買いするとポイント５倍なのであっという間に
１０００円分以上のポイントが貯まるのでオススメです。
Source: 漫画ＧＩＦＴ～勉強として漫画を読むレビューサイト～
Post source：ハンドボールを扱った「送球ボーイズ」は発展途上の漫画という感じがした！【感想・レビュー：ネタバレなし】