漫画「囚人リク」は見ていると痛々しく感じるけど、熱いね~【感想・レビュー:ネタバレなし】

週刊少年チャンピオンで2011年から連載されていた
人気漫画「囚人リク」(作者:瀬口忍)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「囚人リク」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「囚人リク」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「囚人リク」の危うい魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「囚人リク」

です。

 

「囚人リク」は2011年に連載開始されていましたが
つい最近となる2018年まで連載されていた漫画なので
まだまだ新鮮味がある漫画です。

 

とはいえ、週刊少年チャンピオンで連載されていた漫画なので
まだまだどんな漫画か分からない人が多いと思うので

最初にこの漫画のジャンルを説明しておきましょう。

この漫画のジャンルは「アクション漫画」です。

 

「囚人」という言葉に示されるように
刑務所の中での話になるので
全体的にハッピーな雰囲気で行われる漫画ではなく
「陰」のオーラが漂っている漫画です。

 

ただ、「囚人リク」にはその陰をぶち壊すだけの
派手なアクションがあります。

 

設定も独特で、ただの脱獄ものとは呼べないオンリーワンの魅力がある漫画です。

そんあ「囚人リク」の魅力を存分に語っていきましょう。

 

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「囚人リク」はどんな作品?

「囚人リク」は週刊少年チャンピオンで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはアクション漫画
作者は瀬口忍
コミックスは全38巻が発刊されています。

 

作者:瀬口忍
出版社:秋田書店
掲載誌:週刊少年チャンピオン
掲載期間:2011年11号~2018年12号
巻数 全38巻

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「囚人リク」の概要とあらすじ

主人公のリク(栗田 陸)の住む世界は10年前に衝突した巨大隕石の影響でほぼ壊滅状態
徐々に復興していっているものの隕石が落ちた場所付近はスラム街と化してしました。


(主人公の リク こと 栗田陸)

 

リクの住むスラム街は厳しい環境でしたが
親身になってくれる警察官のおじさんのおかげもあり
なんとか生き延びていました。


(おじさん)

 

そんなある日、おじさんは警視総監の悪事を暴こうとしていた事がバレて
殺害されてしまいます。

そして、その殺害容疑をリクに向けられ
リクは刑務所に入れられてしまいます。

 

 

無実の罪で刑務所に入れられたリクは脱獄をして
おじさんの仇を討つことを誓いますが

リクに待っていたのは先輩囚人と刑務官に厳しい暴力


(先輩囚人の レノマ)

リクは地獄のような刑務所生活に耐えらえることが出来るのか?

そして、刑務所から脱獄しておじさんの仇を討つことが出来るのか?

スラム街で育った少年リクの壮絶なる戦いと
苦悩を描いたド根性のアクション漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

基本的には脱獄ものなんですけど
プリズンブレイクのようなリアリティーがあるものではなく

舞台は「隕石が落ちた東京」という設定が示す通り
SF的な要素を備えた漫画です。

 

囚人リクの素晴らしいところで語りますが
舞台設定だけでなく、世界観が独特なんですよね~

ここが囚人リクの魅力であり、特徴的なところになるので
さっそく「囚人リク」の素晴らしさとを語っていこうかなと思います。

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「囚人リク」のここが凄い!

見ていて痛々しくなるほどの追い込みっぷり

「囚人リク」では主人公であるリクが
無実の罪に問われて刑務所に入ってしまう

という背景から基本的には痛い目や辛い目に遭う事の多い漫画です。

でも…

「そこまで痛々しくなくていいんじゃね??」

って思うくらいに痛々しいシーンのオンパレードです。

 

リクって13歳なんですよ。

つまり、学生でいえば中学校1年生なんですけど
それでこんなに痛い目にあったら絶対耐えられないでしょ!!

という目に遭いまくりです。

 

まず、無実の罪で捕まる時にこんな目に遭います。

 

刑務所に入った後、レノマにこんなことをされます。

 

そして、刑務官にこんな目にもあいます。

 

どれもこれも痛すぎる!!!

 

いやいや、漫画だからさぁ

耐えられること自体はいいんだけど

「見ているこっちが痛いんです!!」

だって、レノマにはこんな事もされるんですよ~

 

あと、こんな事も

 

まあ、漫画なんでね。

主人公がピンチに追い込まれるというのは
当たり前っていや、当たり前なんですけどね。

 

それにしてもリクを追い込みすぎ…

いやぁ、追い込んだね~

 

ここまで追い込めば逆に清々しさすら感じます。

やっぱり物事ってとことんまでやり切ると
いい方向にいったりするんですよね。

リクへの追い込みはやり切った感がアリアリです。

 

作者の瀬口忍さんは相当なSですよ、こりゃ

このリクの追い込まれっぷりは「囚人リク」の一番の特徴であり
見どころであると言えますね。

 

急激に強くなっていくリクに孫悟空の姿を見た!

リクはスラム街で育ったこともあってか
気持ちの強さを持っている人間です。

でもね、最初リクが持っている強さは「気持ちだけ」なんです。

 

13歳だし、見た目はどう見ても小学生だし

“バトルはめっちゃ弱い”

のが、リクという人物だったんですが
バトルでの実力も徐々に上がっていきます。

脱獄ものなので、バトルについてはそれほど期待していなかったんですけどね~

 

なんだかドラゴンボールの孫悟空を見ているような成長を見せます。

 

ドラゴンボールは全ての格闘漫画(アクション漫画)の礎となっているような作品で

主人公が強くなっていき、次なる強い敵を倒す

という大いなるテンプレートをを与えてくれた漫画ですが

 

囚人リクはこのテンプレートに乗っかる形で

バトル漫画としてのクオリティーを上げている点が
見ていて爽快なんですよね~

 

どんなに痛めつけられてもへこたれないリクの気持ちの強さと
その気持ちの呼応するように成長していくリクの肉体

痛々しさが先行する「囚人リク」という漫画にあって

「リクの成長」を増幅させることによって

物語の振り幅がめちゃくちゃ大きくなっています。

舞台が広くないだけに、設定の狭さを
振り幅の大きさでカバーしている点はまさに圧巻ですね。

 

「囚人リク」の全体評

「囚人リク」はいわゆる脱獄ものの漫画ですが
その痛々しさは数多くある漫画の中でもトップレベルです。

そして、その痛々しさに負けないくらい
リクがたくましく成長していくので

痛々しさだけでなく、爽快感も感じることが出来る漫画です。

振り幅が大きく、熱い漫画なので
熱い漫画が好きな人は是非読んでください。

 

 

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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
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