胸キュンする、図書館戦争を読んだ感想

小説が原作の物が映像化や漫画化するのは、結構難しいものです。なぜなら小説を読んでいる際に思い描くイメージが各々あるからです。小説が漫画になると、イメージが壊れたなど思う人もいます。

 

しかし、個人的にその中でもイメージ通り、だと思ったのが白泉社から出ている『図書館戦争 LOVE&WAR』でした。

 

今回はそんな図書館戦争についてレビューします!

 

図書館戦争について

作者:弓 きいろ

巻数:全15巻

 

物語の舞台

原作は有川浩の『図書館戦争』です。近未来の世界、自由に文章を描くことが出来なくなった世界で、図書隊という組織が結成されます。

 

そこに入隊してきたのは、女性ながら170cmを越えた田舎出身の笠原郁。彼女は高校生の頃、自分をかばってくれた図書隊の男性…王子様を探し求め、憧れ、入隊してきたのです。

 

そんな彼女が出会ったのは、チビの鬼教官、堂上篤。笑う正論、小牧。エリート同期、手塚。美人の情報屋、柴崎。豪快な隊長、玄田。頼れる冷静な副隊長、緒形。勝気な記者、折口。可愛らしい少女、まりえちゃん、といった個性豊かな面々。

 

その中で、郁は成長していく…といったストーリーです。

 

ベタ甘恋愛とアクションがみどころ

なんといっても、アクション物語なのに中にちょこちょこ盛り込まれるベタな恋愛が見どころです。

 

原作小説もそうなのですが、電車の中では読めないレベルのニヤニヤが味わえます。

 

郁はこれまで恋愛とは程遠い世界で育ってきていますので、とにかくすべてが初心者。

 

これが恋なのだと気づくまでの紆余曲折、上手くいかず好きな相手を殴り飛ばす、背負い投げる…などなど、ベタ甘胸キュン、そして時にはもどかしくなります。

 

そして出てくるキャラクターの魅力がなんといっても強いです。堂上教官から郁への態度も時には笑えてしまうし、小牧のブラックな部分や手塚のまっすぐで素直なところ、そこへ絡む同じくブラックな柴崎など、とにかく見ていて飽きません。

 

全15巻ですが、最後まですらすら読めてしまいます。

 

ぜひ読んでほしい方

最近恋愛が足りていない人、キュンキュンが足りない人にはとにかくおすすめです。

 

本当に文章通り「ベタ甘」なのに、なぜかうるさくない。現実舞台ではないのに、どこかにいそうな感覚。いたら、思わずずっと見ていたくなる。何か刺激が足りない人にはぜひおすすめしたいです。

 

また、原作はアクション小説(もちろんベタ甘恋愛も小説通りですが)なので、アクションものを求める人にもぜひおすすめしたい作品です。

 

さらに、小説が好きな方には、ぜひこの漫画を読んだのちに原作も読んでみることをおススメします。

 

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