天は赤い河のほとり6巻を読んだのでネタバレあらすじ感想レビューします。
ヒッタイト対ミタンニの戦いが繰り広げられます。
歴史の上では、ただヒッタイトが勝利したとあるだけですが、いったいどのようにヒッタイト軍はミタンニ軍と戦ったのでしょう。
その謎は今も解明されていませんが、ユーリというイシュタルが実在したなら・・・。
そう思って天は赤い河のほとりを読むと、この出来事が色鮮やかく蘇り、感動せずにはいられません。
天は赤い河のほとり6巻あらすじ
イシュタルをミタンニのものに・・・。
そんな黒太子の命令で人質のような側室になったユーリ。
黒太子の後宮に入ったユーリは、青鹿の間にだけは入るなと忠告を受ける。
青鹿の間は、黒太子自らが封印した部屋だという。
その理由は定かではない。
だが、もし間違って入れば、即刻黒太子に殺されるという恐ろしい部屋だった。
もちろんそんなことに興味のなかったユーリだが・・・。
ある時、カイルからの手紙をユーリは受け取った。
そこには、青鹿の間に来て欲しいとの言葉が────・・・。
うれしくなって青鹿の間に駆けつけるユーリ。
だが、部屋にいるところを黒太子に見つかってしまい────・・・。
天は赤い河のほとり6巻ネタバレ
ユーリはナキア皇妃の妹にあたる黒太子の側室の嘘によって青鹿の間に呼び出された。
そのことを知った黒太子は、ユーリを殺すことをやめた。
「バカな女だ」
黒太子は言った。
だが、黒太子がユーリを手にかけなかったのは、ユーリの姿が一瞬ある女性に重なって見えたからだった。
黒太子がユーリに重ねてみた女性。
それはタトゥーキアという黒太子の姉の名だった。
ユーリは、ひとりの人間として人を惹きつける。
安息の家と呼ばれた負傷した兵たちの小屋で献身的な看病をするユーリ。
そのまっすぐさ純真さ優しさにいつしか人々はユーリに惹かれていく。
それは黒太子と呼ばれるマッティワザでさえもだった。
ヒッタイト対ミタンニ戦は、鉄を用いたヒッタイトの圧勝でミタンニの首都を制圧した。
残すは、ミタンニ王のトゥシュラッタのみ。
だが、城塞都市カルケミシュに逃れたトゥシュラッタ王と黒太子。
黒太子はユーリを人質に立てこもった。
籠城戦に入ったミタンニの守りは固く・・・。
ついにヒッタイトは皇帝のシュッピルリウマ1世が着陣した。
兵糧が尽きるまで待てばいい。
そういうシュッピルリウマ1世の言葉を聞いたカイルだが────・・・。
天は赤い河のほとり6巻ネタバレ感想
ミタンニ王のトゥシュラッタ、シュッピルリウマ1世などなど、歴史上の人物の名前がずらり・・・。
もうそれだけで、興奮してしまいます。
実際にはイシュタルのユーリはいないし、どんなふうにミタンニが敗退したのかはわかりません。
ですが、天は赤い河のほとりを読んでいると、こんなようなドラマが繰り広げられたのではという憶測が広がります。
いえ、まったく事実とは異なっていてもいいのです。
ただ、この壮大な歴史にロマンを馳せることができる。
それだけでも、ものすごくおもしろいんです。
そして、この黒太子とよばれているマッティワザ王子の姉・タトゥーキアですが、これが一説にはエジプトの王妃・ネフェルティティだったのではというのです。
もうドキドキの歴史漫画です。
実在した歴史上の人物と空想上の人物たちが入り混じって、壮大な物語が繰り広げられています。
そのロマンを漫画を読むことで体感しているような感覚に陥ります。
その感動は読んだ人にしかわかりません。
上手な表現ができませんがとにかくおもしろいんです!
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Source: 篠原千絵の漫画ネタバレあらすじ感想
天は赤い河のほとり6巻ネタバレあらすじ感想!ミタンニの滅亡と王妃ネフェルティティの謎