ＷＥＢ漫画で連載されている
人気漫画「懲役一善」（原作：宮月新、作画：田中基）について
感想（レビュー）を語ると同時に 「懲役一善」の印象的だった点
などを話していきたいと思います。
（極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい）
「懲役一善」のどのあたりが魅力的なのか？
見所も含めて語っていきつつ話したいと思います。
今回取り上げる漫画は
「懲役一善」
です。
何やら聞いたことのない四字熟語が出てきましたが
この「懲役一善」という漫画は私が好きな宮月新さんが
原作を手掛けている漫画なんです。
まずはこの漫画が、どんなジャンルの漫画なのかを説明していきましょう。
この漫画のジャンルは「サスペンス漫画」です。
宮月新と言えば「サスペンス漫画」
それもドロドロのサスペンス漫画のシナリオを書かせたら超一級品なんです。
普通の少年誌や青年誌しか読んでいない人には
耳馴染みがないかもしれませんが
あまり認知度の高くない媒体で作品をリリースしながらも
次々とメディアに取り上げられているんですよね。
橋本環奈さんが主演を務めた「シグナル１００」
松坂桃李さんが主演を務めた「不能犯」
などが映画化されています。
ぶっちゃけて言いますと、宮月さんのサスペンス漫画はグロいんです。
あまりのグロさの映画化、アニメ化、ドラマ化は無理かと
思っていましたが、それでも映画化してしまうくらいに
中毒性のある面白さなんですよね～
そんな宮月新さんが新しい作品を世にリリースする
というだけでノータイムで読みたくなりますよね。
という事で「懲役一善」の
感想・評価について語っていこうと思いますよ。
と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を３作品紹介しています。
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「懲役一善」はどんな作品？
「懲役一善」は『漫画Ｐａｒｋ』という
ＷＥＢサイトで連載されている人気漫画です。
ジャンルはサスペンス
原作は宮月新、作画は田中基
コミックスは２巻が発刊されています。
（２０２２年１１月３日）
原作：宮月新、作画：田中基
出版社：白泉社
掲載誌：漫画Ｐａｒｋ
掲載期間：２０２１年１２月１０日～
巻数 ２巻
（２０２２年１１月３日）
「懲役一善」を無料で読むには
「懲役一善」をすぐ読みたい方は
「マンガPark」という無料アプリで読むことが出来ます。
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「懲役一善」の概要とあらすじ
最愛の恋人を殺されながらも、恋人殺しの汚名を被る事になり
冤罪で刑務所へ収監されてしまったエリート刑事の楠木亘（くすのき わたる）
彼は刑務所長である峯崎京平（みねざき きょうへい）から一つの提案を受けます。
それは楠木を含めた囚人１５人を脱獄させるという事
ただし、その脱獄には条件がありました。
その条件とは「一日一善」を行うという事
日本政府は世間に知られる事無く『犯罪者更生プログラム』を作っており
峯崎の収める第八刑務所は実験対象として選ばれたのでした。
| ・１５人誰もが一日一善を行わないと全員が死ぬ
・１５人の誰かが犯罪行為を行った場合、ランダムで誰か一人が死ぬ |
囚人たちはこのルールに従い、頭の中に毒のカプセルを仕込まれ
国の管理下の元、監視をされます。
楠木は峯崎が仕掛けるこの試練を乗り越えられるのか？？
楠木は自らの無実を証明することが出来るのか？？
悪人たちが正義と悪について考え、行動することで
様々な人間模様を描くダークサスペンス漫画
全体の概要・あらすじはこんな感じです。
「懲役一善」と検索して下さいね。
第一回目のところからツッコミどころが満載なのですが
無茶苦茶な設定ながら、その設定の中で
ドロドロしたドラマを描くのが宮月新作品なんですよ。
そんな「懲役一善」の特徴を話していきたいと思います。
「懲役一善」の特徴
悪意の塊、宮月ワールドを堪能せよ！
「懲役一善」の最大の特徴は
”どこにいっても悪意ばかり”
という救いようのないダークストーリーです。
ストーリーとしては刑務所にいる犯罪者たちが
集団で一日一善を達成することが出来ればＯＫ
最新システムを使って監視しながら
囚人達は善の心を取り戻す事が出来るのか？？
というシンプルなストーリーになっていますが
このシンプルな流れを宮月さん特有の悪意で塗りつぶすのが
最大の見所だと言えます。
そもそも、全員で一日一善を達成しようとすれば
最初は揉める事があれど、
最終的には善を行うために一致団結していく
という流れになっていくわけですが
なぜか刑務官側がこの壮大な実験を邪魔しようとします。
そもそもこの実験の目的は何なんですか？
とツッコミを入れたくなるくらいに
仕掛ける側が全員を殺そうとします。
だったら、無罪放免とか言わないで
ずっと刑務所の中で飼い殺しにすればいいんじゃない？？
と思わずにいられないくらいに悪意の連続です。
今まで悪意を持って登場した人物が
新しい悪意を持った登場人物に苦しめられる
そして、悪意を持っていた人物が善に変化し
悪意によって苦しめられる。
この無限ループが「懲役一善」の見所なんです。
どこまでも残虐で冷徹な宮月ワールドを堪能して下さい。
「懲役一善」の全体評
「懲役一善」は宮月新さんらしいダークな
サスペンス漫画に仕上がっています。
人間は善にもなれば、悪にもなる存在です。
宮月作品はその悪意を目いっぱいに広げて
ストーリーを展開していくんですよね。
漫画を見ているとツッコミどころは満載なのですが
そんなツッコミは不要なほどに仕上がっています。
ダークなストーリーが好きな人は
是非、一度読んでみて下さい。
「虐殺ハッピーエンド」「不能犯」に
負けないくらいの仕上がりを見せていますよ。
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