漫画「軍鶏」ほど主人公がクズ人間な漫画はないかも…【感想・レビュー:ネタバレなし】

漫画アクションなどで連載されていた
人気漫画「軍鶏」(原作:橋本以蔵、作画:たなか亜希夫)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「軍鶏」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

また「軍鶏」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

「軍鶏」の魅力なども語っていきたいと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「軍鶏」

です。

 

私はこの漫画の事をずっと知らなかったんですが

2005年に小説化されたり
2008年に映画化されたり、

と、かなり人気を博した漫画です。

 

とはいえ、私と同様に知らない人が多いと思うので
最初に漫画のジャンルについて説明をしていきましょう。

この漫画のジャンルは「格闘漫画」です。

 

格闘漫画と言うと

「グラップラー刃牙」や「ケンガンアシュラ」

などが、そのジャンルの代表になりますが
これらのような明快な格闘漫画じゃないんですよね。

  
(左;グラップラー刃牙  右:ケンガンアシュラ)

 

 

今まで紹介した格闘漫画の中では「タフ」っぽい感じ
ちょっとシリアスでダークな雰囲気を醸し出す漫画に仕上がっています。


(タフ)

 

しかも、曰く付きなのは作風だけでなく

漫画家と原作者が著作権を争い裁判になり
しばらく休載されていた

というエピソードもあったりして

なかなかの雰囲気をまとった漫画になっています。

 

という事で、超個性派の格闘漫画「軍鶏」がどんな漫画なのか?

そして、どんなところが面白いのか?

そういったところを伝えられたらいいなぁと思っているので

「軍鶏」の魅力について存分に語っていきましょう。

 

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「軍鶏」はどんな作品?

「軍鶏」は漫画アクション、イブニングで連載されていた人気漫画です。
ジャンルは格闘漫画
原作は橋本以蔵、作画はたなか亜希夫
コミックスは全34巻が発刊されています。

 

原作:橋本以蔵、作画:たなか亜希夫
出版社:双葉社

掲載誌:
漫画アクション(19巻以前)
イブニング(20巻以降)

掲載期間:1998年~2015年
巻数 全34巻

 

 

「軍鶏」を無料で読むには

「軍鶏」をすぐ読みたい方は
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「軍鶏」の概要とあらすじ

主人公の成嶋リョウはエリート家庭に生まれ
東大入学確実と言われる学力を持っている子供でしたが

親の締め付けに苦しみ、16歳の時に
両親を刺殺してしまいました。


(主人公の 成嶋 リョウ)

 

その罪により、少年院へ送致されます。

少年院では様々な犯罪を犯した子供がいますが
その中でも両親を殺した成嶋リョウは異例中の異例で
その罪の内容から執拗なイジメを受けます。

暴力を受け、オカマを掘られるなどの虐待を受けたリョウは
非力ながらも反抗して、跳ね返していきます。

 

そんなリョウの前に空手の達人であり
リョウの生涯の師匠となる黒川健児が
少年院にいる子供たちに空手を教えに現れます。

暴力を受け、このままだと殺されてしまうと感じた
リョウは黒川から真剣に空手を学び、強くなる事を決意。

類まれなる集中力でメキメキと力をつけて、
少年院の中では敵なしの状態になります。

 

それでも、看守や罪を犯した子供から受けますが
それに耐えきり、少年院を出所します。

 

少年院を出たリョウですが、
「男婦」や「チンピラまがいの悪事」を働き
真っ当な生活を送ることは出来ません。

自分に絡む者は手あたり次第傷つけていくリョウですが
一人のプロデューサーの目に止まり、空手の大会に出場することになります。

 

果たしてリョウは真っ当な人生を送ることが出来るのか?

リョウの前に立ちはだかる真の敵は誰なのか?

「親殺し」という重罪を犯した一人の青年が
日の目にあたらない闇社会で生きていく中で

光の当たる世界を目指してもがいていく姿を描いた
重厚かつダークな格闘漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

と、ストーリーを話してみましたが

言葉で説明する以上に重いんですよね。

 

まあ、親を殺してしまったとかは設定して
ないパターンではないと思うんですが

少年院での暮らしや少年院を出てからの暮らし
そして、空手の大会に出る事が決まってからのリョウ

全てにおいてスーパーヘビー級の重さを持ち合わせています。

 

という事で、そんなスーパーヘビー級の重さを誇る

「軍鶏」の素晴らしさとを語っていこうかなと思います。

 

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「軍鶏」のここが凄い!

近年では異様なほどのダークヒーロー、この人物をどう受け取る?

「軍鶏」に最もインパクトを与えているのは

主人公の 成島リョウ です。

 

成島リョウの特徴は

「めちゃくちゃヤベー奴!!」

という一言に尽きます。

 

冒頭の部分で語られる親殺しについては
ある程度仕方が無いと思うんですよね。

親に心を殺されて、抜け殻のように生きている人はいますし
そういった苦しみが爆発してしまったというのは
理解する事が出来ます。

 

そして、少年院に入ってから過酷ないじめに遭い
(いきなりオカマを掘られるというのは衝撃…)

それに反発するように暴力で対抗してしまう

というのも分かるんですが

 

その後も、更正の余地がない…

たいして何もしていない人に対して

イライラしているからって暴行するし

空手の大会に出てもすぐに急所を狙うわ

相手のプライベートを探って、弱みにつけ込んで脅すわと

まあ、更正の余地など一変もありません。(笑)

 

多分、漫画を読んでいる人のほとんどが

”なんでこんな素行の奴が空手大会に出られるの?”

と感じると思うんですよね。

 

ただ、主人公がこれだけクレイジーだと
物語は書きやすいんじゃないかなと思います。

だって、他に例がないですもんね。

 

どんなダークヒーローでもどんどん更正していって
最終的には正義の味方みたいな形になるんですが

成島リョウは違いますよ。

良くも悪くも、常に心にモヤモヤしたものを残してくれます。

 

リョウ君の悪行三昧に注目して下さい。

貴方は耐えられますか??

 


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暗い漫画が好きな人は必見!闇社会に包まれるダークな漫画

「軍鶏」は主人公がダークヒーローであるだけでなく
漫画の作風全体が暗い雰囲気に包まれています。

まず言いたいのはその ”色使い” です。

 

基本漫画なので、カラーではなく、白黒なんですけれども

「あれっ?他の漫画ってカラー漫画だっけ??」

と思わせるほどに白黒感が表に出ています。

 

この色使いの段階で、なにか昔っぽいような、

アウトローな感じを演出しているんですよね。

そして、漫画に出てくるキャラクターには
あまりまともな人がいません。

 

まあ、成島リョウが少年院上がりで
暴力に次ぐ暴力で、すぐにキレる奴なので

まともな奴も出てきづらい作風になっているんですが

この令和の時代の物とは思えないような
ノスタルジックな時代背景を見せてくれます。

 

平成・令和生まれの人にとっては

「なんだ、この世界感??」

と、感じるような作りですが

この昭和の中にあるニッチな裏社会的な世界観は

暗い漫画を読みたいという人にとってはピッタリですね。

 

 

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「軍鶏」の全体評

「軍鶏」は暗い世界観で勝負をしている漫画なので
かなり読む人を選ぶような漫画に仕上がっています。

漫画の主人公と言えば、「ヒーロー」である事がほとんどですが
「軍鶏」の主人公である成島リョウは漫画の中では異例となる

100%のダークヒーロー

(見る人によってはただのクズ)

となっており、このキャラクターに共感できるかどうかで
漫画を楽しめるかどうかが、変わってきそうですね。

暗い漫画が好きな人は、是非一度読んでみて下さい。

 

 

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