麻雀漫画「ワシズ 閻魔の闘牌」、スピンオフとしてはこんなもんかなぁ【感想・レビュー:ネタバレなし】

近代麻雀オリジナルで2008年から連載されていた
人気漫画「ワシズ 閻魔の闘牌」(原案:福本伸行、作画:原恵一郎)について
感想(レビュー)を語ると同時に
「ワシズ 閻魔の闘牌」の素晴らしさや得られる人生の教訓

などを話していきたいと思います。
(極力ネタバレのない形で話をしていますが、紹介上、若干のネタバレがある点はご容赦下さい)

「ワシズ 閻魔の闘牌」はどのあたりが特徴的なのか?
どのあたりが面白いところなのか?

このあたりを踏まえていきながら「ワシズ 閻魔の闘牌」の素晴らしさ
あと物足りなさについて大いに語っていこうと思います。

 

 

今回取り上げる漫画は

「ワシズ 閻魔の闘牌」

です。

 

「ワシズ 閻魔の闘牌」というタイトルを見てピンとくる方は
相当な麻雀漫画マニアか福本作品マニアですよね。

タイトルだけを見ても

この漫画は「ギャンブル漫画」であり

しかも、「麻雀」を題材に扱った漫画だ

という事は分かると思いますが
普通の人は聞いたことがないと思うんですよね~

私は麻雀が好きなんで、色々な麻雀漫画を知っていますが
興味のない人はほとんど知らないはずです。

 

この「ワシズ 閻魔の闘牌」に出てくる主人公のワシズは

福本伸行さんの麻雀漫画の代表作である
「アカギ」に出てくるキャラクターなんですよね。

 


(福本伸行作品の代表作 アカギ)

つまり「ワシズ 閻魔の闘牌」という漫画は
「アカギ」のスピンオフ作品な訳です。

 

ちなみに「アカギ」という漫画も
福本伸行さんが以前書いた「天~天和通りの快男児~」

という漫画のスピンオフ版なので

スピンオフ漫画のスピンオフ

という漫画界のマトリョーシカ状態の中で生まれたのが
「ワシズ 閻魔の闘牌」という漫画です。


(福本伸行さんの原点と言える漫画 天)

まあ、裏を返せば

「天~天和通りの快男児~」という漫画が非常に人気があった

そして、そのスピンオフである「アカギ」という漫画も非常に人気があった

だからこそ生まれた漫画だと言えます。

 

という事で「ワシズ 閻魔の闘牌」も人気のある漫画になったのか?

という事でこれから「ワシズ 閻魔の闘牌」について、
面白いと思った魅力を語っていくと同時に
イマイチだと思った点も話していきたいと思います。

 

と、その前に今、漫画好きの私がオススメな漫画を3作品紹介しています

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「ワシズ 閻魔の闘牌」はどんな作品?

「ワシズ 閻魔の闘牌」は近代麻雀オリジナルで連載されていた人気漫画です。
ジャンルはギャンブル漫画(麻雀漫画)
原案は福本伸行、作画は原恵一郎
コミックスは全8巻が発刊されています。

 

原案:福本伸行、作画:原恵一郎
出版社:竹書房
掲載誌:近代麻雀オリジナル
掲載期間 2008年7月号~2012年11月号
巻数 全8巻

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「ワシズ 閻魔の闘牌」の概要とあらすじ

昭和23年、敗戦から3年が経った東京は徐々に
活気を取り戻しつつありました。

そこに立つ一人の青年

その青年の名前は鷲巣巌(ワシズ イワオ)


(主人公である ワシズ)

ワシズは毎晩のように高レートの麻雀店へ出入りして
連戦連勝の大勝を収めていました。

鷲巣は帝都大学(昨中だと日本で一番の大学っぽい)を
首席で卒業して、そのIQは200を超える天才でした。

 

また特別高等警察に入り、権中警視(良く分かりませんが多分めちゃくちゃ偉い役職)まで
上り詰めるという日本が誇る逸材でした。

 

麻雀で負け続けている米兵はワシズを倒すべく
代打ちの男を雇ったり、暴力をちらつかせたりしますが
ワシズはこれらを退け、勝ち続けます。

ワシズは日本で初めてのコンサルタント会社「共生」を立ち上げます。

ワシズは政界、経済界に太いパイプを持っており
恐喝まがいの方法で情報を得て、一気にトップ企業となっていました。

敗戦の最中、日本をもう一度蘇らせようとするワシズ

 

そんなワシズを良く思わない者や敵も多数現れますが
ワシズは得意な麻雀を使って戦っていきます。

果たして、ワシズはどこまで上り詰めていくのか?

ワシズを倒すような敵は現れるのか?

 

鷲巣巌という稀代の逸材の豪快な人生を描きながら
スリリングな勝負を行っていく麻雀漫画

 

全体の概要・あらすじはこんな感じです。

 

ストーリー(あらすじ)を見てもらうと分かる通り

「ワシズ 閻魔の闘牌」は

麻雀でどんどん敵を倒していくアクション漫画です。

鷲巣巌というキャラクターを生み出した「アカギ」の中では
“最強の敵”というような触れ込みで登場していますからね

その最強のスペックをいかんなく発揮しながら
麻雀で戦っていくというストーリーになっています。

という事で「ワシズ 閻魔の闘牌」の
特徴的なところを語っていこうかなと思います。

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「ワシズ 閻魔の闘牌」のここが凄い!

最強スペック最高!ワシズのヒーローぶりを堪能あれ

「ワシズ 閻魔の闘牌」の中で最も特徴的なのは

“主人公がひたすらに最強である”

という事に尽きます。

 

普通漫画の主人公って最強のスペックを持たないですよね。

だって、物語が盛り上がらないじゃないですか。

 

例えば、「グラップラー刃牙」に出てくる最強のキャラクター
範馬勇次郎が漫画の主人公だったら…


(グラップラー刃牙の 範馬勇次郎)

どんな敵が出てきても勇次郎が圧倒的に強すぎて
格闘漫画として成り立たないですよね。

だからこそ刃牙が主役なんですよ。

苦戦もすりゃ、負けもすりゃ、隙もある。

こんなキャラクターが主人公だからこそバトルが盛り上がるんですよね~

 

だけれども、「ワシズ 閻魔の闘牌」は違います。

グラップラー刃牙でいうところの範馬勇次郎的な存在
頭もよく、力もあり、豪運を持っている鷲巣巌が主人公なんです。

 

だから、正直どんな強敵が現れてもドキドキしません(笑)

 

だって、完璧な強さを誇る鷲巣巌が負けるわけないんですから。

相手の得意技や仕掛けた罠に引っかかっていても

「あー、引っかかったフリしてるだけでしょ」

と、思ってしまいます。

 

そして、結果は案の定、全てがワシズの掌の上での出来事

たまに「おっ、ワシズが負けたか?」

みたいなシーンもあったりするんですが
負けた後のどんでん返しをしっかりと仕掛けているんです。

 

とにかくワシズが最高なんですよ!!

それが分かればいいんです。

ストーリー的な浮き沈みやハラハラなんてくそくらえ

日本の歴史上で最も最強の男であるワシズの生き様を体感する漫画なんですね~

それゆえに深みこそないものの

“爽快感がハンパない” です

 

ワシズの最強で最高なヒーローぶりを堪能してください。

 


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「ワシズ 閻魔の闘牌」のここが残念!

福本作品の真骨頂といえる最高の麻雀バトルが見たかった!

冒頭で話した通り「ワシズ 閻魔の闘牌」は麻雀漫画です。

なので、バトルとなる麻雀の中身について期待していたんですが
残念ながら濃い麻雀バトルは見られない漫画です。

「ワシズ 閻魔の闘牌」の前身である「アカギ」や
「アカギ」の前身である「天~天和通りの快男児~」は

とにかく麻雀の中身が面白かったんですよね~

 

まあ、「ワシズ 閻魔の闘牌」に関しては作画している人が
福本伸行さんではなく、原恵一郎さんになっていて
福本伸行さんは原案を出しているだけなので

漫画の細かいストーリーや設定については
そこまで関与していないんでしょうけどね。

麻雀勝負の中身が「アカギ」や「天~天和通りの快男児~」と比べて
一気にクオリティーが下がったという事は否めません。


(ワシズの元には字牌がたくさん集まる)

 

ちなみに「アカギ」に出てくるワシズは頭の切れで勝負をするタイプではない
ワシズが持っている「格(オーラ)」と日本随一の「強運」で勝負をする人物なので

相手の心理を読んで、どうのこうの

というタイプの勝負はしなくてもいいと思うんですが

「ワシズ 閻魔の闘牌」に出てくるワシズは
頭も日本一切れていて、相手の心理を読むことにも長けている

という感じの設定なので、麻雀の中身については

福本作品の世界観を壊さず、シビアな勝負をしてほしかったなぁ

と、思ってしまいます。


(ありえない配牌を手に入れるワシズ)

 

結局のところ「ワシズ 閻魔の闘牌」はヒーローものの漫画なんですよね~

鷲巣巌という名前を聞くと、

どうしても「素晴らしい麻雀バトル」
を想像してしまいますので、その点はちょっと残念でしたね~

 

「ワシズ 閻魔の闘牌」の全体評

「ワシズ 閻魔の闘牌」は麻雀漫画でありながら
鷲巣巌という人間を描いたヒーローもののアクション漫画に仕上がっています。

普通の漫画ではあり得ない「完全無欠のキャラクター」が主人公なので
勝負の勝ち負けにはそれほどハラハラさせられませんが

ワシズが敵をバッタバッタと倒していく姿は「爽快」の一言です。

福本作品好きにはちょっと物足りないところはあると思いますが
麻雀好きなら楽しめる作品ですし、鷲巣巌が好きなら絶対にハマる作品ですよ。

 

 

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Source: 漫画GIFT~勉強として漫画を読むレビューサイト~
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